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全作品外伝スピンオフストーリーズ - 光と奈々との出会い

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1 その他 (55ページ)

光と奈々との出会い

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OP「Treasure Sniper」

ED「誰かが君を愛してる」

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まだ、光と奈々、コウタ、フェイトが世界を旅していた時のことである。


新しい世界にきたはいいが、特に怪物もいなければなにも無い普通の世界。


「折角普通の世界にきたんです、光はフェイトさんと一緒に羽を伸ばしてきたらどうですか? 要するにデート」

「「「えっ?」」」


奈々の台詞に気まずそうにするフェイト。


「あの、奈々さん……」

「中々出来ないことなんですから、さっ、光もフェイトさんの手を引いて」


光の手を掴んでフェイトの手を掴ませ、2人の背中を押す。


「奈々……」


光もなにか言いたげだが、奈々が「早く行って来て下さい」と少し強めに言った為、光とフェイトはすぐに出かけた。


「奈々、お前さ、無理してないか?」

「嫌ですね、コウタさんなにを……」


苦笑いする奈々。


「好きなんだろ? 光のことが」

「……えぇ、まあ////」


少し頬を赤くしながら頷く奈々。


「そういえば、なんで奈々は光のことが好きになったんだ?」

「それは……、昔、私はいじめられてて……」


奈々とコウタは外に出て話をすることに。


だが、途中、公園で少年たちにいじめられている少女を見つけた。


奈々はそれを見てなにか驚いた表情をしていたが、少女の前に彼女の兄らしき少年が現れて少女をいじめていた少年たちから少女を庇った。


奈々はその様子を見てボーッとしていたがすぐに「ハッ!」となってコウタと一緒に騒ぎをとめた。


その後、再び奈々はコウタに語りだす、過去を……。






光がまだ、リリカルなのはの世界にくる数年前の、まだ2人が小学生の時の話である。


ある公園でまだ子供の奈々が泣きじゃくっていた。


『お前なんか、さっさと死んじまえよ!!』

『この化け物が!!』


「化け物」……、なぜそう呼ばわれるのか、それは彼女が何時も1人でいて、何時も暗そうにしているのが原因で、誰とも喋らず、友達を作ろうともしない為に気味悪がられ「化け物」と呼ばれていじめられていた。


『うえ……うえええん!』


当然耐えられなくなった奈々は泣きだしたが、そんな奈々をいじめていた少年たちは彼女が泣いてるにも関わらず、殴る、蹴るの暴力だった。


『いたい! いたいよぉ、やめてぇ!?』

『うるせーよ!!』


髪を引っ張られるが、そこに1人の少年が奈々をいじめていた少年の腕を掴んで奈々から引き離した。


『なにすんだよ!!?』

『えっと、その、この子、泣いてるからやめてあげてくれませんか?』


彼も怖いのか、若干怯えた様子。


そして奈々を庇ったが故に奈々を助けた少年……「風上光」は奈々をいじめていた少年たちからリンチに合った。


しかもだ、光は奈々のことを「化け物なんて言わないで」とリンチに合いながらも必死に訴えた。


その後、少年たちは去って行き、奈々は倒れている光に駆け寄る。


『あ、ありがとーございます。 な、なんであなたはやられるままだったの?』

『だって、喧嘩するのが目的じゃないから』


そう言って光は笑顔で奈々に答えた。


さらには光と奈々は一緒の学校だったらしく、光は奈々と「最初の友達」になった。


それ故に、光もいじめのターゲットにされるかもしれないと奈々は心配していたのだが、光は平気だと答える。


『君が友達を作る、ただそれだけいいんだよ? 一緒に遊ぼって、ちょっと勇気があればいいんだ。 ちょっとの勇気があれば、ほんの少しだけど強くなれる』


その時の光の笑顔で言った「ちょっとの勇気があれば、ほんの少しだけど強くなれる」という一言をきっかけに、奈々は友達が増え、いじめられなくなった。


だから奈々は光に感謝している。





現在に戻り。


「だから私は、彼の様に強くなりたかった。 だけど、強くなろうとしたら、私は強くなったんじゃなくて、ただ『強気』になっただけでした」


何時も言う冗談や悪ふざけ、あれはただ「強気」でいただけ、普段からああしないと「いじめられる」という恐怖が彼女の中にまだ残っていたからこそ、冗談や悪ふざけで自分の恐怖を押し殺していた。


たまに発動するドSも、ただドSな人を真似てるだけ。


「結局私は、そのせいで人に迷惑を……」

「迷惑なんて誰も思っちゃいない。 聞いていいかな? なぜ君はライダーになったんだ?」


コウタの質問に、奈々はディエンドライバーを取り出し、悲しげな顔でディエンドライバーを見つめていた。


「私を助けてくれた彼を、今度は私が助けたかった。 彼が守ろうとするものを、私も守りたいからライダーになりました。 ずっと、フェイトさんより前からずっと光のことが好きでした」


奈々は寂しそうな笑顔をコウタに見せる。


「でも、あの2人は凄くお似合いだと思います。 仲がいいし、私が入る余地が全く無いくらい。 私なんて、フェイトさんの足元にも及びませんから」

「……」


コウタは奈々の頭を軽く撫で、奈々はくすぐったそうにする。


その頃、ある洞窟の中で白いマントを着用し、赤い怪人「アポロガイスト」が鳴滝と一緒になにかを話していた。


「フェイト・テスタロッサを捕え、海原奈々をおびきよせるんだな?」

「その通り、2人を人質に取れば、流石に風上光も手足が出ないのだ」

「しかし、海原奈々、ディエンドをそう簡単に人質をとったからといって倒せるか?」


アポロガイストは「心配無い」と答える。


「奴は子供の頃、いじめにあっていたそうだ。 それを利用し、奴を精神的にいたぶった後、今度は肉体をいたぶってやるのだ! その後人質にしてやろう」


なんとも質が悪いのだろうか、アポロガイストの作戦は明日決行されるらしい。


「まずはRXとディケイドを引き留める必要がある、鳴滝、頼めるか?」

「あぁ、よかろう」


鳴滝は頷いて承知した。







翌日、買い出しに行っていた光とフェイトなのだが、突然灰色のオーロラに2人は飲み込まれてしまう。


「うわあ!?」

「きゃああ!!?」


そしてある海岸へと出てしまった2人の目の前には鳴滝がいる。


「ディケイド、君の為に最高のライダーを用意した」


ゆっくりと光とフェイトの背後から歩いてくるのは黒い龍のような「仮面ライダーリュウガ」とΩをモチーフとした黒いボディに金色のラインが入った「仮面ライダーオーガ」が現れる。


「「……」」


さらにそこに灰色のオーロラが現れて投げ出された様にコウタが現れる。


「うわっ!? 光!」

「コウタさん!!」

「なんだこいつ等は!?」


コウタは光達の方に駆け寄って戦かおうと構えるが、突然コウタの、いや、光とフェイトにも聞こえてるようだが、ある歌が聞こえる。


「これは……仮面ライダーBLACKの!」


「Long Long Ago,20th Century」仮面ライダーBLACKのエンディングテーマである。


「まさか!」


コウタはRXに変身しようとするも、RXにはなれない。


「くっ、俺の身体をBLACKに退化させたのか!」


RXとは「仮面ライダーBLACK」が進化した姿、つまり、今のコウタはRXの前のBLACKにしかなれない。


BLACKの変身ポーズをとり、構える。


「変身!!」


その姿はRXに似ているが、全体的に黒い部分が多く、身体の所々から煙が出ている。


「仮面ライダーBLACK!!」


コウタは「仮面ライダーBLACK」に変身し、光はディケイドライバーを装着し、カードをドライバーに装填。


「変身!!」

『カメンライド・ディケイド!』

「行け、リュウガ!! オーガ!!」


リュウガとオーガは剣型の武器「ドラグセイバー」と「オーガストランザー」を持ってBLACKとディケイドに向かって走り出す。


「黒ばっかりだ……」


フェイトがボソッと静かに呟く。


確かにフェイトも含めれば黒ばっかりである。


フェイトも戦いに参加しようとするが、誰かに背後からハンカチらしきもので口を抑えられ、気を失いそのまま連れ去られてしまう。


「あっ、フェイト!!」


ディケイドはいち早く気付いたが、リュウガのドラグセイバーに斬りつけられてしまう。


「ぐわあ!!?」


BLACKはオーガのオーガストランザーを受け止め、オーガの腹部にチョップを叩きこむ。


「トア!!」

「ぐっ!?」









そして奈々は……。


「変ですね、みんなどこ行ったんでしょう?」


外に出て光達を探しまわる奈々。


しかし、全く見当たらない。


そんな彼女の前に、アポロガイストが現れる。


「アポロガイスト!!」

「ほう、私のことを既に知っていたか」


アポロガイストはフェイトを人質にとったことを話し、奈々にどこに行けばいいのか話した。


「では待っているぞ、因みに風上光と南コウタは別のライダーと戦っているから手は離せないのだ」

「くっ!」


苦い顔をする奈々、アポロガイストは忽然と消え、奈々は急いで指定された場所へ向かった。


そしてあの洞窟の中までくると、十字に張り付けられた気を失っているフェイトが。


すぐそこにはアポロガイストがいる。


「フェイトさん、返してください」


奈々が睨みつけながらアポロガイストに言うが……。


「そう簡単に返せる訳無いのだ!」


アポロガイストが右手を奈々に向かってかざすと右手から強い風が吹き荒れ、次の瞬間奈々の目に映りこんだのはいじめられていた時の自分……。


「ッ!」


次の瞬間、先程までいじめられていた過去の自分を見ていた奈々だったが、自分の身体を確認すると少女の姿になっており、目の前には自分をいじめていた少年たち。


「あ……いやっ! 助けて!!」


あの時の恐怖心が甦り、奈々は必死に助けを求めるが少年たちはそれにお構いなしに奈々に暴力を振るってくる。


「今度は、助けなど来たりはしないのだ」


アポロガイストの声がしたが、奈々にその言葉は届いていない。


海岸でリュウガとオーガと戦うディケイドとBLACK。


ディケイドのパンチを軽く避け、ディケイドの腹部に蹴りを入れるリュウガ。


「ぬあっ!?」

「ハアア!!」


リュウガはさらに強烈な拳をディケイドの胸部に入れ、ディケイドを殴り飛ばす。


「うわああ!!?」


BLACKの方では、武器を持たないBLACKの方が追い詰められていた。


「くっ、一体どうすれば……!」

「ハアア!!」


オーガストランザーを振るうオーガ、それに斬りつけられてしまうBLACK。


さらに追い打ちをかけようとオーガストランザーを振り下げるオーガだが、BLACKの一瞬の隙を見つけられ、オーガの攻撃を避けて手刀をオーガの腕に繰り出し、オーガストランザーを落とすオーガ。


「ぐっ!? 貴様ぁ」

「ハア!!」


BLACKは蹴りをオーガの横腹に入れ、さらに跳び蹴りを喰らわせる。


「トア!!」


ディケイドはリュウガのドラグセイバーを握っている腕を掴み、膝蹴りをリュウガに喰らわせる。


「なんで僕達と戦うんだ!?」


ディケイドの問いに答えず、リュウガはブラックドラグバイザーという龍の顔を模した左腕に装備されたアイテムに腰の中央のあるカードデッキからカードを1枚引き抜き、ブラックドラグバイザーに装填。


『ストライクベント』


右腕に龍の顔のような「ドラグクロー」を装備し、黒い龍「ドラグブラッカー」が現れ、ドラグクローを前に突き出して放つ黒い炎「ドラグクローファイヤー」をディケイドに放つが、ディケイドはライドブッカーからカードを取り出して装填。


『フォームライド・ファイズ! アクセル!』


10秒間だけ高速移動が出来る姿、「Dファイズ・アクセルフォーム」となり、腕に装備された「ファイズアクセル」の赤いボタンを押し、高速移動を始める。


『スタートアップ』


ドラグクローファイヤーの直撃を避け、強烈な蹴りをリュウガに喰らわせる。


『タイムアウト』


元の姿に戻ったディケイドの元にBLACKがやってきて両拳をベルト上の部分に当てる。


「キングストーンフラッシュ!!」


ベルトから赤い光を発光させ、オーガとリュウガに目眩しを使い、フェイトをさらった人物を急いで追いかけた。


「今はお前達に構っている暇は無い!!」


場所を洞窟に戻し、頭を抱えて苦しそうにうずくまっている奈々。


それにフェイトが目を覚まし、自分の状況に気付く。


「ほう、気付いたか」

「奈々さんに、なにをしたの!!?」


苦しむ奈々を見てフェイトがアポロガイストを睨みつける。


アポロガイストはフェイトの質問に答え、奈々の過去を知ったフェイトは必死に奈々に呼びかける。


「奈々さん!! 奈々さん!! 今あなたが見てるのはただの過去です!!」

「無駄だ、お前の声など届かん」

「あ゛……あ゛あ゛イヤッ!」


奈々が見ているビジョンでは、少年たちによってかなりボロボロにされるまでボコられている。


(やっぱり私は……、弱いままなんだ……。 強くなろうとしても、ただ「強気」になってるだけ)


だが、光が昔自分に言った一言を思い出した。


『ちょっとの勇気があれば、ほんの少しだけど、強くなれる』


挿入歌「ブラックホール・メッセージ」


ボロボロで倒れた身体を引きずり、奈々は立ち上がる。


「ちょっとの勇気があれば、ほんの少しだけど、強くなれる。 私は……過去の自分を振り切る!!」


ディエンドライバーを取り出して発砲すると世界が鏡のように割れて奈々の意識は現実に戻ってきた。


「バカな、なぜなのだ!?」


そこにBLACKとディケイドが入ってくる。


「確かに人には嫌な過去がある、だけど、時にその過去をバネにして人はほんの少しだけど前に進めて強くなって行く、奈々は今、過去の自分と向き合ってまた1つ強くなった!」


ディケイドがアポロガイストに言い放ち、アポロガイストはディケイドに「貴様何者だぁ!?」と問いかけるが、ディケイドは何時ものように答えるだけ。


「通りすがりのウルトラマンで、仮面ライダーだ! 覚えておけ!!」


ディケイドはライドブッカーからカードをフェイトを縛っている鎖に投げて鎖を切裂き、フェイトを解放させる。


「有難う、光!」


フェイトは急いで奈々に駆け寄るが、奈々の顔色は悪そうだった。


「光、奈々さんを外まで運んで!」

「えっ? うん、分かった!」


ディケイドは奈々を抱きかかえようと、つまりお姫様抱っこしようとしたのだが、奈々が拒んだ。


「折角ですけど、肩だけ貸して貰えますか? お姫様抱っこは、フェイトさん限定でしょ?」


奈々の言葉にディケイドは仮面の下で笑みを零し、奈々に肩を貸して歩き出す。


フェイトはバルディッシュを起動させ、BLACKはバリアジャケットを纏ったフェイトの隣に立つ。


「クソ、完璧な計画だった筈なのに!」

「逆にあなたの計画は奈々さんを成長させた、新しい自分を始める為の……成長を!」

『サイズフォーム』


挿入歌「仮面ライダーBLACK」


バルディッシュをサイズフォームにしてBLACKがまずアポロガイストに殴りかかるが「ガイストカッター」という盾で受け止め、「アポロマグナム」という銃でBLACKを撃つ。


「ぐああッ!?」


だが金色の光弾「プラズマランサー」がアポロガイストに迫って来ているのに気付いたアポロガイストは避けたが、フェイトが「ターン」と呟くと方向転換し、アポロガイストに直撃。


「ぬおっ!?」

「ハアアア!!!」


バルディッシュをアポロガイストに向けて振りかざすがガイストカッターで受け止める。


「トア!!」


アポロガイストの右横側がガラ空きだったのでBLACKの跳び蹴りを喰らって吹き飛ぶアポロガイスト。


「ぐおっ!?」

「トライデント……スマッシャー!!」


フェイトは左手から直射砲撃魔法の「トライデントスマッシャー」をアポロガイストに放ち、吹き飛んで弱った所をBLACKがトドメを刺す。


「ハア!! ライダーパンチ!!」


BLACKの右手を発光させて放つ必殺パンチ、「ライダーパンチ」を喰らうアポロガイスト、さらに右足を発光させて放つ必殺キック「ライダーキック」をアポロガイストに喰らわせる。


「ライダーキック!!」

「ぬわああああ!!!? 私は……宇宙一迷惑な奴として……甦るのだぁ!!」


最後にそう叫び、倒れてアポロガイストは爆発した。


その後、家に戻った一同は奈々をベッドに寝かせて安静にさせていた。


今、彼女の隣にはフェイトが椅子に座っている。


「これから、始めましょう? 本当の自分を」

「えぇ」


奈々はフェイトに微笑みかけ、フェイトは奈々の部屋から出て行くが、丁度光も奈々の部屋の外の廊下を歩いていて光とフェイトは軽くぶつかる形に。


「きゃっ!?」

「あっ、ごめん、大丈夫?」

「うん、平気だよ?」


微笑みあう光とフェイトを見て、奈々は「やっぱりお似合いだなぁ」と思うのであった。

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アポロガイスト倒した後に、コウタのRXの力は取り戻せました。

光と奈々の元いた時の世界の年齢を一緒に変更します。