別れてから夜になるまで、僕とレアは一度も話すことはなかった。
もし誰かに怪しまれたらとんでもない事になる。この事は二人の秘密なのだ。
そして、仕事が終わり、二人は別れ、それぞれの家へと戻っていった。
僕は、家に帰り、着替えることも忘れ、妻にこのことを詳しく話した。妻はこの事を聞いて、とても驚き、そして悲しんだ。
そんな妻の顔を見て、僕は決心した。
「なあ・・・。」
「なに?」
「僕を、未知の星に行かせてくれ。僕は、ピクミン達を助けたい。」
僕は、妻に強く言った。すると妻は、優しい顔をして、
「いいわよ。でも、すぐ帰ってきてね。」
と、言った。
それを聞いて、僕は咄嗟に宇宙服に着替え、子供にさようならをいって、家を飛び出した。行く先は、当然レアの家だ。
レアの家に着くと、玄関先に、宇宙服を着ているレアが立っていた。
「おお、オリマー。どうだった?」
「僕は了解をもらったよ。お前は?」
「この格好を見ればわかるでしょう。俺もOKだ。」
「よし!・・・それで、どうする?」
「とりあえず、手紙を送った方に向かおう。僕は赤ピクミンへ。お前は黒ピクミンへ。でも、宇宙船は2人で一つだ。星に着くまでは一緒に行動したほうが作戦とかも練りやすいだろう。」
「うん。そうしよう。じゃあ、早速行こうか。」
「ああ。」
二人はそう言うと、レアが愛用している宇宙船がある庭へと向かった。
庭には、大きな宇宙船がズンッと、立っていた。
「さあ、乗り込もう。もう出発の準備はしてある。」
僕とレアは宇宙船に乗り込もうとした。しかし、僕は一瞬、宇宙船に乗り込むのをためらった。ピクミンを助けたい。でも、自分が行って、本当に助けれるのかという不安と、ピクミン達が、「お前達のせいでこうなったんだ。」と攻撃をしてこないかという恐怖が心の底にあった。
だが、ピクミンを助けたいという気持ちが打ち勝ち、僕は宇宙船へと乗り込んだ。
「よし。行こう。」
レアはそう言い、宇宙船を出発させた。
ホコタテ星に、一つの光が飛びだっていった。............