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クマチャッピー著 ピクミン労働作戦 - 〜不愉快な洞窟〜

📚 目次

1 その他 (50ページ)

〜提案〜
└ 第1節
2
〜開会式〜
└ 第2節
3
... 24ページ省略 (p.4〜p.27)
📍 〜不愉快な洞窟〜
└ 第28節
29
〜泉の主〜
└ 第29節
30
... 18ページ省略 (p.31〜p.48)
〜説得作戦〜
└ 第48節
49
〜砦へ〜
└ 第49節
50

〜不愉快な洞窟〜

第28節
29/50 ページ

 鉱山の中に、洞窟があったとは・・・。

「洞窟だ。さて、入ろうか・・・。」

 五郎が言うと、皆が着いてくる。しかも、前とは違う。子分達の目が輝いていた。どうやら、元気を取り戻したようだ。

「おい、お前らぁ!元気がねえぞ!もっと声だせー!」

 五郎が、空洞に響くくらいの声を出した。

「オウ!」

 子分達は、五郎に負けないくらいの大きな声を出した。

「よっしゃぁ!それでこそオイの子分だ!洞窟に入るぞー!」

 五郎が、声を張り上げて、洞窟の中に入っていった。

 それから、次々と子分達が入っていく。


 地下1階

 そこは、うねうねとした道がいっぱいある、迷路コースのような所だった。

「若旦那ぁ!あっしが、ちょっくら調べてきます!」

 一人の子分が、元気な声で名乗り出た。五郎は、その子分を行かせ、待った。それから少し経つと、あの子分が帰ってきた。

 しかし、前のような元気は無く、花が散り、誰かに食いちぎられた後があった。

「ど・・・どうした!」

 すると、子分は泣き出して、話し始めた。

「ここ・・の洞窟・・は、危な・・いで・・す。はやく、出・・て下さ・・い。」

 子分はそう言うと、死んだ。

「何があったんだ・・・。」

「分からない・・・。」

 皆が騒がしくなった時、五郎の一言で、周りが、さっと静かになった。

「お前ら、オイが行って来るから、ここで留守番しとけ!」

「え!若旦那が・・・?だ・・駄目ですよ!やっぱ、俺達が行かないと・・。」

「お前らじゃあ頼りにならん。この強い若旦那様が様子を見に行くから、お前らはじっとしてろ!いいな!」

 五郎はそう言うと、陣地を去った。

 五郎も、不安がいっぱいだったが、好奇心が不安な気持ちより、上に行っていた。少し行くと、突然暗くなった。さっきまでは、ヒカリエノキがあったのに・・・。五郎の気持ちが、不安でいっぱいになった。

 と、その時、丸い目玉二つが、ギョロっと五郎を睨んだ。五郎は、一目散に逃げ、陣地に戻ってきた。・・・はずだった。五郎は、迷ってしまった。

前を見ても、後ろを見ても、左を見ても、右を見ても、陣地は見えなかった。

「ここはどこなんだろう・・・。」

 五郎が、不安げに言っていると、どこからか、へへ・・・という声が聞こえてきた。

 五郎は、あと少しで失神しそうだったが、なんとか抑え、物影に潜めた。またどこからか、声が聞こえてきた。

『へへへ・・・。久しぶりの獲物だ・・・。逃がしはせんぞ・・・。』

 五郎は、急にめまいがして、その場で倒れた。.........