OP・挿入歌「GO! リュウケンドー」
ED「ずっとずっとずっと」
タイトル変更しました。
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第2弾 『ジャークムーンを打ち破れ!四位一体攻撃!!』
その日、月は明るく輝きを放っていた。
八神家では鳴神兄弟やはやてに守護騎士達が夜空を見上げている。
「綺麗な月やな〜」
「えぇ、主」
上から順にはやてとシグナムが喋る。
「月……か」
カズキは月を見上げながらあることを考えていた。
「カズキ、もしかして彼のことを考えていたのかい?」
ダイキの言葉にカズキは首をゆっくりと頷かせる。
「彼って誰だよ?」
ヴィータの問いにカズキは答える。
「僕と剣を交えた剣士……『ジャークムーン』だよ」
「ジャークムーン」とはカズキやダイキがいた世界にいた怪人であり、「ジャマンガ」と呼ばれる怪物達の一味なのだが、それ以前にジャークムーンは真の剣士であった。
彼は剣士としてカズキ……ゴッドリュウケンドーと何度も剣と剣で戦い合い、敵味方の関係を超えた「絆」が出来始めていた。
だが、そこにダークザギが介入し、自分達の世界を滅ぼしたのだ。
皮肉にもジャマンガ達が復活させようとしていた邪悪な「大魔王グレンゴースト」はジャマンガの幹部もろとも滅び去った。
「でも僕はジャークムーンはどこかで生きてる気がするんだ。 あの世界にいた仲間達も」
月を見上げるカズキはどこか寂しそうに、懐かしそうな顔をしていた。
「少なくとも私等はいなくならへんよ?」
カズキの手を優しく握るはやて。
「はやて///」
「お熱いね、2人さん」
ダイキはカズキとはやてを茶化す様に言ったのだった。
*
その頃、ある場所で鳴滝は黒い月の剣士「ジャークムーン」と話しあっていた。
「分かっているな、破壊者の仲間達を叩き潰すんだ」
「リュウケンドーもいるのだろ? 腕がなる……」
ジャークムーンは鳴滝に背を向け歩き始める。
さらに別のある工場の近くの場所で、男性が1人夜道を歩いていると突然ジャークムーンが現れる。
「ひいい!!?」
当然ジャークムーンを見て驚く男性。
「貴様、リュウケンドーの居場所を知っているか?」
「りゅ、リュウケンドー!? なんだよそれ!?」
「知らぬか、ならば貴様に用は無いな」
ジャークムーンは水晶のようなものを出すとその中に男性は吸い込まれてしまった。
「うわあああ!!!?」
とそこへ……。
「貴様、なにをしている?」
偶然にもネーナが通りかかっていた。
なぜこんな夜道を歩いていたのかというとライハと喧嘩した為。
「お前は……確か破壊者の一味だったな。 お前に聞きたいことがある。 リュウケンドーはどこだ?」
「教えてどうする?」
「決まっている、倒す……だけだ」
「知らなかったら?」
ネーナは既に魔導師姿に変わっており、エルシニアクロイツというデバイスも構えている。
「どの道貴様も倒される様に言われているのでな」
ジャークムーンは「暗黒月蝕剣」という黒い剣を取りだしてネーナに襲い掛かる。
「三日月の太刀!!」
三日月型の斬撃をネーナに放ったがネーナは飛行して避け、空中から魔力弾「エルシニアダガー」を連続でジャークムーンに発射するがジャークムーンは剣で全てを弾き落とす。
剣をネーナに向けるジャークムーン。
「大人しくリュウケンドーのいる場所まで案内しろ」
「仲間を売る気などないな。 貴様如き、我1人でも倒せる!!」
素早くネーナはジャークムーンに接近し、ジャークムーンは構えるが一瞬でネーナはジャークムーンの背後に回り込みエルシニアクロイツをジャークムーンに振りかざしジャークムーンにダメージを与える。
「うぐっ!?」
「エルシニアダガー!!」
再びエルシニアダガーをジャークムーンに放ち、ジャークムーンはさらにダメージを受ける。
「まだまだぁ!!」
ネーナはジャークムーンに接近し、エルシニアクロイツを振り上げるが、その前にネーナの方に振り返ったジャークムーンにエルシニアクロイツを掴まれる。
「なっ!?」
「生憎だが、私は貴様に倒される覚えは無い。 私を倒せるのは、リュウケンドーだけだ」
「うわあああ!!!?」
ジャークムーンの取りだした水晶に吸収されてしまったネーナ。
「ふん」
ジャークムーンはそのままどこかへ歩き去ってしまった。
だが途中、ジャークムーンは足を止めてあることを考える。
(いや、待てよ。 わざわざ探さ無くとも魔弾龍が私の気配を感知してリュウケンドーを私の元まで案内するのではないか?)
ジャークムーンはある建物の屋上に飛びあがり、しばらく待ってみることに。
するとジャークムーンの予想通りゲキリュウケンがジャークムーンの気配を感じてカズキをここまで案内してきた。
『まだ近くにいるぞ、カズキ』
「あぁ、あいつの気迫を感じる」
カズキはジャークムーンが飛び乗った建物を見上げるとその屋上に自分を見降ろすジャークムーンの姿が。
「久しいな、鳴神!!」
「ジャークムーン、お前生きてたんだな」
「貴様と決着をつけるまでは死んでも死にきれん」
このジャークムーンの言葉で自分の世界にいたジャークムーン本人だとカズキは確信。
「あぁ、相手になってやる!! ゴッドゲキリュウケン!!」
ゴッドゲキリュウケンをブレスレットから剣を盾に収めた様な「変身待機状態モード」にさせ、ゴッドリュウケンキーという鍵をゴッドゲキリュウケンに差し込む。
「ゴッドリュウケンキー、発動!!」
『チェンジ・ゴッドリュウケンドー』
「撃龍変身!!」
盾から龍の顔がある剣の形をしたゴッドゲキリュウケンを引き抜くと青い龍が剣先から飛び出し、龍はカズキの身体に降り注ぎ、青と白と金の色を持つ龍の剣士、「魔弾剣士ゴッドリュウケンドー」に変身を完了させる。
「ゴッドリュウケンドー、ライジン!!」
「行くぞ、リュウケンドー!」
「おう!」
ジャークムーンは建物から飛び降り、ゴッドリュウケンドーと戦い合い、誰もいない工場の中へと入り激闘となる。
「はあ!!」
ジャークムーンはゴッドリュウケンドーに斬りかかるが、ゴッドリュウケンドーはゲキリュウケンで受け止め、盾を装備した左腕でジャークムーンの腹部を殴りつける。
「ぬお!? 三日月の太刀!!」
「魔弾斬り!!」
三日月の太刀を放つジャークムーンと、威力が弱くなったゲキリュウケンの刃を光らせて敵を切裂く必殺技「魔弾斬り」を互いに炸裂させ、どちらも相殺される。
その際煙が発生し、ゴッドリュウケンドーは煙を払いのけるとそこにはジャークムーンはいなかった。
「どこ行った!?」
「こっちだ!!」
ゴッドリュウケンドーの背中を剣で斬りつけるジャークムーン。
「ぐわあ!? この野郎!!」
ゲキリュウケンをジャークムーンに振るうがジャークムーンは霧のように消え、また背後から斬りかかるがゴッドリュウケンドーはゲキリュウケンで防ぐ。
「なに!?」
「同じ手が通用するかよ!」
ジャークムーンを押し返してゲキリュウケンでジャークムーンを斬りつけるゴッドリュウケンドー。
「ぬわあ!?」
「まだまだこれからだ!」
とそこへ、恐らくカズキを追って来たのだろうはやてとシグナムが駆けつけた。
「カズキ!?」
「主、今カズキの加勢に……」
シグナムがゴッドリュウケンドーに加勢しようとしたがゴッドリュウケンドーは「来るな!!」と叫ぶ。
「ッ!?」
「なんでや!?」
「こいつがさっき言ってたジャークムーンなんだ! こいつとの勝負は……俺だけでいい!! そうだろ、ジャークムーン!!」
「その通り、正々堂々と戦い勝利する! 我等の戦いに手を出す者は許さん!」
だがここでジャークムーンは自分のやった行為を不思議に思い始めていた。
(なぜ私は水晶に人を閉じ込めたのだ? そもそも私はリュウケンドーと戦えればそれだけいい、他の奴など……)
その様子を影から見ていた鳴滝は、ジャークムーンの異変に気付き舌打ちをする。
「ヤプール」
鳴滝が「ヤプール」と口にすると彼のすぐ近くに時空に亀裂が入りそこから黒ずくめの男性が姿を見せる。
男性はかつて「ウルトラマンエース」「ウルトラマンタロウ」「ウルトラマンメビウス」に何度も倒されては甦る怨念体「異次元人ヤプール」である。
「奴にマイナスエネルギーを送り、剣士としての誇りを捨てさせろ」
「分かっている、剣士の誇りなどという下らんものを持ちおって。 ただの魔物が」
ヤプールはジャークムーンに向けて紫色の光弾を放つと、その光弾はジャークムーンの背中に直撃。
「ぐわああ!!!?」
「ジャークムーン!?」
一瞬ジャークムーンは倒れこむが、すぐに起き上がる。
「おい、大丈夫か?」
「リュウケンドー、これを見ろ」
ジャークムーンが見せたのは水晶に閉じ込められた人々だった。
「なに!? お前また……ッ!」
「これを割られたらこの中にいる奴等は死ぬ」
はやてとシグナムは水晶をよく見るとネーナが囚われているのも分かった。
『くそ、ここから出せ塵芥!!』
「どこが正々堂々やねん!!」
「剣士の風上にもおけん!!」
はやてとシグナムがジャークムーンに対して怒鳴るが「割るぞ?」と脅され動けなく。
「ジャークムーン、どうして……。 正々堂々戦おうって言ったじゃねえか!」
「満月の太刀!!」
満月の形をした斬撃をゴッドリュウケンドーに喰らわせるジャークムーン。
「ぐわあああ!!!?」
さらにジャークムーンの剣での攻撃を防がずに何度も攻撃を受けるゴッドリュウケンドー。
「おわああ!!?」
「反撃すれば水晶を割るぞ」
そう脅され、ゴッドリュウケンドーはまともに戦えなかった。
だがその時……。
「ダブルショット!!」
ジャークムーンの水晶を持っている右手以外を正確に捕え、強力な銃撃をジャークムーンは受ける。
「うおっ!?」
その際水晶を手から放り投げる様に落としてしまうが、落下する前に赤い線に銀色の身体の龍の様な戦士「魔弾銃士マグナリュウガンオー」が現れ水晶を掴み取る。
「マグナリュウガンオー、ライジン!!」
「マグナリュウガンオー!?」
マグナリュウガンオーの登場に驚く一同。
「久しぶりだなぁ、カズキ!」
「まさか、オッサン!」
「オッサン言うな!」
どうやらカズキの仲間らしい。
「カズキ、あいつはもうお前の知ってるジャークムーンじゃない。 魔物だ……」
「だけど……」
『その通りだカズキ、奴はもう殆ど魔物の心に支配されている。 それなら支配される前に、倒すのがジャークムーンにとってもいい筈だ。 完全な魔物になることをあいつが望むと思うか?』
ゲキリュウケンのその言葉にゴッドリュウケンドーは何も返せなかった。
「分かった」
そこへ魔導師服になったはやてとシグナムが駆けつける。
「ジャークムーン、行くぜ!!」
水晶を安全な場所に置くとゴッドリュウケンドー、マグナリュウガンオー、シグナム、はやては並び立つ。
その時だ、計画が失敗した為鳴滝は灰色のオーロラを出現させ、虫のような鋼の身体を持つ魔物「レプトリックス」を出現させ、ゴッドリュウケンドー達に襲いかからせる。
「おわあ!?」
ゴッドリュウケンドー達はレプトリリックスの攻撃を避け、マグナリュウガンオーは「俺に任せろ」と言いレプトリリックスに向かい走って行く。
銃型の龍の顔がある「ゴウリュウガン」と銃型のもう1つの武器「マダンマグナム」を構えてレプトリリックスに銃弾を撃ちこむ。
「ダブルショット!!」
レプトリリックスはそれを鬱陶しく思い、長い脚を使ってマグナリュウガンオーに攻撃して来るがマグナリュウガンオーはジャンプして避け、レプトリリックスの背中を踏み台に背後に回る。
「マグナゴウリュウガン!!」
『マグナパワー』
ゴウリュウガンの先にマダンマグナムを合体させ、「マグナゴウリュウガン」にし、1つのキーをマグナゴウリュウガンに差し込む。
「ファイナルキー、発動!!」
『ファイナルクラッシュ』
「マグナドラゴンキャノン……発射!!」
マグナゴウリュウガンの銃口から炎が飛び出し、その炎は龍の形となってレプトリリックスを飲み込み、レプトリリックスは爆発して焼き払われた。
『ターゲット、完全消滅』
「ジ・エンド」
ゴッドリュウケンドーはジャークムーンの剣裁きを避け、右からシグナムがレヴァンティンをジャークムーンに向けて振り下ろすがゴッドリュウケンドーの首根っこを掴んでゴッドリュウケンドー盾にする。
「うわあ!!?」
盾にされたゴッドリュウケンドーは勢いの止まらないシグナムに斬りつけられる。
「すまん、カズキ!」
「2人とも離れて!! ミストルティン!!」
最大7本の光の槍をジャークムーンに放つはやてだが、ジャークムーンは満月の太刀や三日月の太刀で全て弾く。
「あいつ、あんなに魔力使って大丈夫なのかよ!?」
「弱い弱い、この程度か?」
ゴッドリュウケンドーの元にシグナムとはやてが駆け寄る。
「確かに、鳴神が認めるだけはあるか……」
「こうなったら、2人とも、魔力を俺のファイナルキーに注いでくれ!」
「「えっ?」」
ゴッドリュウケンドーに突然そんなこと言われて、戸惑うはやてとシグナム。
「力を1つにするんだよ、頼む!」
「分かった、シグナムもお願いな?」
「はい」
ゴッドリュウケンドーはゲキリュウケンの持つ所を盾に収めるようにはめ込み、1つのキーを取り出し、キーにはやてとシグナムは手をかざして魔力を訳与える。
「何をする気か知らんが……」
ジャークムーンは今の内に攻撃を仕掛けようとしたがマグナリュウガンオーの銃撃で阻まれる。
「貴様」
「よし、充填完了!! 魔力ファイナルキー、発動!!」
ゲキリュウケンにキーを差し込ませる。
『ファイナルクラッシュ』
「剣士!! 魔弾龍!! 夜天の主!! 烈火の将!! 4つの力が今1つとなる、四位一体!! 龍王!! 魔弾斬り!!!!」
ゴッドゲキリュウケンを振りおろすと剣先の刃から通常は1体だが、はやてとシグナムの魔力を訳与えられたので青い龍が3体飛びだし、通常の3倍の威力を誇る「四位一体・龍王魔弾斬り」をジャークムーンに放ち、ジャークムーンは剣で防ぐが、耐えきれず吹き飛ばされ爆発を起こした。
「ぐわああああ!!!!?」
「ジャークムーン、安らかに眠れ……」
ゴッドリュウケンドー、マグナリュウガンオーは変身を解き、はやてとシグナムも元の格好に戻る。
マグナリュウガンオーに変身していたのは15歳くらいの少年であり、サングラスをかけていた。
ジャークムーンが消えたことで水晶から人々が放りだされる様に解放される。
「おわあ!?」
ネーナも同じく放りだされる様に飛びだしたが偶然にもマグナリュウガンオーに変身していた「不動(ふどう)銃一(じゅういち)」にお姫様抱っこする形で受け止めた。
「おっと」
「なっ……///離せ塵芥!!////」
顔を真っ赤にしたネーナは銃一の顔面に強烈なパンチを叩きこんだ。
「ぐぼお!!?」
*
ヤプールの次元の狭間では、ヤプールが寸前の所でジャークムーンを救っており、次元の狭間にジャークムーンは生きていた。
実はあの時、ジャークムーンが「死んだように」見せかけていたのだ。
爆発はヤプールが作り出した幻影である。
「助かったぞ、ヤプール」
「礼には及ばん、だが次は……」
「分かっている、次こそはリュウケンドーを倒す……!」
*
そんなことは知らないカズキ達はそれぞれ家に戻り、銃一も行く所が無いので八神家に住むことになった。
「そういえばオッサン、どうやってこの世界に?」
ダイキが銃一に尋ねてみると……。
「オッサン言うなダイキ、アンタの方が年上だろ。 俺は気付くとこの世界に来ていてな、あちこち旅していたんだ。 それでさっき偶然お前達を見つけたという所だ」
一方、カズキはソファに座って少し沈んだ様子。
「カズキ……」
はやてはカズキを心配そうに見ており、カズキもそれに気付きはやてを自分の膝に乗せる。
「ひゃっ////」
「大丈夫、僕は平気だから」
笑顔を自分に向けるカズキに、ドキッとしてしまったはやてだった。
(有難う、はやて)