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IS〜深緑の狙撃姫〜 - 普段の箒から考えられない表情に思わずドキッとしたby一夏

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1 その他 (1ページ)

11 第十章 箒の本心/永遠の反逆 (5ページ)

普段の箒から考えられない表情に思わずドキッとしたby一夏

第十章 箒の本心/永遠の反逆
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ラビットハッチ


試験室で一夏はエターナルに変身、さらにフェニックスを起動。


(フェニックス!)


エターナルと入れ換えてフェニックスをセットして展開するもなにも起こらない。


「このメモリ、何も起こらないぞ。」

「う〜ん?何でだろうね、マグネットスイッチからNSマグフォンに改良したみたいに何かツールが必要なのかな?」


何度も試してみるが効果が発動しない。

使うには何か条件が必要なのかもしれない。


翌日・昼休みの廊下


「やっとお昼だ〜♪何食べよっかな〜♪」


ゼシカが歩いていると前で箒が歩いていた。


(あ、箒だ。お昼誘おうかな?)


箒を昼食に誘おうと思い、声をかけようと近寄るが・・。


「ふふふ、あはは♪」


箒は高笑いしながら何かを破って捨てた。


(・・え?)


ゼシカは普段の箒から考えられない行動に呆然となるが少しして復活。

破った紙を拾って見てみるとそれは・・。


「(・・ウソ、ロックオン宛のアリーナ申請許可証じゃん)箒!ちょっと待って!」


ゼシカはそれを拾い上げ、あとを追うが見失う。


「・・見失った。箒、どういうつもりなの・・?」


その箒は校舎の外で高笑いしていた。


「ウフフ、キャハハ♪アハハ♪」


箒が握っていたのはホロスコープスのスイッチだった・・。


放課後・ラビットハッチ


ゼシカは箒が先程破り捨てた申請書を叩きつける。


「箒!どういうつもり!?ロックオン宛の申請書破り捨てるなんて!」

「し、知らないぞ!」

「ウソだ!後ろ姿しか見てないけどあれは箒だったよ!」


ゼシカは箒に詰め寄るが箒は知らないという。

そこへ千冬が何かの写真を持って入ってきた。


「篠ノ乃、ストライサンドから頼まれて監視カメラの映像をプリントアウトしたものだ。そこにはお前がスプレーで何かを書いているのが写っている。」

「そんな・・。」


千冬が持ってきた写真には箒が校舎の壁に何かを書いている所を捉えていた。

箒は身に覚えの無いことを言われてショックを受ける。

修繕はアイルランドが担当することに。

そこへ一夏がやってきた。


「う〜す。・・おい、なんだこの空気は?何が起こったんだ?」

「い、一夏!お前は私を信じてるよな!?」

「・・は?お前いきなり何言ってんだ?・・誰か説明求める。」

「一夏くん、箒はね・・。」


ゼシカは箒がロックオン宛の申請書を破り捨てた事や学園の壁に落書きをしていた事を話した。


「・・なるほどな。」

「一夏ぁ・・(ウルウル)」


身に覚えのないことを言われ、涙目の箒は一夏を見上げる。


「(あ、ヤベ。普段の箒から考えられない表情に思わずドキッとした)・・なあ箒、お前本当にやった覚えがないんだな?」

「一夏、まさかお前も私を疑うのか・・?私はやってない・・。信じてくれ・・(ウルウル)」

「一夏くん、まさか箒を信じるの!?」

「一夏、ここに篠ノ乃がやった証拠もあるんだ。」


ゼシカと千冬は箒がやった証拠を一夏に見せる。


「・・ふむ。・・箒、離れてくれ。」

「あ、ああ・・。」


一夏はそれを見て少し考える。

不安になった箒を引き離し、整備場にティアナを呼ぶ。


「一夏くん?どうしたの?」

「ティアナ、少し調べてくれ。もしかしたら箒のヤツ・・。」


一夏には何か心当たりがあるようだ。

ティアナはそれを聞いて驚くが納得もしていた。


「・・という訳なんだ。」

「う〜ん、信じがたいけどもあり得ない話ではないね。わかった、調べてみるよ。・・でもどうしてそこまで箒ちゃんを信じるの?」


ティアナがそう聞くと一夏は少し陰を落としながら窓を見る。

そこには地球が映っていた。


「・・一方的な約束さ。俺、あいつと交わした約束を破ったからな・・って言ってもその約束を思い出したのは最近なんだがな。その罪滅ぼしって訳じゃないが・・あいつの回りが敵だらけでも、俺は己の罪を認めて前に進んでいこうとする箒を信じる・・そう決めたからな。」

「そっか。・・箒ちゃんも幸福者だね。ロックオンと同じくらい一夏くんにこんなに思われているなんて。」


一夏の言う箒との約束とは一体何なのか・・?


翌日


「篠ノ乃さん!」

「私達に!」

「何の恨みがあるの!?」


多くの生徒が一組に殺到していた。

正確には箒にだが。


「せ、先輩方、私は知りません!」

「だったらこれは何!?『世界で唯一の第四世代IS持ち参上!』や『篠ノ乃束謹製IS最高!』って書いてあるよ!」

「そんなに自慢したいの!?篠ノ乃博士が自ら作ったISを!」

「篠ノ乃さん、博士の妹っていう事だけで専用機を手に入れるなんて・・!見損なったよ!最低!」

「・・・!(ダッ)」

「あっ逃げた!」

「箒!」

「待て!」


罵声に耐えきれず箒は教室を飛び出し、シャルとラウラ、ロックオンが追いかける。

本音は動こうとしなかった一夏に声をかける。


「ねぇおりむ〜、追いかけないの〜?」

「・・俺が行ってどう言えばいいんだ?」

「・・ふふ、そういう事にしておいてあげる〜。」


突き放す言い方をした一夏から何かを感じとった本音は自分の席に着く。


(やっぱり食えない娘だな。のほほんさんは。)



三人は手分けして箒を探していたが見つからず、ラウラとシャルは一旦集まっていた。


「ラウラ、そっちは?」

「いや、いなかった。「キャー!」・・シャルロット、行くぞ!」


鈴の悲鳴を聞き二人は声のした方へと向かう。


「確かこの辺りのはず・・。」

「あ!」


シャルが指差した方を見ると今にも落ちそうな鈴と・・。


「誰かー!助けてー!」

「キャハハ♪落ちちゃえ♪」


鈴が掴まっている手を踏みつけている箒がいた。


「まずい!」


それを見てシャルはドライバーを装着、スイッチを入れる。


(3・・2・・1・・)


「・・うわー!」


遂に鈴は落下。


「変身!」


シャルはフォーゼに変身、背中のブースターを吹かして落下地点へ急行。

間一髪で鈴をキャッチ。


「シャル、ありがとう。・・おっと。」

「大丈夫?それより・・。」

「ウフフ♪」


箒はスイッチを押し、ジェミニゾディアーツに変化、地上に降り立つがバランスを崩して転倒。


「痛い〜。何てね♪」

「まさか・・。」

「箒が・・十二使徒・・?」

「そんな・・。」


箒がホロスコープス・・。

その事に驚く三人。


「吹っ飛んじゃえ♪」


ジェミニは赤いカードを投げる。


「・・うわ!」


それがフォーゼの前で爆発。

肉弾戦に突入、フォーゼは手を出せずにいた。


「お待たせ!」


そこへメテオがやってきた。


「待って!」


メテオはジェミニに立ち向かうがフォーゼはそれを止めようとする。

しかし一足遅く肉弾戦に突入してしまう。


「くっ、やるわね。ならさ・・。」


メテオはそう言ってメテオストームスイッチを手に取るがフォーゼが慌ててそれを止める。


「メテオ、待って!」

「何で止めるの!?」

「あれに変身してるの・・箒なんだよ!」

「え・・?」

「フォーゼが言っている事は真実だ。私も箒がゾディアーツに変わるところを見た・・。」


フォーゼとラウラの告白にメテオは呆然となる。

しかしそれがいけなかった。

いつの間に貼られていたのかわからないがメテオの背中に青いカードがあった。


「背中に青いカードがあるわ!」

「え?」

「うん?」


鈴の指摘にふたりは背中を探すが見つからない。


「キャハ♪」

「うわ!」

「くっ!」


ジェミニが指を鳴らすと爆発が起こる。

そこへティアナがやってきた。


「一応さっきから見てたけど、赤は即効爆発、青はジェミニのタイミングで爆発できるみたいね・・。」

「また遊んでくれると嬉しいな♪じゃあね〜♪」

「影にも潜れるのね・・。」


ティアナがジェミニを分析しようとするが影に潜り込んで姿を消してしまう。

校舎から出てきたのは・・。


「私はやった覚えがないんだ。その事をみんなにわかってもらわなければ・・。」


箒だった。

箒は自身に向けられる視線に気づき周りを見ると一夏から頼まれたティアナ以外のロックオンたちの視線があった。


「な、何だ?全員で私を見て・・。」

「箒、少〜しO☆HA☆NA☆SHI☆したいことがあるんだけど♪(ゴゴゴ)」

「私たちに着いてきてもらおうか?(ゴゴゴ)」


鈴とラウラのプレッシャーに箒は涙目になりながら生まれたての小鹿みたいに足を震わせる。


「こ、断る・・(ブルブル)」

「あんたにね♪(ガシッ)」

「拒否権なんかが存在するとでも思っているのか?(ガシッ)」

「わ、私は知らない・・(ズルズル)」


鈴とラウラは箒の腕を掴み、その小柄な体のどこに力があるんだといわんばかりに箒を引き摺ってその場を去る。


「・・・。」


別校舎の影で一夏はそれを見ていた・・。





この話しのジェミニ


原作通り、カードを操ったり分身を作ったりできるが最大の特徴は影から影へ移動可能。

簡単に言えばジョジョの奇妙な冒険第五部・黄金の風のスタンド・ブラックサバスの強化版。

原作では日光を弱点としていたがこの話しではそれがない。