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クマチャッピー著 ピクミン労働作戦 - 〜獅子を従える者〜

📚 目次

1 その他 (50ページ)

〜提案〜
└ 第1節
2
〜開会式〜
└ 第2節
3
... 13ページ省略 (p.4〜p.16)
📍 〜獅子を従える者〜
└ 第17節
18
19
... 29ページ省略 (p.20〜p.48)
〜説得作戦〜
└ 第48節
49
〜砦へ〜
└ 第49節
50

〜獅子を従える者〜

第17節
18/50 ページ

「グオオオオオ!」

 ドツキシシは、変な声を出しながら、突進してきた。

「おい!奴らが来たぞ。気を引きしめろ!」

「オウッ!」

 ドツキシシが突っ込んでくる。が、紫ピクミン達も攻撃態勢は出来ていた。

「来るぞー!」

 五郎が言うと、紫ピクミン達は、無謀にもドツキシシに突撃しに行った。

『ドン!』

 さすが力持ちな紫ピクミン。ドツキシシの突進を、素手で止めた。しかし、ドツキシシだって負けちゃいない。全力の力を出して、紫ピクミンに突撃しようとする。力と力の相撲大会。じりっじりっと紫ピクミンが押されると、また、じりっじりっと押し返す。

 紫ピクミンの後ろには、岩が待ち受けている。少しでも手を抜いたら、岩とドツキシシに潰されてしまうかもしれない。

 ドツキシシだって、手を抜いて引っくり返ったらもうお終い。紫ピクミンのヒップドロップはとても強烈だ。

 両者とも、少しも手を抜けない戦いが今ここで、行われている。と、その時、五郎が、皆に合図を送った。

「右へ回避!」

 そう言うと、紫ピク達は右へドスンとよけた。不意によけられ、ドツキシシは思いっ切り岩にぶつかった。脳天を強くぶつけたドツキシシは、ほとんどの数が失神した。

「よっしゃ!今だ、攻撃!」

 五郎が言うと、一斉に紫ピクミンが攻撃をした。もうドツキシシは、岩にぶつけてから起き上がる事もなく、呆気なくやられた。

「やったー。やりましたぜ若旦那ぁ!」

 近くにいた一人が言った。

「うん。オイ達の完全勝利だな。ん?」

 五郎は、倒れているドツキシシの近くに、何かあるのを発見した。

「これは、もしかしたら、お宝?」

「そうですよ。若旦那ぁ!」

 そこには、万歩計が落ちていた。五郎のプライドが、このお宝を発見させたのだ。皆が喜んでいる時

「グオオオオオ!」

 と、さっきのドツキシシ達より、もっと大きな鳴き声が響いてきた。

「な、何ださっきのは・・・。」

 鳴き声が聞こえた方を向くと、そこには、もう一匹のドツキシシがいた。

いや、ただのドツキシシではない。

 体は、通常の2倍。二角は、驚くほど太く、太くて長い尻尾が生えていた。これは、どう見ても普通のドツキシシではないだろう。

「ど、どうしますか、若旦那ぁ・・・。」

「ここまで来たんだ!オイはやるぜ。お前らはどうする?」

「勿論、若旦那についていきますよ。」

「よし、それこそオイが認めたピクミン達よ。よし、行くぞー!」

「オウッ!」

 こうして、大きなドツキシシと、紫ピクミンの戦いが始まった。........