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IS〜深緑の狙撃姫〜 - 私、応援してます!by瑠璃

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私、応援してます!by瑠璃

第七章 Iの誕生日/復讐のA
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瑠璃と一夏のファーストコンタクトから二日後


ラビットハッチ


「専用機持ちタッグマッチ?」

「それが来月行われるそうだ。」


千冬から専用機タッグマッチが開かれる事を聞かされる。

今年の一年は一夏を始め、豊作と呼ばれる位に専用機持ちが多くいる。

しかしクラス代表戦の無人機襲撃を始め、イベント事で事件が数多く起こる年でもあった。


「専用機持ちの意識向上を狙ったイベントみたいよ。」

「ほう。」


ロックオンの言葉に一夏は頷く。

だがロックオンは頭を抱えながら言う。


「だけどね、篠ノ乃束が何かしないか不安なのよ。」

「まあ確かにな。臨海学校以来なにもアクションを起こしてないからそろそろ行動するかもしれないって事も考えられるか・・。」

「もしくは亡国企業が来るかもね・・。」

「この前の黒いのが来たら俺でも勝てるか怪しいな。」


ロックオンは不安でもあった。

篠ノ乃束や亡国企業が何もせずにおとなしくするのかと・・。

恐らく篠ノ乃束はここへハッキングを行い、このイベントを利用して何かするのではないかと予想していた。

さらに亡国企業の動きにも注意しなければならない。


(束・・。)


そんな中で千冬も親友の行動に疑問を持ち始めていた。

467しか作らないと口約したISコア、しかし無人機や紅椿に使われたのはノーナンバー・・。<pf>

そんな千冬をよそに一夏たちはペアを組むために動き始める。

今回ロックオンはセシリアではなく、マドカに声をかける。


「マドカ、あたしと組まない?」

「・・狙撃と砲撃の組み合わせか。ふ、面白い。深緑の狙撃姫の実力、当てにさせてもらう。」

「よろしくね。」


狙撃と砲撃コンビの結成。

ロックオンの乱れうちを始めとした狙撃技術と多数のビット、マドカのバズーカを始めとした豊富な火器。

圧倒的な火力で敵を寄せ付けない。


「更織さん、僕と組もうよ。福音で組んだっきりだし。」

「・・うん、いいよ。」


福音以来の高機動可変機と近距離剣士コンビ。

高い機動力で相手を翻弄、簪のエクシアの弱点の火力の無さをシャルのアリオスがカバー、隙が出来れば強力な一撃を叩き込む。


「なら俺は・・鈴、組むか。」

「え、私でいいのなら喜んで!」


近距離寄り万能コンビ。

燃費のいい衝撃砲を駆使して相手を動かし、ソードビットで突き刺したり、ソードで相手を切り裂く。


「ラウラさん、私と組みませんか?」

「ふむ、ロックオンから教えをもらっているのだったな。ならよろしく頼む。」


相手を翻弄するコンビ。

近距離では全方位対応になったAIC、離れればブルーティアーズのビットが襲い来る。

スターライトとバスターキャノンの火力の高さも見過ごせない。


「箒は会長からの指名を受けたんだったな。」

「・・ああ。会長に頭まで下げられたんだ。組まない訳にはいかないだろう。」

「確かにね。でもあの人は強いからいい勝負になりそうよ?」


箒は楯無から頼まれてコンビを結成。

箒は気づいていなかったが頭を下げた楯無の目には憎しみがこもっていた。

恨んでいるのは妹を変え、頼りにされている親友のロックオン・ストラトス。

この戦いで姉の威厳を取り戻すために最新鋭機の箒と組んだ。


「・・スカーレットと更織。よし、これでエントリーしておくぞ。」

「はい!」


千冬はエントリーシートにペアの名前を書いて一夏たちに確認。

鈴は元気に返事をした。


「ちぇっ、いいな〜。GNアーチャーは当日に来るから出られないなんてつまんな〜い。」


ゼシカは羨ましそうにその光景を見ながら頬を膨らませていた。

ゼシカにも専用機・GNアーチャーを渡される予定だったが到着と調整が当日になるので間に合わず辞退した。


「シャル〜せっかくだからさ、連携の練習しようよ〜。」

「そういえばGNアーチャーはアリオスと組んで発揮するんだっけ。いいよ。」


二人の会話を聞いて二人を除く全員が思った。


(この二人、声そっくりだなぁ〜。)


と。


一方瑠璃もその事が書かれたプリントを見ていた。


(専用機タッグマッチ・・!篠ノ乃箒はこれに出る・・!)


翌日


瑠璃はアリーナへとやってきた。

ロックオンが練習していると聞き、どのような特訓をしているのか気になり見にきた。


「ティア、マーカーを限界までお願いね。その中に味方のマーカーも所々混ぜておいて。」

「はいは〜い♪」

「あとはある程度減ったらまた50追加してね。マルチロックの練習したいし。」

『りょ〜か〜い♪』


ティアナはパネルを操作してマーカーの出せる限界の50を出す。

その中の味方のマーカーは僅か3で離れた場所の敵のマーカーの集団に囲まれている。

準備が整い、ロックオンはライフルを両手に持ち構える。


『それじゃ、スタート!』


ブザーが響き、ロックオンは言う。


「ロックオン・ストラトス、乱れ撃つわ!」


腰のホルスタービットを飛ばし、中からも連射性に優れたピストルビットと威力に優れたライフルビットが射出。

ロックオンは全身のミサイルコンテナからミサイルを飛ばしながらも腰の飛ばしていないホルスタービットから手持ちの武器をライフルからピストルへと素早く切り替え、その逆もしっかりこなしていた。

さらに飛ばしているビットの切り替えもきっちりとこなしていた。


「この・・!」


大量のビットやミサイルも味方を避けて的確に敵のマーカーを撃ち抜いていく。

そしてロックオンの前方に敵のマーカーが集中したところでホルスタービットとライフルビットを合体接続、そこから照射ビームが放たれる。


「スゴい・・!まるで華麗な舞を見ているみたい・・!」


瑠璃はロックオンの乱れ撃ちを見てこう呟いた。


『にゃふふ、追加行くよ〜♪』


マーカーをある程度減らしたあと、さらにマーカーが追加される。


「次は・・!」


ロックオンは搭載しているガンカメラを全て展開、莫大な量のロックオンサイトが現れる。


「ターゲット確認・・!マルチロック・・!」


味方のマーカーを避け、敵のマーカーのみを全てロック。

そして両手のライフルを構え、ビットがロックオンの周辺に停滞。


「いっけー!」


サバーニャの全身から大量のミサイル、ビットからはビームが放たれ、その全てが敵のマーカーに当たる。

そして味方のマーカーを残して全て撃ち落とす。


『ロックオン、お疲れ♪いや〜ビットが4セットずつ増えたからさ、どうなるかなと思ったけど問題ないみたいね。』

「そうね、この分ならAIを増やす必要はないかな。」


ロックオンのサバーニャは経験値超過でビットが4セット増えた。

なので攻撃の手数が増えると同時により横に広い広範囲攻撃が可能になったがまた頭痛が起こらないかのテストを行った。

そこへ瑠璃が飲み物を持ってロックオンに声をかける。


「お疲れさまです。よかったらどうぞ。」

「あら、昨日の・・。」

「蒼海瑠璃です。瑠璃でいいですよ。」


ロックオンは瑠璃から飲み物を受け取り、それを飲む。

冷えたスポドリが内臓に染み渡っていく。


「ふう、ありがとう。でもどうしてあたしに声をかけたの?」

「学園唯一の男子の彼女さんとお話がしたかったのと、あなたの国の政策に興味があるんですよ。私、応援してます!」

「ふふ、ありがとう。(この子はアクエリアスじゃないわね。素直で、とってもいい子だわ。)」


ロックオンと瑠璃はアドレスを交換、友達になった。

その頃の楯無。


(ふふ、面白いもの見〜つけた♪)


楯無がロックオンの経歴を見た上で見つけたもの。

それはある音楽だった・・。