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漫画・ゲーム・ラノベの二次創作 - オトモさんと一緒(仮) #2

オトモさんと一緒(仮) #2

MHP2G
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<中編>


「ニ゙ャ…?」

ボクが気がつくと、周りはもう真っ暗になっていたニャ。

どうやらナルガクルガに追い詰められて崖から落ちたあと、気を失っていたようだニャ。

流石にナルガクルガもここまでは追って来れないニャ。

「よかったニャ~~…」

これでもう安心ですのニャ、

「旦那さん…。は! 旦那さんっ?」


そうだニャ!

旦那さんは怪我をしていたのニャ。

早く村へ連れて行かないといけないニャっ!


ボクは辺りを見回したニャ。

すると、そう遠くない位置に旦那さんが倒れていたのニャ!

「旦那さんっ!」

ボクはすぐに駆け寄ったニャ。

「旦那さん! 旦那さん…っ!」

うつ伏せの体を揺すって起こすけど、いくらやっても旦那さんは起きなかったニャ。

ボクは体重が軽いからほとんど擦り傷で済んだニャ。

でも…旦那さんはボクと違って体重が重いから、その分衝撃も強かったのニャ。

「どうしよう…このままだと、旦那さんが死んじゃうニャ…!」

ボクは誰かいないか、もう一度辺りを見回したニャ。


すると、


「あれは…、もしかしてニャ!?」


遠くの方にに淡い光が見えたんだニャ!

やったニャ! きっと村の明かりだニャ!

「旦那さんっ、もうすぐそこですニャ! すぐに助けを…」

ボクは呼びに行こうとしたニャ。

でももし、ボクが離れてる間にナルガクルガに襲われてしまったら、どうするニャ?


プルプルッ


ナルガクルガ以外にも危険なモンスターはたくさんいるニャ。

こんな危険なところに、旦那さんを1人で置いていけないのニャ!

「旦那さん! 安心してくださいニャ! このコタローが必ず、旦那さんを村まで送りますニャ!」



ボクは旦那さんの体の下に潜って、旦那さんを背負ったのニャ。

だけど、

「ウニャ~~…」

3歩も歩かないうちに重さに負けて倒れてしまったニャ。

でもまだまだやれるニャ。

ボクは旦那さんの自慢のオトモアイルーなんだニャ!

こんな事で負けちゃ、旦那さんの顔に泥を塗ってしまうニャ!

ボクはもう一度、気合いを入れて旦那さんを背負ったニャ。

また3歩と持たなかったけど、さっきよりは進んだのニャ!

これを繰り返していけば、必ず着くニャ。

必ず、だニャ。

ボクはそう信じていたニャ。


けれどしばらく進んだら、立ち上がれなくなってしまったのニャ。

「旦那…さん、ボクはまだやれる…ニ…ャ」

ボクの前足に力を込めてみても全然立ち上がれなくて…。


ここまで来たのニャ。

もうすぐ目の前に村の明かりが見えてるのニャ。

あと少しなのに、どうして動かないニャ!

ボクはこんなところで立ち止まる訳にはいかないのニャ!

「お願いなのニャ! 動いてくれニャ…!」

それでもボクの足は動いてくれなかったニャ。

ボクは自分のふがいなさにポロポロ涙が溢れてきたニャ。ボクはとても無力だニャ。

大好きな旦那さんがピンチなのに、猫の手しか貸してあげられないなんて…。

あんまりだニャ。

せめてボクがアイルーじゃなくて、人間だったよかったのニャ。

そうすれば旦那さんを背負うことも出来たのにニャ…。


「人間になりたいニャ…」


ボクがそうつぶやいた瞬間だったニャ!

突然目の前に淡い光が現れたのニャ!

「ニャっ!? 一体何なんだニャ…?」

目を凝らしてよ?く見たら、淡い光の正体は大きなマタタビだったのニャ!


まっまさか!

あの長老の話しは本当だったのかニャっ?


『ここらには、幻のドスマタタビが生えてておってニャ、それにはアイルーの願い事を一つだけかニャえるという伝説がある。困った時に思い出すといいニャろう』


まさかこんなところに生えてるなんて思わなかったのニャ。

でも長老の言う通り、もしアイルーの願いを一つだけかなえてくれるならニャ、

「お願いニャ、ドスマタタビ! ボクを人間にして欲しいのニャ! ボクに旦那さんを助ける力を貸して欲しいニャ!」


すると突然、ボクの体を淡い光が包み込んだのニャ。


「ニャ~~~~~~~~ッ!」


一瞬体がすごく熱くなったのニャ。

そして淡い光が離れて行ったあと…、


「ニ゙ャっ? ニャんだこれは!」


なんと!

ボクは人間の体になっていたのニャ!


さっきまでの疲れも吹き飛んでるニャ。

今ならナルガクルガにも負けないくらい力が溢れてくるニャ!

でもその前に旦那さんを早く村へ運ぶニャ!

「ありがとうニャ! ドスマタタビ!」

ボクはお礼を言って、旦那さんを背負ったニャ。

「よし! これなら行けるニャ! 旦那さん、もう少しの辛抱ですのニャ。頑張るニャ!」


ボクは全力で走ったのニャ。

旦那さんを助けるんだニャ!



村へはすぐに着いたニャ。

村へ辿り着くと、門番の人に止められそうになったニャ。

でも旦那さんのただならぬ状況を瞬時に理解してくれて、お医者さんのところに案内してくれたのニャ。


「旦那さんを助けて欲しいニャ!」

「っ!! 早くこっちへ!」


お医者さんの適切な処置のおかげで、旦那さんは大事にはならなかったニャ。

あとで医者さんに聞いた話しでは、旦那さんの鍛え抜かれた筋肉のおかげで助かったって言ってたのニャ。

やっぱり旦那さんはすごいのニャ。

でもまだ安心はできないって言ってたニャ。

今夜はボクがついてるから旦那さんにはゆっくり休んで欲しいニャ。

おやすみなさいニャ、旦那さん…。



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