「グオオオオオ!」
ドツキシシは、変な声を出しながら、突進してきた。
「おい!奴らが来たぞ。気を引きしめろ!」
「オウッ!」
ドツキシシが突っ込んでくる。が、紫ピクミン達も攻撃態勢は出来ていた。
「来るぞー!」
五郎が言うと、紫ピクミン達は、無謀にもドツキシシに突撃しに行った。
『ドン!』
さすが力持ちな紫ピクミン。ドツキシシの突進を、素手で止めた。しかし、ドツキシシだって負けちゃいない。全力の力を出して、紫ピクミンに突撃しようとする。力と力の相撲大会。じりっじりっと紫ピクミンが押されると、また、じりっじりっと押し返す。
紫ピクミンの後ろには、岩が待ち受けている。少しでも手を抜いたら、岩とドツキシシに潰されてしまうかもしれない。
ドツキシシだって、手を抜いて引っくり返ったらもうお終い。紫ピクミンのヒップドロップはとても強烈だ。
両者とも、少しも手を抜けない戦いが今ここで、行われている。と、その時、五郎が、皆に合図を送った。
「右へ回避!」
そう言うと、紫ピク達は右へドスンとよけた。不意によけられ、ドツキシシは思いっ切り岩にぶつかった。脳天を強くぶつけたドツキシシは、ほとんどの数が失神した。
「よっしゃ!今だ、攻撃!」
五郎が言うと、一斉に紫ピクミンが攻撃をした。もうドツキシシは、岩にぶつけてから起き上がる事もなく、呆気なくやられた。
「やったー。やりましたぜ若旦那ぁ!」
近くにいた一人が言った。
「うん。オイ達の完全勝利だな。ん?」
五郎は、倒れているドツキシシの近くに、何かあるのを発見した。
「これは、もしかしたら、お宝?」
「そうですよ。若旦那ぁ!」
そこには、万歩計が落ちていた。五郎のプライドが、このお宝を発見させたのだ。皆が喜んでいる時
「グオオオオオ!」
と、さっきのドツキシシ達より、もっと大きな鳴き声が響いてきた。
「な、何ださっきのは・・・。」
鳴き声が聞こえた方を向くと、そこには、もう一匹のドツキシシがいた。
いや、ただのドツキシシではない。
体は、通常の2倍。二角は、驚くほど太く、太くて長い尻尾が生えていた。これは、どう見ても普通のドツキシシではないだろう。
「ど、どうしますか、若旦那ぁ・・・。」
「ここまで来たんだ!オイはやるぜ。お前らはどうする?」
「勿論、若旦那についていきますよ。」
「よし、それこそオイが認めたピクミン達よ。よし、行くぞー!」
「オウッ!」
こうして、大きなドツキシシと、紫ピクミンの戦いが始まった。........