ある日、六課に警報が鳴り響きはやてからの通信がフェイト達に入る。
『街で正体不明の仮面ライダーが暴れてんねん! まるで暴走してるみたいに暴れとる。 住民の避難と直ちにこのライダーの対処をお願いや!』
フェイト達は謎の仮面ライダーが暴れている場所へと出動し、謎のライダーの対処と住民の避難が任務。
非難は魔導師組に任せ、光とランは謎のライダーの元へと向かいそこにいたのは顔はディケイドに、ボディはディエンドに似た姿をしており、メインカラーはオレンジで黒いボディスーツはガンメタル、複眼はシルバーになって両腕、両脚、右胸部に濃いオレンジのをメダル状パーツをつけている仮面ライダーだったが、光の記憶にもこんなライダーは見たことが無かった。
このライダーの名は「仮面ライダーディレード」ライダーメダルを使うことでディケイド同様に他のライダーの姿と力を使うことが出来る。
「グガ…アアア……アア!!」
「おい、あいつ、なんか様子がおかしいぞ?」
ディレードの様子に不思議がるラン、それには光も気付いてはいるが兎に角今は彼を止めるのが先だ。
ランはロストドライバー、光はディケイドライバーを腰に装着し、それぞれのベルトにメモリとカードを装填。
『ジョーカー!』
「「変身!!」」
『カメンライド・ディケイド!』
『ジョーカー!』
ランは「仮面ライダージョーカー」光は「仮面ライダーディケイド」に変身し、真っ先にジョーカーがディレードに攻撃を仕掛けた。
「どりゃあ!!」
ジョーカーのパンチをディレードはまともに喰らったがディレードはそれに全く動じておらず、ジョーカーの腕を掴んで持ち上げ、ジョーカーの腕を離し地面に落ちるジョーカーを地面に激突する前にディレードは蹴りあげる。
「ぐわっ!?」
「ウウウ……ア゛ア゛!!」
ディレードはバックルのレバーをあげてベルトにあるメダルを1枚のメダルと入れ替える。
『ソウルモード・X!』
仮面ライダー5号、「仮面ライダーX」へと変身したディレード、DXは専用武器「ライドルスティック」を構えてディケイドにライドルスティックを振りかざしたが寸前でかわし、ディケイドもカードをドライバーに装填。
『フォームライド・クウガ! ドラゴン!』
Dクウガ・ドラゴンフォームとなったディケイドは棒状の武器「ドラゴンロッド」を手に持ち、ドラゴンロッドでDXライダーを突こうとするもDXは後ろにさがってかわし、ライドルスティックをロープ形態「ライドロープ」にしてライドロープをDクウガに巻きつける。
「しまった!?」
「俺を忘れんじゃねえ!!」
DXの背後からジョーカーが飛び出してDXの背中を殴りつけ、その際にライドロープの縛りが緩くなってDクウガは脱出し、ドラゴンロッドをDXに叩きつける。
「ムガ……!?」
「オリャア!!」
さらにDXに廻し蹴りを喰らわせ、Dクウガと同時にDXを蹴りつける。
対するDXはメダルを抜き、新たなメダルを装填し今度は赤い装甲のライダー「仮面ライダーカブト」へと変身。
「クロック……アップ」
『クロックアップ』
『フォームライド・ファイズ! アクセル!』
Dクウガも同時にDファイズ・アクセルフォームへと変わり、超高速バトルが展開。
「ハア!!」
Dファイズがファイズショットを装備した状態で威力の増したパンチをDカブトに放ち、Dカブトはカブトクナイガン・クナイモードで受け流すと同時にDファイズを斬りつける。
「うっ、ならこれで!!」
『アタックライド・ファイズエッジ!』
刃先が赤い「ファイズエッジ」を構え、DファイズのファイズエッジとDカブトのカブトクナイガンによる斬り合いが続き、DカブトとDファイズは互いの腹部を蹴りつけ、同時に超高速が解けた。
『クロックオーバー』
『タイムアウト』
ディレードとディケイドは元の姿に戻り地を転がるがディレードはまるでダメージが全く効いていないかの如く余裕で立ち上がった。
「そんなっ!」
「あいつ、全然効いてないのか!?」
「ガアアア……アア……アアアアア!!!!」
雄たけびのような声をあげるディレード、なんだか苦しんでいるようにも見える。
*
その頃、「古神」と書かれた表札のある屋敷では扉の前で誰かの帰りを待つかのようにフェイトに似た少女「日向井黄夏(ひむかいきいか)」と墨を落としたような長めの黒髪に常に前髪が掛かって半開きに見える目の少年「冥河(めいが)リュウセイ」が立っていた。
「…一体、どこに行ったんでしょうね雄大さん…」
「うん、1人で昨日出かけたっきり帰ってこないもんね」
このまま待っていてもしょうがない、探しに行こうとする黄花。
出来ればリュウセイも行きたいのだが屋敷の中にいる孤児院達の子供達を残しておく訳にはいかないし、なによりも彼も「仮面ライダー」なので念のためにここにいたい。
「お気をつけて」
「うん! じゃあ行ってくるね」
しばらく道を歩いてみる黄花だが、なにかがおかしい、なぜか人が周りにいないのだ。
ここはどこかの公園らしく、噴水などもあるしクレープ屋などもあるが全く人がいない、それに色々なものが落ちていて先程まで人がいたかのような痕跡が確かにある。
なのに誰もいない、黄花は直感でこの辺りは危ないと判断したのだが、背後に気配が迫り……その気配に嫌なな予感がしつつ後ろを振り向くと彼女の目の前にはベンチがあり、そこには黄花よりも年上の青年が座っていた。
「なにしてんの? フェイト?」
青年は首を傾げつつフェイトに尋ねるが、正直言って自分はフェイトでは無いので黄花は人違いだと青年「闇」に言おうとしたが……。
「こんな所にいていいの……って」
闇は黄花に近づいて彼女の顔をジッと見る。
「えっ? な、なに?」
「……目が黒い、それに、フェイトよりも胸小さし別人か」
「よ、余計なお世話なんだけども!?」
いきなり誰かに間違われるわ、人の胸を小さいと言われるわ、全く失礼なものである。
そこにディケイドとジョーカーが吹き飛ばされてきた。
「「ぐわあ!!?」」
突然のことに黄花は驚くが同時にディレードが現れてさらに黄花は驚いた。
「雄大くん!?」
「グウウ……アア!!」
ディレードは黄花に気付いたようだが彼女に対しても敵意をむき出しにしており、闇は立見の見物を決め込んでいる。
「あっ、闇!」
「そろそろ完全にグリードになるかな?」
ジョーカーは闇を睨みつけながら「どういうことだ?」と問いかけ、闇は答えた。
「そこのライダー、ディレードの装着者である『古神雄大』の体内にはメダルがあるんだ、つまり、彼はグリードなんだ。 まあ、まだ完全じゃないんだけど……今、なりかけてる。 多分鳴滝さんか、鳴滝さんから聞いた『プラネッツ』って奴等がなにかしたんじゃないかな? もしくはただ単にグリード化が早まったか」
ジョーカーとディケイドはディレードを見ると黄花に向けて拳を放とうとしており、ディケイドとジョーカーは慌ててディレードの元に向かったがダークディアスに変身した闇がディケイドを蹴り飛ばして変身を強制解除させた。
「うわあ!!?」
「退けえ!!」
ダークディアスはジョーカーの拳を受け止め、離そうとはせしなかった。
「鳴滝さんに邪魔しろって言われてるから、出来ないんだよね退くことは」
そしてディレードの拳が黄花に放たれ、黄花は目を瞑ってディレードに対して叫んだ。
「やめてえええ!!!」
何時まで経ってもなんの衝撃も痛みも感じなかった黄花は目を開けるとディレードは寸前で拳を止めており、黄花は今の内に慌ててディレードからディレードライバーを取り外し、ディレードの変身を解いた。
「ぐう……」
少し長めの黒髪にやや切れ長の目、若干高い身長と中途半端な容姿をしている少年「古神雄大(ふるかみたかひろ)」の姿に戻ると彼は倒れこんだ。
「雄大くん!」
慌てて黄花が倒れた雄大の元に駆け寄り、光は等身大のディアスに変身してディアスブレードをダークディアスに振るう。
「闇!!」
「光!!」
ダークディアスもダークディアスブレスから闇の剣「ダークブレード」を出現させ、ダークブレードを振るう。
『ウルトライド・マックス!』
『ウルトライド・カオスロイドS!』
ダークディアスは黒いセブン、「カオスロイドS」に変身し、ディアスは「Dマックス」に変身。
カオスラッガーとマクシウムソードを手に持ち、2人同時にそれらを投げつけカオスラッガーとマクシウムソードは空中で何度も激しくぶつかりあい、DマックスはDカオスロイドSに蹴りを入れるがDマックスの足を掴み、ひっくり返すDカオスロイドS。
「デュア!!」
DカオスロイドSは腕をL字に組んで光線「カオスショット」をDマックスに放つがDマックスはマクシウムソードを手に戻し、カオスショットを切裂く。
「シュア!!」
*
一方、屋敷の方では赤い龍の怪人「ドラグレイド」がリュウセイの変身したメテオの青い部分をセピア色にしてボディスーツの星雲模様とメテオギャラクシー、頭のトゲトゲの部分が無くなった感じの「仮面ライダーメテオ・デブリモード」が屋敷に近づけまいと戦っていた。
「不完全なメテオなんざ、俺の敵じゃないな」
ドラグレイドは口から火球を発射し、メテオはここで避けては屋敷に直撃してしまうため、敢えて避けずにまともにドラグレイドの攻撃を受けてしまうメテオ。
「ぐう!?」
「そりゃ避けれねえよな」
「…貴様…!」
メテオはドラグレイドに向かって駆けだし、ドラグレイドに蹴りを放つがドラグレイドは腕を交差して防ぎ、メテオの首を掴んで屋敷の方に放り投げるがどうにか踏みとどまる。
そこに空から無数の青い矢のようなものがメテオに降り注ぎ、メテオは大ダメージを受けて倒れこむ。
「あんまりやり方は綺麗とは言えませんが、まあ、勝つ為なら手段を選ぶなと言いますしね」
空から天馬のような怪人「ウイングペガサス」が降り立ち、ドラグレイドの隣に立つ。
「…新手か…」
だが、ここへ来たのは敵ばかりでは無い、ウイングペガサスとドラグレイドに炎の斬撃が直撃したのだ。
「紫電……一閃」
メテオの元にシグナムが降り立ち、先程のウイングペガサスの矢のようにフェイトの出したフォトンランサーが次々と2体に降り注いだ。
「魔導師か!!」
「ですがなんの問題もありませんよ」
シグナムは剣型のデバイス、レヴァンティンでドラグレイドに斬りかかるが余裕でドラグレイドはレヴァンティンの刃先を掴み、右手から炎の弾丸を発射しようとしたがそれよりも速くメテオの拳がドラグレイドに突き刺さる。
「ホワタア!!」
「ぐおっ!?」
レバンティンを払うと共に前方に横長の衝撃波を飛ばす「空牙」をシグナムはドラグレイドに放ち、ドラグレイドは口から火炎放射を吐いて空牙を相殺。
「…誰だか分かりませんけど、感謝します…」
「なに、これも仕事だからな。 それに君にも色々と聞きたいことがある」
ドラグレイドは両手と口からの火炎をシグナムとメテオに発射し、2人は急いで左右に飛んで回避し、シグナムはレヴァンティンを鞭上の「シュランゲンフォルム」に変えてそれを飛ばし対象に刺突・魔力・炎の三種混合ダメージを与える「飛竜一閃」をドラグレイドに繰り出すもドラグレイドは真上に飛び上がってかわされ、この状態では防御が困難なシグナムに跳び蹴りをするドラグレイド。
「ホアチャ!!」
だがそれをメテオが横からタックルで妨害し、メテオはシグナムの隣に立つ。
「すまんな、助かった」
「…いえ…」
ウイングペガサスとフェイトは空中で戦闘を繰り広げ、フォトンランサーとウイングペガサスの複数の青い矢の撃ち合いが続く。
「まさか、異世界とはいえまたあなたと戦うとはね」
「えっ?」
ウイングペガサスは高速でフェイトに接近するが対するフェイトも加速魔法である「ソニックムーブ」を使って高速移動し、ウイングペガサスは弓矢型の武器を取り出してフェイトと斬り合いとなる。
「ハーケンセイバー」
『ハーケンセイバー』
金色の魔力刃「ハーケンセイバー」をウイングペガサスに飛ばし、対するウイングペガサスは弓矢に青い矢を添えてそれを討つ。
ハーケンセイバーを矢は打ち砕き、真っ直ぐフェイトに向かって行きフェイトは慌ててプロテクションにより攻撃を防いだが威力が強いの爆発が起き、フェイトの姿は爆発で起きた煙の中に消えてしまうがソニックムーブを使って煙の中からいきなり飛び出し、バルディッシュ。サイズフォームでウイングペガサスを斬りつけた。
「ハアアア!!」
「ぐっ! やはり、成長した姿だけはありますね。 私と互角、いや、もしくはそれ以上」
「一体さっきからなにを言ってる?」
フェイトはウイングペガサスを睨みつけながら問うが彼はクスリと笑う。
「いえ、私の独り言なのでお気になさらず」
ウイングペガサスは一旦ドラグレイドの元に降り立ち、彼と頷き合う。
「少々、あまり使いたくなかった手なんですが……」
「素早く終わらせるのには丁度いいさ」
ウイングペガサスとドラグレイドは腕と腕をぶつけあわせると彼等は青と赤の風の渦に包まれ、下半身が馬、上半身がドラグレイドで背中にあった翼は4つに増え、怪獣ほどの大きさに巨大化した「合成魔導生命体ドラグペガサス」となったのだ。
「合体して巨大化した!?」
「ガアアアアアアア!!!!!」