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クマチャッピー著 ピクミン鬼ごっこ - 〜励まし〜

📚 目次

1 その他 (31ページ)

... 5ページ省略 (p.4〜p.8)
〜犠牲〜
└ 第8節
9
📍 〜励まし〜
└ 第9節
10
〜約束〜
└ 第10節
11
... 18ページ省略 (p.12〜p.29)
〜再会〜
└ 第29節
30
〜願い〜
└ 最終節
31
10/31 ページ

 7人中2人が死んだ。昨日は8人も居た。だが、1人は鬼の変装、2人は連れて行かれた....。

 二日目が終わって、残る5人は、凄いブルーな気持ちになっていた。

 3人の内の一人は、自分達をかばって死んでいったのだ。

「あーあ。死んじゃったな。第一天国草地にいれば、2人共助かったんじゃないかな〜。」

 秀介が声を漏らすと、レミが睨んだ。

「それ、まどいの水源に行こうと言った、宗太君のせいて言うことなの?」

「だってそうじゃないか!ふっ、もしかしたら自分のせいだと分かって

死んで行ったのかもな。」

 秀介は、とてもいい奴なのだが、精神的に追い込まれると、このようになってしまうのだ。

 それだけ、秀介も2人の死に動揺しているのだ。

「何て事言うんだ!」

 とうとう洋までも怒鳴りつける始末。

 みんなの心は、完全にばらばらになっていた。こんな様子では、すぐ捕まってしまう。

「皆落ち着け!」

 そこで前に出たのは、木戸浩介だった。

「ここまできて何仲間割れしてるんだ!宗太は僕達を助けようとして捕まったんだ。こんなにみんなの気持ちがばらばらだったら、すぐ捕まってしまう!そしたら宗太が無駄死にだ!仲間割れする前によく考えてみるんだな!」

「うるさい!黙ってろ!」

「うっとうしいのよ!」

「正義面してんじゃねえぞ!」

 暴言が飛ぶ。皆悲しみで興奮しているのだ。

 その時、亜美が大声を張り上げた。

「皆目を覚ましなさい!」

 この声は、4人の心に刺さった。皆正気に戻ったようだ。

「み、皆すまん。」

 秀介は皆に謝り、

「あれ?私はいったい何を...。」

 レミは、興奮していたことを覚えていないらしい。

「.....。」

 洋は、ずっと黙っている。浩介も正気に戻り、

「亜美サンキュー。」

 と言って、

「皆、気持ちを統一して5日間逃げ切るんだ。」

「おう。」

 5人の心は、今一つになった。それは、前よりも固い絆になっていた。


「今から作戦会議を始める。」

 鬼ごっこ開始まで、後3時間。5人は、食神の台所近くで会議を行っていた。会議は1時間続き、洋からこんな意見が出た。

「今日は地下で過ごさないか?そっちの方が安全だと思う。もう原生生物とも仲良くなったし...。」

 この意見には、みんな賛成だった。

「地下は当然、水中の城だよな!」

 秀介が、元気よく言った。

「うん!そうしよう。」

 これまた意見があった。今までに、こんな意見があったことは無い。そして、会議が終わった瞬間、あの、いやな音が聞こえてきた。


 ピクミン鬼ごっこ3日目スタート.......。