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クマチャッピー著 ピクミン労働作戦 - 〜火山地帯の決戦〜

📚 目次

1 その他 (50ページ)

〜提案〜
└ 第1節
2
〜開会式〜
└ 第2節
3
... 23ページ省略 (p.4〜p.26)
📍 〜火山地帯の決戦〜
└ 第27節
28
29
... 19ページ省略 (p.30〜p.48)
〜説得作戦〜
└ 第48節
49
〜砦へ〜
└ 第49節
50

〜火山地帯の決戦〜

第27節
28/50 ページ

 『あの竜』が、村長の前にゆっくり降りてきた。

 口からは、少し、炎が洩れている。

 それから、しばらく沈黙が続いた。皆、突然の竜の登場で、驚いているのだろう。聴こえるのは、火山の噴火の音だけ。

 最初に動いたのは、赤ピクミンのほうだった。

 村長が、

「行けー!」

 と叫ぶと、赤ピクミンのほぼ全員が、竜に向かっていった。しかし、竜も負けていなかった。尻尾を振り回し、赤ピクを吹っ飛ばした。だが、赤ピクはまた向かっていく。

 今の所、赤ピクの方が有利である。赤ピクは波に乗って、どんどん攻めていった。と、その時、竜が新しい行動をとった。

 口から、炎を吐いたのだ。炎に当たった赤ピク達は、干からびて死んでしまった。

「皆戻れー!」

 村長が言うと、赤ピクたちが集まってきた。恐らく、体勢を整えるのだろう。

「いいか?奴の炎は、火に強いワシ達赤ピクミンでも火傷するくらいの熱さ。あの炎には絶対に当たるなよ!」

 そう言って、村長は赤ピクを、戦場へと行かせた。

 それから、戦いは、もっと激しくなった。

 竜の尻尾が強く振り回され、火山に傷をつけた。

「皆!前へ回れ!後ろは、尻尾で危ないぞ!」

 村長の言うとおりに、赤ピク達は前に回りこんだ。しかし、竜は、前に来た赤ピク達を、蹴り飛ばし、吹っ飛んだ所を、炎で焼いた。

「!!!!!」

 さっきの攻撃で、赤ピクは、もうほとんどいなかった。まさに、絶体絶命・・・。

 赤ピクは、村長を合わせて35匹となってしまった。この数では、この竜を倒すのは、ほぼ不可能だ。

 村長は、呆然としていた。自分の提案で、仲間が半分も死んだのだから・・・。

 と、ボーっとしていると、

「危ない!」

 という声が聞こえた。

 ふっと正気に戻ると、竜が、村長に向かって炎を吐こうとしていた。しかし、村長はあまりの唐突の出来事に、金縛りにあった。

 ただ、ずーっと竜を見つめていた。竜が、炎をは・・・・・。

 その時であった。火山の上から、大きな岩石が落ちて来た。その岩は、竜にあたり、竜は、岩石とともに奈落の底へと落ちていった。

 あまりにも早かった為、赤ピク達は最初、何があったか分からないでいた。

「村長。村へ帰りましょう。」

「ああ・・・。」

 村長は、小さな声で言った。

 村長は、怖かった。自分の作戦で、どれだけのピクミンが死んか・・・。村へ帰ったら、皆になんて言われるだろう・・・。

 35匹の赤ピクは、村へと帰っていった。.......