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ΤΤΧ著 未知なる星の異変 - 〜第3大樹林防衛中隊〜

📚 目次

1 その他 (1ページ)

無題
└ 〜プロローグ〜
1

2 第1章 異変 (17ページ)

3 第2章 現実 (6ページ)

▶ 〜道程〜
└ 第1話
19
▶ 〜S.A.C.B.〜
└ 第2話
20
21
▶ 〜参戦〜
└ 第4話
22
▶ 〜終焉〜
└ 第5話
23

4 第3章 束の間の休息 (3ページ)

▶ 〜準備〜
└ 第1話
25
26
27

5 第4章 超大国の咆哮 (11ページ)

28
📍 〜第3大樹林防衛中隊〜
└ 第2話
29
32
34
▶ 〜秘密〜
└ 第10話
37

6 第5章 剿滅へのオーペルデューレ (3ページ)

〜第3大樹林防衛中隊〜

第4章 超大国の咆哮 / 第2話
29/41 ページ

「これ以上やつらを先に進ませるな!ホコタテ軍人の維持と誇りを見せろ!!」

 重戦車の機銃台座につき激を飛ばした第3大樹林防衛中隊隊長驫木雅之特務少尉はこの状況に舌打ちを漏らした。

 あまりにも戦局がこちらに不利なのだ。

 昼の休憩時という隙を突かれた前線基地は後方の本体へ連絡を寄こす暇もなく陥落。周囲を警戒飛行していた偵察ヘリが運良く進行する原住生物どもを発見したもののすでに懐に入られ掛けていた。

 原住生物発見の一報とともに警報発令、即時防衛ラインの構築、迎撃を行ったもののそう簡単に勢いのついた?鉄砲水?を止められるものではなく第一防衛ラインは構築途中で破壊、第二防衛ラインもほどなくして同じ道を歩み次々と後退、その場に残り奮戦した部隊は各個撃破されていった。これにより隊司令は、大樹林はもう持たないと判断、翌日だった避難民の惑星外離脱を急遽今日に早め、防衛隊の任務は原住生物の撃滅から?時間稼ぎ?となった。

 警報発令から間もなく3時間…。

 避難ロケットはついに残り一基となったが、残存する防衛隊の損害は著しく防衛ラインもついに最終防衛ラインにまで後退していた。幸い、雅之直轄の第3防衛中隊は未だに兵力、車輛ともに初期戦力の6割を残していたが第1から第4防衛ラインに戦力の大半以上を差し向けていた第1、第2防衛中隊はほぼ壊滅しており必然的に第3防衛中隊とガンシップを2機ずつ有する第1、第2、第3大樹林防衛航空小隊が主力となっていた。

「隊長!」

 突如、車内から悲鳴にも似た部下の声が耳を突いた。

「どうした」

「最終防衛ラインの一画が突破され避難民に被害が!」

「なぜだ!!」

「一画へ原住生物が総攻撃を仕掛け、怯んだ瞬間に大型原住生物を中心とした一団が強襲を仕掛け突破したものと」

「エリアは!!」

「エリア3です」

 エリア3…避難用ロケットサイトの目と鼻の先だ。

「最悪のポイントに入られてしまったわけか…ガンシップはどうなっている」

「5号機が撃墜され、3号機が後部ローター損壊により基地に緊急帰投、付近の2号、6号機が先頭集団の迎撃にあたり本体迎撃にあたっていた1号、4号機が支援に向かっています」

「よし、我々も向かおう、後続に我に続くよう入電しろ」

「了解!」

「原住生物…お前たちには悪いが仲間たちを殺させるわけにはいかないんだ」

 こうして大樹林防衛部隊と原住生物たちによる大樹林最終防衛決戦の幕が上がった。