「う・・・・ん・・・・」
和室の布団の中でレイスは目覚めた。
「ここは・・・?」
「気がつきましたか?」
レイスは声のするほうを向いた。そこには女将風の老婆が座っていた。
「ここは・・・?」
「私の家です。貴方が海岸に打ち上げられていたところをうちの孫が見つけましてねえ。この子ですよ。」
おばあさんの指す方向には白の剣道着に似たような感じの袴をはいている13くらいの少年が壁に寄りかかっていた。
「ど・・・どうも。・・・・・!それより蘭花は!?あいつはどこに!?」
落ち着きを無くしたレイスの問いに
「おちつけ。蘭姉なら浜に打ち上げれれてた時から意識はある。今服が濡れてたから風呂に入ってもらっているところだ。」
と少年のほうが冷静に返した。
向こうから湯船につかる音が聞こえたのでレイスは安心した。
「蘭姉にきいたが、あんたレイスって言うんだよな?」
「あ、ああ。」
「俺は北条修一。こっちのばあちゃんがここピースタウン町長の光代だ。」
「よろしくお願いします。」
あまりにも丁寧に挨拶されたためにレイスもあせって
「よ、よろしくお願いします」
と丁寧に返した。
「ところでレイス。」
「ん?なんだ?」
「あんたと蘭姉ってどんな関係?彼女?」
「はあ!?」
あまりにも唐突だったので大きな声を出してしまった。
「どうしたんですか〜?」
風呂場のほうから蘭花が聞いてきた。
「いや!なんでもない!」
「ま、詳しくは聞かないけどね。」
そういわれて内心レイスはほっとした。
「ところでレイスさん。」
今度は光代が話しかけてきた。
「なんですか?」
「事情は蘭ちゃんにすべて聞きました。協力いたしましょう。ただ今日はもう遅いので明日に鮫神様の祠に修一が案内いたします。よろしいですね?」
「は、はい。」
「夕食はもう出来ております。向こうの部屋ですのでお腹が減ったらおいでくださいね。」
「わかりました。」
光代と修一は部屋から出て行った。
レイスはもう一度一眠りしようとしてもう一回寝た。
(byピク忍)