「こ、こいつが・・・・・声の正体・・・・・」
紫ピクミン達は青ざめていた。
『そのとおり。さてどうかな?初めて私を見た感想は・・・・・?』
《ま、ビビッて何もしゃべれねえか。》
と別の声がした。紫ピクミン達が別の声のほうを見ると、大蛇が上げた尻尾の先が、膨らんでいた。
そしてその尻尾の先が2つに割れ、蛇の口の形になった。その尻尾は、まるで目のない蛇の顔、いや蛇の顔そのものだった。
《それよりヘッド。あいつらは俺が見つけたんだぜ?ちゃんと俺にも分けてくれんだろうな。》
『心配ないテール。こんなにも餌があるんだ、分け前はやるよ。』
どうやら尻尾のほうは頭のほうをヘッド、頭のほうは尻尾のほうをテールと呼んでいるらしかった。
『さてと、』
《じゃあ、》
『《そろそろランチタイムと行こうか。』》
とその時、地下6階の壁の一部が崩れ、一匹の蛇が飛ばされてきた。
[ぐうっ・・・]
「なんだ!?」
と全員がその崩れた壁のほうを見ると、そこには白ピクミン達が立っていた。
「おまえら・・・・・なんでここに!?」
「そっちこそまさかあそこ以外の出入り口があるとはな。正直驚いたよ。」
そんなピクミン達を尻目に大蛇は吹き飛ばされた蛇に近づいた。
『真っ白な体のコブラ・・・・・ジュンパクコブラか・・・・・3冠レベルだったか?3冠ごときがこの部屋に来ていいと思っているのか?』
[ヘッド様・・・・・申し訳、ありません・・・・・]
その言葉を聞くか聞かないか、ヘッドと呼ばれる大蛇は尻尾を掲げた。そして、その倒れたジュンパクコブラを尻尾で打ち始めた。
[ぐはっ・・・]
『3冠レベルが俺の名を呼んでもいいと思ったのか?お前らは俺を「蛇王」と呼べといったよな?その「蛇王」と呼ぶのはどうした?』
その声は冷静ながらも尻尾は容赦なくジュンパクコブラを打ちのめす。
『なんとか言ったらどうだ?ああ?』
《まったく、お前は同士にも容赦ねーのな。もう死んでる。》
そのコブラはすでに息絶えていた。それに気づいたヘッドはそのコブラを口でくわえ、
『まったく・・・・・弱っちくて本っ当に嫌になるな。』
と言うとそのコブラを食った。
「俺たちがあんなに苦労したジュンパクコブラを・・・あんなに短時間で・・・」
そういった白ピクミンの一人に気づいたテールはすこし青ざめた。
『どうした?テール。』
《まずいことになった。お前にゃ平気かも知れんが俺はあいつらの毒を食らうとやばいことになる。あいつらの毒が俺の口に入ったら、お前も死ぬぞ。》
『なるほど。じゃあ俺は白いのをやる。お前は紫だ。』
「・・・・・今の聞いたか?若僧。」
「ああ。きいたぜ。」
「ここで俺からひとつ提案があるんだが・・・・・俺達と組まないか?」
と、白ピクミンのリーダーは突拍子もないことを言った。
「はあ!?」
「少なくとも俺達の毒があれば尻尾のほうから食わせればあいつは死ぬ。
それに組めばお互いの長所をうまく使ってあと4週間お互い生きていられる。どうだ?」
「なるほどな。どうするかな。・・・・・!!」
と五郎が悩んでいるときにヘッドの攻撃がきた。紫と白ピクミン達は、攻撃を避け方々に散った。
「この答えを出すのはこいつを倒してからだな。行くぞお前らあ!」
「オウッ!」
「じゃあ俺達も行くぞ。」
「はいっ!」