〜光の悩み相談室〜
光の家、彼は今……、コーヒーをコップに淹れてソファに座り、テレビを見ながらくつろいでいた……。
そんな時のことである、勢いよく部屋の扉が「バターン!!!!」と大きな音が鳴り響き、光は何事かと扉の方を見るとそこにはなぜか「仮面ライダークウガ・マイティフォーム」がタスキを身体にかけて現れ、そのタスキの前には『雄介でもユウスケでもないです』と書かれており、後ろには『優の方です』と書かれていた。
「光!! 今日はお前に相談があってやってきた!!」
「その前になんで変身してるんですか優さん?」
兎に角、光はクウガをソファに座らせてクウガにコーヒーを淹れ、彼に差しだすとクウガ「あっ、どうも」と一礼してコップを取り、口の中へとコーヒーを流しこむ……が、当然口なんてライダーマン、Xライダーやアマゾンやギルスやシンとホッパーの世界の1号、2号、V3と違って口なんて開いたり取れたりしないのでコーヒーはボタボタと床に零れ落ちていた。
えっ? Xライダーも口が開かない……? いやそれは……。
「あの人の場合はパーフェクター外してコーヒー飲むから」
「なにそれ超シュールってそんな訳無いでしょ、普通に飲めないでしょ」
クウガのその言葉に光は若干苦笑し、取りあえず本題に入ろうと光は一体なにがクウガの悩みなのかを聞くことにし、クウガは「よくぞ聞いてくれた」と言いつつ、光に相談を持って来た。
「もっと、出番が欲しいです……。 というか活躍がしたいんです俺……!!」
「えっ? いや、優さんそれなりに活躍してませんでしたっけ?」
「『それなり』だけ!! だろ!! 無印編での俺の周りを見てみろよこの野郎!!」
光は「周り?」と首を傾げて優の周りにいる人達を思い浮かべ、主な人物……自分、なのは、ラン、フェイト、奈々を頭の中に思い浮かべ、クウガは「その中に俺を加えてみろ」と言われて光は頭の中で優を追加する。
するとあることに光は1つ気付いた……、そう、優以外は全員が……「HEROSの主人公」「原作主人公」「HEROSの準主役」「原作の準主役兼ヒロインでHEROSのヒロイン」「準ヒロイン」であり、この中で優だけが……、どこか浮いていたのだ。
「しかもなに!? 俺の設定集の所!? 『地味だけど地味に活躍している』っていう説明!!? 作者クウガ好きなのになんで俺こんな扱い!?」
「作者が1番好きなのは五代クウガですからね、まあ、小野寺クウガも好きらしいですが」
「だけど、だけどさぁ!! なんで作者は俺の周りがこんな主人公とヒロインの称号持ってる奴等ばかりにした訳!? なんでだ!!?」
「さ、作者曰く、『気付いたらこうなってた』とのことです」
嘆く優クウガに光は苦笑しつつそう答え、クウガは「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」と叫び声をあげるが、光はコーヒーを飲み干すと……いきなり暗い表情になる。
「でも、主人公っていうのも、そんな良い物じゃないんですよね……」
「……なんか、ごめん……」
「いえ……。 でも、優さん、もしかしたらHEROSでは『主人公』と名のつくポジションに入れないと思いますが、別の作品なら主人公になる可能性があるかもしれませんよ?」
光の言葉にクウガは「えっ?」と首を傾げると、光は相手がクウガだからか、クウガにサムズアップして見せた。
「優さん、知らなかったんですか? 外伝でHEROS本編とは関係ない番外編の主役を張ったのを?」
「なっ、ま、マジでか!!」
それを聞いたクウガはソファから立ち上がり、嬉しそうにスキップして部屋から出て行くのだった。
そんな時、今度はクウガと入れ替わる形で別の人物が入って来た……、しかも今度は「あの」「ウルトラ兄弟の長男」である「ゾフィー(等身大)」が今度は入って来たのだ。
それを見た光は我等がゾフィー兄さんの登場に驚いて目を見開き、唖然としている。
そして同時に思った……「あぁ、この人悩み多そうだなぁ」っと……、というかゾフィー兄さんなにしてんすか。
「恐らく、君ならばワザワザ私が直接説明しなくとも私の悩みは分かると思うんだが、一応言わせてくれ。 一体どうすれば私はこのネタキャラゾーンから離脱出来る!!? そりゃ、確かにバードンの放った火が頭に燃え移るのはネタにされてもおかしくないとは思うが……。 しかも私1人で敵を単体で倒したシーンが殆ど無いんだが!? 私が輝いたのってエースと共闘した時くらいじゃないか!?」
「まあ、その敵を倒したシーンが無いのは色々と事情があるんですよきっと……」
光は苦笑しながらゾフィーの話を聞いており、そんな光はゾフィーを励まそうと当時のゾフィーの活躍を思い出しながらゾフィーに声をかける。
「確かに頭に火がついたのは災難だと思います、でも、あなたはタロウの命を救うのに貢献し、病院にいるみんなを守ろうとしたじゃないですか。 いいえ、あなたが戦ってくれたおかげで被害を最小限に抑えることが出来たんです。 ボロボロになっても、それでもみんなを守るために必死に戦ってくれて、その人達を守れたんだって考えれば……そんなこと、ちっぽけなことじゃないですか」
光は笑顔を浮かべながらゾフィーに語り、「それに、敵に負けてしまうのは相手が悪すぎるのが多いですからね」と静かにゾフィーに言うが、ゾフィーは「だが、エースがやられてしまったのに自分が真っ先にヒッポリトのヒッポリトタールに捕まってしまった」と頭を抱えるが、光は……。
「あれ? あれってゾフィー兄さんはエースと結構仲が良かったから兄弟の中で1番悲しみに暮れてしまったせいで油断してしまったんだと思ってたんですけど……」
「っ!!? なんだろうな、ちょっと今の言葉グッと来てしまったぞ光くん」
「えっ、そんな……。 あっ、それにゾフィー兄さんってヒカリサーガやメビウスではかなりカッコよく活躍してましたよね」
「いやいや、そこまで大した活躍はしてないさ」
「いえ、でもカッコ良かったですよ! これからも隊長としてのお仕事頑張ってくださいね!」
「あぁ、有難う、君に相談したらなんだかスッキリしたよ」
ゾフィーは光にお礼を言うとソファから立ち上がり、部屋を出て行き、そんな様子をフェイトと奈々はこっそりと別のこの部屋の扉から覗いていた。
「宇宙警備隊隊長の悩みも解決するとは、恐るべしですね、光は」
「ですね、でも、それが光の良い所でもありますから」
フェイトの言葉に奈々はなぜか嬉しそうに頷くのだった。
「所で、僕の悩みって誰に相談すれば良いの?」
「「立花のおやっさんにでも相談すれば?」」
光の呟いた言葉にフェイトと奈々はそう言うのだった。
*
なぜ、奈々と〇〇がベッドイン!!?
「ふあ〜あ」
アラームをセットしておいた時計を止めて彼女……「海原奈々」は目を覚まし、起きあがるが……、彼女は隣に気配を感じて隣の方を見るとなぜかそこには……「立花響」がガングニールを纏った状態で眠っていた。
「えぇ!? なんで!!? なんで響さんが私のベッドにいるんですか!! しかもガングニール纏って!? ま、まさか私は百合ではないと思っていたのに……、やらかしたんですか……?」
「よし、ならばこの謎、俺が解決してやる!!」
そんな時、そこに現れたのはキョウリュウジャーのEDのダンスを恥ずかしそうに踊るクリス(ギンガ)と、ゴーバスターズのEDのダンスをする奏、そして「仮面ライダーバロン」と総司と龍一がチームバロンのダンスを披露しながら現れた。
だが、総司と龍一、奏はバロンの姿を見て……。
「バナナ?」
「バナナだな」
「バナナだよな」
「バロンだッ!!」
「いや、でもバナナだ……『ザシュッ!!』ぎゃああああああああああああああああああ!!!!!?」
しつこくバナナと言う龍一にバロンは彼の尻に思いっきりバナスピアーをブッ刺したのだった。
「りゅ、龍一イイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!! まあ、龍一のことは良いとして……」
「ぐふッ……おい、放っておくなよ頼むから!! つーか尻から抜いてくれよこれ!!?」
奏は龍一の心配をするかと思いきや、速攻で気持ちを切り替え、本題へと入り、そのまま龍一はケツにバナスピアーブッ刺されたまま放置プレイを決め込まれることになった。
最も、後からレキがやってきて龍一の尻に刺さってるバナスピアーを引っこ抜いて助けたが。
取りあえず、なぜ響と奈々が一緒のベッドで寝ているのか、その謎を解くためにクリスが昨夜、響と奈々がなにをしていたのか聞こうとしたその時だった。
『スタンディング・バイ』
「変身」
『コンプリート』
「仮面ライダーカイザ」に変身した未来が奈々の首を右手で絞めつけ……ようとしたがギリギリ総司が奈々と龍一を入れ替え、龍一は奈々の身代わりとなったのだった。
「ぎゃあああああああああああああ!!!!!? ちょっ、総司テメーなにしてくれてんだコラアアアアアア!!!!? 俺このままだとカイザが草加の首を折るシーンの再現になっちまうだろうがあああああ!!!? つーか未来さん離して!!?」
「なんで……なんで響が奈々さんと一緒に寝てるのかな? かな? ねえ、どういうことなの? ねえ、私以外の人と寝るなんてさ……、聞いてるの? 響?」
「ちょっとおおおおおおおお!!!!? マジでヤバいってこの人!? カイザに変身した影響かヤンデレになってるんですけど!!? つーか未来はカイザに変身して大丈夫なのか!!?」
それを聞いた総司は「あぁ、それなら心配いらないぞ」と答え、未だにカイザに首を絞めつけられつつも見事にツッコミを炸裂する龍一は「えっ?」と総司の言葉を聞いて頭に疑問符を浮かべ、それについて奏が説明することとなった。
「心配するな、龍一、あの杉田博士を半殺……じゃなかった、脅して『変身危機一髪』作らせた」
「それはそれで不安なんだが!?」
「あぁ、だからやっぱり杉田博士じゃなくて野村博士本人に作って貰った」
クリスの言葉に総司と奏がそう応えて取りあえず、後は真面目に問題を解決しようと思ったのだが……。
「総司がハイパーになって過去に飛べば一発で分かるんじゃね?」と誰かがそう発言したために総司は言われた通り、ハイパーカブトになって昨日の過去へと飛ぶことに。
そして総司がそこで見た真相とは……。
「リア充なんて……リア充なんて!!」
「くそくらえだこのヤロー!!」
「ユウリィ、ユウリイイイイイイイイイイイイイ!!!!」
ハゲタカ、スパイダー、アベル、ピクシス、ケムールが酒屋で酒を飲んでいる所に出くわした。
(なにしてんだあいつ等?)
総司は今回ばかりは彼等は関係無さそうなので放っておこうと思っていたが……。
「でも、百合カップルはOKだよな?」
「まあ、男女のリア充ほど見て悪い気はしないな」
「ユウリイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」
ケムールとピクシスがそんな会話をし、タイムピンクのユウリのことをずっと叫ぶ続けているアベル。
「それにこの間俺達これ買ったからな」
そう言って取り出したのは以前の奈々とフェイトの百合の薄い本。
「アベル、お前もそう思うだろ?」
「ユウリイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」
「うん、確かにあれは良かったな! あぁ、その手もいける訳か」
そんな感じでケムールとアベルは会話(?)を交わし、ハゲタカとスパイダーも「うんうん」と言いながらアベルの言葉に頷いている。
(なぜあれで通じる……?)
流石にこの状況は総司もツッコミを入れずにはいられなかった。
「んで、どうすんの?」
「ユウリイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!」
「成程、じゃあ早速実行するか!」
そう言ってハゲタカヤミー達は立ち上がり、手始めに彼等は響を背後から襲って気絶させて拉致、その後こっそりと光達の家に侵入して響を奈々の部屋の奈々が寝ているベッドに放り込み、撤退する。
「響×未来も良いかもしんないけど、こういう異色的なものも見てみたいからな」
「ユウリイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!」
「あぁ、明日が楽しみだな〜」
それから総司はハイパーカブトになって現代に戻り、真実を一同に話すと未来カイザはターゲットをあのバカ共に変更し、響もついて行き、龍一も自分が酷い目にあった原因でもある彼等の元に未来カイザと一緒に向かい、さらに「暇だから」ということで総司もついて行き、それから総司と同じ理由で奏、クリス、奈々もついて行ってリア充爆発同盟のバカ共をフルボッコしに向かったのだった。
「思ったんだけどさぁ、『リア充爆発同盟』って名乗る時、正直言い辛いと思うんだよね」
「そこで俺達は名前を改名してこれからは『非リア充戦隊・非リアジュウジャー』って名乗ろうと思う。 どうだろう?」
ハゲタカとスパイダーの提案にケムールとピクシスは頷き、アベルは案の定叫んでいた。
「ユウリイイイイイイイイイイ!!!!」
っと。
「では早速名乗りだ!」
『リア充あるところ非リア充の雄たけびあり!! 果てなきリア充スピリッツ!! 戦う非リア充同盟!! (以下略)非リア充戦隊!! 非リアジュウジャー!!!!! リア充共を今日も狩るぜ〜! 止めてみな!!』
『エクシードチャージ』
『ファイナルアタックライド・ディディディディエンド!』
『マキシマムハイパータイフーン』
『ファイナルベント』
そこに未来カイザ達の一斉必殺技が5バカ同盟に炸裂し、5バカ同盟の野望は阻止されたのであった。
『ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!?』
「ユウリイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!?」