簡単無料小説

ΤΤΧ著 未知なる星の異変 - 〜出撃〜

📚 目次

1 その他 (1ページ)

無題
└ 〜プロローグ〜
1

2 第1章 異変 (17ページ)

3 第2章 現実 (6ページ)

▶ 〜道程〜
└ 第1話
19
▶ 〜S.A.C.B.〜
└ 第2話
20
21
▶ 〜参戦〜
└ 第4話
22
▶ 〜終焉〜
└ 第5話
23

4 第3章 束の間の休息 (3ページ)

▶ 〜準備〜
└ 第1話
25
26
27

6 第5章 剿滅へのオーペルデューレ (3ページ)

📍 〜出撃〜
└ 第3話
41

〜出撃〜

第5章 剿滅へのオーペルデューレ / 第3話
41/41 ページ

「司令、1分前です」

 隊司令、豪田煦は目線を落とし現在時刻11時59分を認めた。

「うむ…全艦に打電。出撃は予定通りと」

「了解」

「エンジン始動せよ」

「エンジン始動」

 復唱とともに艦内にくぐもった重低音が響き、後を追うかのようにタービンの回転音が微かに響き始めた。

「タービン回転開始。問題ありません」

「航行補佐システム正常機動」

「全レーダー異常なし」

「エンジン出力上昇。問題なし」

「油圧正常」

「出撃30秒前」

「警鐘鳴らせ」

「はっ!」

 威勢の良い声を発すると、隣に居た若い青年将校は背面に据え付けられた赤いボタンを押した。刹那、艦内には出撃30秒前を知らせるけたたましいベルが鳴り響いた。

 刻々とすぎる時間と引き換えに何か重いものが胸を占領し始めるのを感じつつ煦はモニターに移された神聖ホコタテ艦隊、大バルト艦隊を見つめた。

 各艦隊とも動きはないが状況はこちらと同じであることに間違いはなかった。

「出撃10秒前」

 モニターから視線を引き剥がすと行く当てのない視線は前部上方に立掛けられた大東亞皇国旗へ自然と向かった。

「5…4…」

 煦は目をゆっくりと閉じ深く息を吸った。

「3…2…」

 そして、ゆっくりと開いた。

「1…」

「メインブースター点火…出撃せよ…!!」

 巻末おかずにメインブースターに火が灯され膨大なエネルギーが解き放たれた。


 ホコタテ時間0時丁度。大東亞、神聖ホコタテ、大バルト総勢37隻のガイア領奪還攻略作戦先発艦隊。通称先発艦隊が様々な思惑を胸に出撃していった。


 ガイア到着まで残り72時間。