「う...う..ん....、はっ!」
亜美は、目を覚まし、少し体を起こした。
「私、捕まって死んだのかしら...。」
と顔を前に向けると、秀介の顔が見えた。
「秀介!」
亜美が大きい声を出したので、秀介が亜美に気付いた。
「おっ。亜美目ぇ覚ましたか。」
「うん。ってことは私、生きているのね。」
亜美の言葉に、秀介はくすくす笑った。
「当たり前だろ。」
「何で笑うのよ。」
また2人の小喧嘩が始まった。鬼ごっこが始まる前まではこのような事を1日1回はやっていたものだ。喧嘩が終わり、亜美が落ち着いて、こんな事を言っ
た。
「こんな事を言うのはおかしいけど、何で私達こんなに仲良くなったんだろ
う。」
焚き火がパチパチいう中、秀介は、
「さあなぜだろう。全く違う小学校だったのに、中学はいってから仲良くなったからな。」
「あっ。そんやあ最初に喋ったのは修学旅行の夜の時だったよね。」
「よくそんな覚えてるな...。」
秀介は亜美の記憶力に驚いた。
「それでね。秀介が面白い冗談を言ったから、私が思いっ切り背中を叩いて突っ込んでやったのよ。」
「ああ、そんな事あったな。あれ痛かったんだぞ!」
「嘘おっしゃい!」
亜美は笑いながら、秀介の背中を叩いた。
「痛い!痛いって!」
そんな事言っている秀介もいつか笑っていた。
「それからずっとここまできたんだね。凄いわ...。」
すると、2人はいきなり静かになって、こんな事を話していた。
「俺達絶対逃げ切ろうな。」
「うん!」
「約束だからな!」
「うん!」
そんな事をいうと、2人は今までやったことも無い、指きりげんまんをした。
「今日はもう寝よう。そして、明日に備えよう。明日でもう終わりだ。」
「分かった。お休み。」
こうして2人は睡眠をとった。
ピクミン鬼ごっこ最後のゲームまで、あと18時間..... 。