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SS集 - 社長の物語

📚 目次

2 作・ΤΤΧ (1ページ)

5 作・トゥリリン (2ページ)

8 作・グリーンピカミン (1ページ)

社長の物語

作・クマチャッピー
24/34 ページ

 社長は、岩陰にひっそりと隠れていた。

「オリマー君がホコタテ星を出発してから、どれくらい経っただろうか・・・。」

 社長は、曇った空を見上げながらぼそりと呟く。

 借金返済をしに、オリマーたちが「とある星」に行ってから、かなりの月日が流れていた。

 毎日メールを送っているのに返事がない。何かあったのだろうか・・・?

 と、その時。どこからか足音が聞こえてきた。それはこちらに近づいてくる。

 社長は岩からそろりとのぞく。・・・黒い服に黒い帽子・・・

「な・・・借金取り!」

 社長は全力疾走で走っていた。後ろを向く暇などない。とにかく必死に走った。

 足は昔とは比べ物にならないくらい速くなっていたし、対応も素早かったので、なんとか逃げる事ができた。だが、いつかは体力が切れて捕まってしまうかもしれない。

 社長は近くにあった岩にもたれ、もう一度曇り空を見上げた。

「頼む。早く帰ってきてくれ、オリマー君・・・。」


 ここは日本。

「ねぇお兄ちゃん・・・お宝ってどれ?」

「あん?そんなのしらねえよ−あ、投げるのはAボタンだよ。解散させてどうすんだ。」

「ごめん。・・・ん?ねえ、もしかしてこれがお宝じゃない?」

「まさか、こんなガラクタな訳ないだろ。こんなの俺んちにもあるぜ。」

 オリマーが帰ってくるのはもっと先になりそうだ。