オリマーたちはアリシアの村へと向かっていた。
「アリシアの村ってどんなところなんだい?」
「ん〜とねぇ…、あたしたち原住民が隠れ住んでいるだけだからあまり大きくはないけど、居心地は良いと思うよ。」
そうこうしているうちに、アリシアの村の門の前についた。だが、そこではケメクジがうろついていた。
「…これじゃあ入れませんね。」
心配そうに言うリクに対して、熟練者三人は平然としていた。
「なんだケメクジか。私たちの邪魔をしなかったら、幸せに暮らせただろうに。」
「お宝は持っているだろうか?」
「……とりあえず倒しましょう。」
三人の息のあったコンビネーションにより、ケメクジはあっという間に倒され、体内から古代画らしきものが出てきた。
「お宝じゃあ!!」
社長が目を輝かせた。さっそくドルフィン2号を呼び寄せ、鑑定しようとした。
「…ムムッ!!」
「? どうしたのだ?」
「コノオ宝ニハ特殊ナ何カガハタライテ鑑定デキマセン。」
「そんな…」
社長はがっくりと肩をおとした。
「とりあえず保留として、アリシアの村に行こうか。」
「おおーーー!!」
みんなが歩き始めた中、レイスはじっと止まっていた。
(おかしい…。たしかこの古代画はこのワールド11でなく、ワールド1にしか存在しないはず…。リクたちはやはり厄介なときに来たようだ。空間の壁が壊れてきたのか…)
深く考え込んでいると、リクが呼びにきた。
「レイスー、早く行くよー!!」
「あ、ああ…」
二人はアリシアの村に向かった。
そのころ、別のワールドにて…
「…おい!レイスはまだ見つからないのか!!」
大男が怒鳴りつけていた。
「現在ワールド3まで探索しましたが、どこにも見当たりませんでした。」
数名の人々があわただしく動いている。
「くそ、あのガキ…!!」
レイスが見つかるには、もう少し時間がかかりそうだった。