7人中2人が死んだ。昨日は8人も居た。だが、1人は鬼の変装、2人は連れて行かれた....。
二日目が終わって、残る5人は、凄いブルーな気持ちになっていた。
3人の内の一人は、自分達をかばって死んでいったのだ。
「あーあ。死んじゃったな。第一天国草地にいれば、2人共助かったんじゃないかな〜。」
秀介が声を漏らすと、レミが睨んだ。
「それ、まどいの水源に行こうと言った、宗太君のせいて言うことなの?」
「だってそうじゃないか!ふっ、もしかしたら自分のせいだと分かって
死んで行ったのかもな。」
秀介は、とてもいい奴なのだが、精神的に追い込まれると、このようになってしまうのだ。
それだけ、秀介も2人の死に動揺しているのだ。
「何て事言うんだ!」
とうとう洋までも怒鳴りつける始末。
みんなの心は、完全にばらばらになっていた。こんな様子では、すぐ捕まってしまう。
「皆落ち着け!」
そこで前に出たのは、木戸浩介だった。
「ここまできて何仲間割れしてるんだ!宗太は僕達を助けようとして捕まったんだ。こんなにみんなの気持ちがばらばらだったら、すぐ捕まってしまう!そしたら宗太が無駄死にだ!仲間割れする前によく考えてみるんだな!」
「うるさい!黙ってろ!」
「うっとうしいのよ!」
「正義面してんじゃねえぞ!」
暴言が飛ぶ。皆悲しみで興奮しているのだ。
その時、亜美が大声を張り上げた。
「皆目を覚ましなさい!」
この声は、4人の心に刺さった。皆正気に戻ったようだ。
「み、皆すまん。」
秀介は皆に謝り、
「あれ?私はいったい何を...。」
レミは、興奮していたことを覚えていないらしい。
「.....。」
洋は、ずっと黙っている。浩介も正気に戻り、
「亜美サンキュー。」
と言って、
「皆、気持ちを統一して5日間逃げ切るんだ。」
「おう。」
5人の心は、今一つになった。それは、前よりも固い絆になっていた。
「今から作戦会議を始める。」
鬼ごっこ開始まで、後3時間。5人は、食神の台所近くで会議を行っていた。会議は1時間続き、洋からこんな意見が出た。
「今日は地下で過ごさないか?そっちの方が安全だと思う。もう原生生物とも仲良くなったし...。」
この意見には、みんな賛成だった。
「地下は当然、水中の城だよな!」
秀介が、元気よく言った。
「うん!そうしよう。」
これまた意見があった。今までに、こんな意見があったことは無い。そして、会議が終わった瞬間、あの、いやな音が聞こえてきた。
ピクミン鬼ごっこ3日目スタート.......。