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IS〜深緑の狙撃姫〜 - あたしも本気で行かせて貰うわbyロックオン

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あたしも本気で行かせて貰うわbyロックオン

第二章 タッグマッチ/新たなる戦い
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保健室


「うう・・。」


エターナルのコークスクリューパンチを受けて気絶していたラウラが目を覚ました。


「起きたか、ボーデヴィッヒ。」

「教官・・。」


声がした方を向くと千冬がいた。


「もうお前の教官ではない。織斑先生と呼べ。」

「私はあいつらに負けた・・。あんな訳のわからない奴らに・・。」


千冬はラウラの言うあいつというのがエターナルとドラゴンだとわかった。

千冬はため息を一つ吐きラウラに言う。


「ボーデヴィッヒ、ドイツ軍からの通達を伝える。お前は降格処分と学園在学中は軍属から外す事が決定した。詳細はまた後日送るらしい。」

「なぜです!?なぜ私が降格など!?それに軍属でなくなるなんて!?」


ラウラは納得いかないと声を上げる。

自分のした事を理解していないラウラを睨む千冬。

ラウラはその目を見て恐怖を感じる。


「お前はアンノウンを迎え撃つためとはいえISを無断で使用して校舎を破壊した。倉持とアイルランドの企業が修繕を担当してくれるそうだ。・・お前の身勝手な行動でドイツは日本とアイルランドに弱味を握られ、世界のドイツ軍に対する評判もがた落ちだ。」

「・・・!?」


千冬の話を聞いて漸くラウラは自分の起こした行動を認識した。


(私がドイツの誇りを汚した・・。だが私の存在意義を奪った奴らは許さない・・!)


自分の存在意義を奪った仮面ライダーたちに対して激しい憎悪の炎を燃やす。


ラビットハッチ


「あとはこれをこうして・・。」

「・・出来ましたー!」


楓のスイッチがついに完成。

少しサイズが大きいオレンジのスイッチだ。

楓たちは談笑しているシャルたちに見せにいく。


「お待たせしました!完成しました!シャルさん!」

「スゴいね。で、どんな効果があるの?」

「えっと、このスイッチ・・ロケットスイッチスーパーワンですが両手にロケットを装着して爆発的な突進力を発揮します。それと共にロケットステイツへのステイツチェンジの力を秘めています。」


楓は簡単に説明したあとシャルにロケットスイッチスーパーワンを渡す。


「ありがとう、楓。」

「いえ、私もいい経験と思い出が出来ました。あとは・・。」


楓はロックオンの方に向き直る。

楓の目は真剣だ。


「ロックオンさん、私と戦ってください!」

「え?」


ロックオンは一瞬ポカンとするがすぐに微笑みながら返事をする。


「ええ、あたしも楓と戦ってみたいと思ってたから受けましょう。」

「なら一夏、俺と勝負しようぜ。」

「ああ、いいぜ。お前と戦いたいと思ってたからな。」


一夏と終の対戦カードが決まった。

早速承認を貰いに行き、三日後に模擬戦を行う事になった。


ラウラの部屋


「奴が憎い・・!力さえあれば奴を倒せる!」

「なら力を授けましょう。」


ラウラの背後にリブラが姿を現す。

ラウラは一瞬あっけに取られるもすぐに獰猛な笑みを浮かべリブラを見る。


「力を寄越せ。奴を倒すだけの力を・・!」

「この力はISを越える星の力。使いこなせるかはあなた次第・・。」


ラウラはリブラからゾディアーツスイッチを受け取る。


翌日


アイルランドから二人に新装備が届けられた。


「行けるわね、この新装備。」

「俺のもだ。あれが使いやすくなる。」

「んじゃ、早速インストールしとくね〜♪」


ティアナは一夏とロックオンの新装備をインストール。

二人は送られてきたマニュアルを読み、性能をチェック。


二日後・アリーナ


どこから情報が回ったのか観客は多く、座席は埋まっていた。

二人は向かい合い相棒の名前を呼ぶ。


「来なさい、ケルディム!」

「輝け、エターナルムーン。」


ロックオンは緑のフルフェイスIS・ケルディム、楓は外見は銀色で背中部分は天使のような羽型のスクーターを付けている。


「珍しいですね。フルフェイスISなんて。」

「あなたも永遠の月なんて素敵よ。まるで天使みたい。」


二人は舞い上がりながら軽口を言い合う。

上空に着くと二人はすぐに表情を引き締め、ブザーを待つ。


『試合開始』


ロックオンはスナイパーライフルの銃身を折り畳み、牽制で3連バルカンを放つ。

楓はそれを避けて右手にルシファー、左手にゼウスを持ち接近するもロックオンは素早く動きながらバルカンを放ち近寄らせない。


(ふ、予想した通りできるわね。)

(ロックオンさん、射撃が正確です。少しでも回避が遅れたら当たる!)


ロックオンは正確な射撃で楓の動きを制限する。


「これならどう!」

「逃がしません!」


ロックオンは錐揉み回転しながら落下、さらにビームピストルを乱射。


(スゴい、回転落下しながらこんな射撃ができるなんて!)


楓はビームの雨を掻い潜るが距離が縮まらない。

ロックオンは地面に激突する寸前に横方向へ高速移動しながら態勢を立て直しつつ銃身を接続、頭部のバイザーに隠されたガンカメラを展開してライフルを構える。


「ロックオン・ストラトス!狙い撃つわ!」

「くっ!?」


ロックオンの放った超弾速のビームが楓に放たれる。

楓は自身の直感が働き、ギリギリで回避するがビームがカスりエネルギーが少し減る。


「ふふ、やるわね。今ので決めたと思ったのだけど。」

「まぐれですよ。さて、私も本気で行かせてもらいますね!」


楓は瞬間移動で一気に詰め寄る。


「そうこなくっちゃ!」


ロックオンは腰のGNミサイルを放つが楓は勢いそのままにミサイルを切り払う。


「貰いました!」

「ふっ!」


楓はルシファーを振り下ろし、ロックオンはビームピストルをクロスして構える。

そこからが速かった。


「これならどうかしら?」

「えっ!?いつの間に!?・・わあ!」


何とルシファーを受け止めたと思いきや一瞬で楓の背後に回り込んでビームピストルをゼロ距離接射。

ピットでも千冬たちが驚いていた。


「今何が起こったのだ?」

「消えたように見えましたが・・。」

(ロックオンの奴、楽しんでるな。)


攻撃を受けて吹き飛んだ楓は椛と会話をしていた。


(楓、大丈夫?)

(はい。何とか。)

(私がやるわ。楽しめそうだもの♪)


そこで楓の意識が途切れた。


(さて、どう来るかな?)


ロックオンは楓の次の手を考えていたその時。


「甘いわ。」

「くぅ!?・・黒くなった!?」


ロックオンは急速接近を許してしまいルシファーの一撃を受けてしまう。

エネルギーが減り、見るとエターナルムーンが黒くなっていて楓の目がコバルトブルーになっていた。


「ふふ、あなた楓じゃないわね。」

「へぇ、良くわかったわね。私は椛。楓の負の人格よ。」

「二重人格みたいな物かしら?」

「そうね。そしてこれは私の時に発現するダークムーン。エターナルムーンよりも性能が上がるわ。」

「そっか、ならあたしも本気モードで行かせて貰うわね。」


ロックオンは目を瞑り呼吸を整えながら集中して脳内スイッチを切り替え、構える。


(へぇ、刃物みたいに鋭くなったわね。)


椛はロックオンの雰囲気が変わったのを感じとる。


「行くわよ!」


椛はルシファーを振り下ろす。

先程とは違いスピードアップしている。

ロックオンはギリギリまで引き付けて回りながら避け、ビームピストルを放つ。

椛はルシファーで弾き返しゼウスを発射。


「シールドビット!」


左肩からビットが射出されロックオンの前にシールドを形成、ゼウスの射撃を防ぐ。


(ケルディムにビットが!?しかも私よりも上手!)


セシリアはロックオンのビット扱いに驚いてていた。


「攻撃を防ぐなんておもしろいビットね。」

「しかも全方位からの攻撃を防いだりパートナーにビットを送ったりできる。そしてこんなこともできる。」


シールドビットが格子状に合体するとバチバチと火花が走る。


「シールドビット・アサルトモード!」


太めの照射ビーム二本が放たれるが椛は何とかそれを避ける。

シールドビットは左肩に収納される。


「今のは危なかったわ。攻防一体のビットか。本当に面白いわね。」

「ありがとう。さて、セシリアじゃないけど踊って貰うわ。・・ライフルビット!」


尻部からビット四基、右肩のビット二基が射出。

ランダムに動き回りビームを発射。

その動きはセシリア以上だ。


「スゴいわ。こっちのセシリアよりも威力が高いし操作も上手。」

「だけどね、あたしは操作しながら動ける!乱れ撃つわ!」


オールレンジ攻撃に動きながらのビームピストルの乱射。

その姿はダンスを踊っているかのようだ。


「あはは、面白いわ!」


椛は避けながら負けじとゼウスを放つ。

この撃ち合いを観客は見とれていた。

互いにエネルギーを削っていきロックオンはライフルビットを収納、二人は互いに向き合う。


「お互いエネルギーも少ないし切り札で勝負しない?」

「ふふ、いいわね。・・少し待ってて。」


椛は楓と会話を始める。

その間ロックオンは楓と会ってからの事を振り替えっていた。

最初に感じた楓の印象は泣き虫な女の子。

だけど頑固者でもある。

気が付けば親友になっていた。

ロックオンも妹がいればこんな気持ちになるのかなと思った。

そんな事を考えていると会話が終わったのか楓の目が右が赤、左がコバルトブルーのオッドアイになり、ISは黒と銀のカラーリングに変わる。


「それが・・。」

「はい、これが私たちの切り札・デュアルムーンです。」

「永遠の天使と黒の惰天使か・・。さて、行くわよ・・トランザム!」


ケルディムが赤く発光。

それから超ハイスピードバトルが始まった。

ピットではあまりのスピードに二人を見失う。


「どこだ!?」

「わ、わかりません!」


上空では黒と銀の線と赤の線が激しくぶつかりあっていた。


「はぁぁぁー!!」

「やぁぁぁー!!」


楓がゼウスを撃とうとすればロックオンがビームピストルで軌道を反らし、ロックオンがスナイパーライフルを撃とうとすれば楓が接近して撃たせないようにする。


「狙い撃つわ!!」

「これで決めます!!」


二人は距離を取り楓はゼウス、ロックオンはスナイパーライフルをお互い最大出力で放つ。

二つのビームが激しくぶつかりあい煙が立ち込める。

煙が晴れると楓がポセイドンをロックオンに、ロックオンは楓にビームピストルを突きつけていた。

二人のシールドエネルギーが同時に無くなっていた。


「ふぅ、引き分けね。楓、ありがとう。」

「いえ、私も楽しかったです。」


『両者ドロー』


アナウンスが響き渡ると観客から声援が巻き起こる。

楓のISが解除され落下するがロックオンがすぐに手を掴む。


「気絶してるわね。」


ロックオンは楓をお姫さまだっこで保健室に運ぶ。