「あれは・・・もしかして・・・」
死骸が独りでに動きその周囲には若干赤い光を放っている葉っぱが数本一緒に動いていた。
若干確証はあったもののコスモは祖父の形見である笛をその死骸に向かって吹いた。
ピピー
するとその直後、死骸の付近にあった葉っぱが飛び上がりそのまま駆け寄ってきたではないか。
「やっぱりそうだ・・・絶滅したわけではなかったんだ」
コスモは集まってきた赤い体の「彼ら」を見つめた。
「・・・ピクミン・・・!」
その後彼らに連れられて秘密基地のような山の中にぽっかりと空いた洞窟へと入っていった。
中は見た目以上にかなり広くそこでは数百、いや数千の赤ピクミンたちが暮らしておりみな最初はコスモに警戒していたものの先ほどの赤ピクミンのうちの一匹が皆になにやら説明すると敵でないと分かったのか一様に近寄ってきた。
「あ、そうだ。これを使ってみよう」
コスモは鞄から万歩計のような機械を取り出すと先ほどのピクミンの首にベルトで巻きつけそれを取り付けた。
「これはお爺さんが死の間際に作り上げた自動翻訳機ピクリンガルだ。ためしたことはないけど使えるはず。どうかな?」
取り付けられたピクミンは若干戸惑っていたものの
「はじ・・・め・・・まし・・・て」
と、機械が完全に起動しきってないのもあるが途切れ途切れに言葉を発し、本人は勿論のこと皆一様に「オー!」と感激に近いような反応をした。
それからコスモがピクミンたちと完全に打ち解けるまでそう時間はかからなかった。