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ΤΤΧ著 未知なる星の異変 - 〜真実の一片〜

📚 目次

1 その他 (1ページ)

無題
└ 〜プロローグ〜
1

2 第1章 異変 (17ページ)

3
▶ 〜不安〜
└ 第3話
4
📍 〜真実の一片〜
└ 第4話
5
▶ 〜彼ら〜
└ 第5話
6
9
11
▶ 〜探索〜
└ 第16話
17
18

3 第2章 現実 (6ページ)

▶ 〜道程〜
└ 第1話
19
▶ 〜S.A.C.B.〜
└ 第2話
20
21
▶ 〜参戦〜
└ 第4話
22
▶ 〜終焉〜
└ 第5話
23

4 第3章 束の間の休息 (3ページ)

▶ 〜準備〜
└ 第1話
25
26
27

6 第5章 剿滅へのオーペルデューレ (3ページ)

〜真実の一片〜

第1章 異変 / 第4話
5/41 ページ

「ふぅ、やっとついた・・・」

 コスモは大きな白い家の前のそれに見合った両開きの大きな扉の前で荒い息を整えていた。

「予定より20分早く来たな・・・これで満足するだろう」

 とりあえず長引くとうるさそうなので扉についた輪状の金具で扉をコンコンと叩いた。

 すると待っていたかのように足音もせずに扉が勢いよく開かれた。

「あ、ホコタテ運送です」

「ほぅ、予定より20分も早いじゃないか。さすがはホコタテ1の運送業者だ。早速チップだ」

 そういってスコットと名乗った男はズボンのポケットから徐に金貨を3枚手渡してきた。

「え、こんなにいいんですか??」

「あぁ、態々急いで来てくれたんだ。これ位しても罰はあたらんだろう」

「ところで、ガイアの異変とは・・・」

 そういうとスコットの顔が急に引き締まり、コスモにメモを渡した。

「君が来るまでの間に今おきている異変を纏めてみた。目を通してくれ。私はこの荷物と私財を纏めたら望みの大地の別荘へチャーター機で向かう。一般市民には緊急避難勧告が発令されているんだ。君も気をつけるんだぞ」

「緊急避難勧告・・・」

「兎に角急いだほうがいい。ただごとではないことだけは確かだ。じゃあ幸運を祈る」

 そういってスコットは荷物を家へ入れると扉を閉めた。

「困ったな・・・」

 突然の事態に困惑しながらもとりあえず人通りが一層激しくなってきた大通りを抜け、郊外にでようととりあえず郊外に行くためには通らねばならない中心部へ向かった。

 予想通り中心部は人でごった返しており特にガイア特別防衛省付近は軍服を来た人間や軍の車輛が道を占拠し立ち入り禁止となっていた。

「こりゃ通る以前の問題だな・・・」

 回り道を余儀なくされたコスモはスター・ドルフィンを止めた場所とは正反対の場所を目指して歩く羽目になった。

「全く・・・とんだ旅行だな」

 そうぶつぶつ言いながら何分経ったことか。人もまばらな郊外に着いた。が、そこは中心部と大違いで建物も少なく荒地と若干の樹木、そして鬱蒼とした小高い山のみがあるという殺風景な風景が広がるだけだった。

「・・・・スター・ドルフィンに戻ろう・・・」

 そう思い、踵を返そうとした。そのときだった。

「あの山・・・なにかおかしい」

 直感でコスモはそう思った。それにここは郊外のはずなのに異常に警備が厳重なのだ。検問所、見張り台、装甲車、ヘリポート・・・だが、幸い今は緊急事態につき出払っているのかだれもおらず、検問所の有刺鉄線の柵の向こうのバリケードや進入禁止と書かれた柵で覆われた山は不気味に佇んでいた。

「やはりおかしい」

 直感が確信へと変わったとき、自然と体は動き検問所のバリケードを越えていた。その勢いで柵や塀をいくつか越え、遂に山を目の前にした。

「・・・・」

 だが、いざ山を目の前にすると特に何の変哲もなく不思議と先ほどまで沸いていた違和感は薄れていた。

「きのせいだったのかな・・・」

 そう思ったもののとりあえず希望からは見えない山の裏側へ回ることにした。

 だが、やはり鬱蒼と雑木林と苔が覆い尽しているのみだった。

「それにしても苔が多すぎないか?」

 コスモは山というには小さい山に近づいた。そこには木、地面を覆いつくす苔、それに埋もれる死g・・・

「え・・・」

 コスモは急いで駆け寄り一面の苔を手当たり次第にはいでいった。そこには半ば腐敗した夥しい数の原住生物たちの死骸が埋まっていた。

「まさか・・・」

 咄嗟に山から離れ山全体を見渡した。

 コスモは目を丸くした。これは自然にできた山ではなく人工の山。いや、死骸の山だったのだ。

「こんなことが・・・」

 コスモが愕然としていると死骸の山の一片が幽かに動いたのが見えた。

「死骸が・・・動いた・・・!?」

 恐怖を感じる前にそこへとコスモは走り出していた。

「ん?まさか・・・これは・・・」

 死骸の山に攀じ登りそこへと到達したコスモの目には死骸以上に信じられないものが写った。