ランゴ君とタロス君はいつも一緒にいました。
今日も元気にハンターさんを待ち構えています。
あっ! ハンターさんがやって来ました。
早速、ランゴ君がちょっかいを出しに行ったようです。
しばらくすると、
ブーン
ランゴ君が戻って来ました。
「タロス~。見たかよ、オレ様の勇姿を! あのハンターマジ弱ぇ~。ランポス相手にやられてやんの。ウケるどころか笑いにもなんねーって。てかオレ様がハンターの攻撃の瞬間を見切って、超絶妙なタイミングで邪魔してやったんだけどなww」
ランゴ君は今日も絶好調のようです。
「なぁ、いつも思ってることがあるんだが…」
「何だよ。惚れたか?w」
「いや。お前って嫌な性格してるよな」
「………………つーか、それ本虫を前にして言うセリフか?!」
ランゴ君は怒りました。
タロス君を得意の針攻撃で痺れさせます。
「すまなかった。…だが、お前の行動を見ていてそう思ったのは事実だ。ハンターの動向を観察しながら、つかず離れずそっと背後に忍びより隙をついて攻撃する…」
「チャンスは逃さないってww」
「…ところが、人間達の世界でいうストーカーに似ている…」
カチーン
「虫の行動パターンにケチつける気かっ?!」
「似ている、と言っただけだ」
「同じだろうが~~~?。」
ランゴ君はキレる寸前です。
タロス君の周りをぐるぐる飛んでいます。
「じゃあお前はどーなんだよ。虫のこと言えんのか?! あ゙ぁ?」
「おれはフツーだ」
ブチッ
ランゴ君がタロス君にキレたようです。
2匹は喧嘩を始めてしまいました。
2匹が喧嘩をしていると…。
ガサガサッ
草木を分けて、ハンターさんが姿を現しました。
いきなりのことで驚くランゴ君とタロス君。
特にランゴ君の驚きようはタロス君の比ではありませんでした。
本来、空を飛べるランゴ君はエリアに入ってくるハンターさんを見つけるのが得意なのです。なので、タロス君と喧嘩していたとはいえ、ハンターさんに気付かなかったことに、ランゴ君はショックを隠しきれませんでした。
そんなランゴ君にハンターさんの魔の手が忍びよります。
武器を構えるハンターさん。
「危ないっ!」
タロス君がハンターさん前に飛び出していきました。
得意のジャンプ攻撃で、ハンターさんを足止めします。
前から、後ろからの連続ジャンプ攻撃にハンターさんは防戦一方です。
「今のうちに、逃げ…」
あ! ハンターさんがタロス君の攻撃から抜け出してしまいました。
タロス君のジャンプ攻撃は直線なので、横に回避されれば簡単に抜けられてしまうのです。
今だ動こうとしないランゴ君に斬りかかっていくハンターさん。
そして…、
バシュッ
「キュ¬…」
「ランゴーーーーーッ!!」
その場に撃ち落とされてしまったランゴ君。
すかさずハンターさんが駆け寄り、動かなくなったランゴ君の体から素材を剥ぎ取りました。
「やった! モンスターの特濃GET♪」
ハンターさんは喜々としてその場から立ち去っていきました。
ハンターさんがいなくなったあと。
タロス君は無惨な姿になってしまったランゴ君に近寄っていきました。
「……」
徐々に消えていく、ランゴ君の姿。
タロス君はそれをじっと見つめていました。
完全に消えてしまった後も、ランゴ君がいたあとをただただ見つめるタロス君。
その背後に忍び寄る影がひとつ。
ブスッ
突然、タロス君のお尻に針が刺さりました。
「痛ッ」
タロス君が驚いて振り向くと、そこに居たのは…
「ランゴッ」
タロス君の後ろにはランゴ君がいました。
ランゴ君は先ほど、ハンターさんにやられて死んだはず。
混乱するタロス君。
すると、ランゴ君はあっさり、
「ここ、無限湧きだからww」
ネタバレしました(笑)
ニコニコと笑うランゴ君。
タロス君は心の中で、
「やっぱり嫌な性格してる」
と思いましたとさ。
END.