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軍神杉本五郎中佐遺著 大義    -

📚 目次

1 序 文 (1ページ)

2 噫軍神杉本中佐 (1ページ)

3 発刊に際して (1ページ)

4 杉本中佐略歴 (1ページ)

5 緒  言 (1ページ)

6 第一章 天 皇 (1ページ)

7 第二章 道 ?コ (1ページ)

8 第三章 「無」の自覚到達の大道 (1ページ)

9 第四章  神國の大理想 (1ページ)

📍 無題
9

10 第五章  皇  道 (1ページ)

11 第六章  解  党 (1ページ)

12 第七章  生活原則 (1ページ)

13 第八章  七生滅賊 (1ページ)

14 第九章  國  防 (1ページ)

15 第十章 第一等の人物 (1ページ)

16 第十一章 維 新 (1ページ)

17 第十二章 ?~ 勅 (1ページ)

18 第十三章 信 仰 (1ページ)

19 第十四章 大 命 (1ページ)

20 第十五章  神 社 (1ページ)

21 第十六章 高天原 (1ページ)

22 第十七章 戦 争 (1ページ)

23 第十八章 皇國民の定義 (1ページ)

24 第十九章 行 (1ページ)

25 第二十章 死生観 (1ページ)

無題

第四章  神國の大理想
9/25 ページ

「養正ノ心ヲ弘メ、六合ヲ兼ネテ都ヲ開キ、八紘ヲ一宇トナサン」の神武天皇の大宣言、「四方ヲ経営シ万里ノ波涛ヲ拓開シテ、天下ヲ富岳ノ安キニ置カン」の 明治天皇の大信念、共に共に神国日本建立以来の大理想なり。山川草木悉皆靡々として靡かざるなき 聖天子の真姿顕現こそは、人類救済の根基なり。八紘一宇の大理想実現の前に、先ず国に 聖天子の真姿顕現を計らざるべからず。これなくして何の神国、何の人類救済ぞ。 天皇に帰命し奉れ。然れども万人悉く 天皇に帰一し奉ることの困難なることは、ここに蝶々を要せず。各方面における権威者・枢機参画者にして、君臣一体の実を把握しあらば(その体験に厚薄深浅はあれ)、燎原の火の如く国内に瀰漫すること、換言すれば、その程度に厚薄深浅はあれ、万人万古 天皇を仰ぎ奉るに到ること明白なり。

否々、大楠公の笠置山における「正成一人だに生きてありと聞召さば、聖運必ず開かるべしと思し召し候へ」と奏上せることを思へ。一人にて沢山なり。一人だに大透徹しあらば、心火により悉皆焼了し終らんのみ。

身は是れ神国、心は是れ大御心、脚根下是れ高天原、神想具現に聖旗を進めん。

「四海ノ内誰カ朕ガ赤子ニアラザル」また「罪アラバ我ヲ咎メヨ天津神、民ハ吾身ノ生ミシ子ナレバ」の歴代 天皇絶対無限の大慈悲は「一切衆生成仏せずんば我正覚(一)をとらじ」の法蔵菩薩の四十八の大誓願となつて現われ、将又十字架上における「キリスト」の贖罪の悲願となり、人類救済こそは、歴代 天皇の念願にして、肇国の大理想なり。

釈尊もキリストも孔子もソクラテスも 天皇の赤子なり。八紘一宇顕現の機関的存在なり。世界を救うて 天皇國となすこと実に 皇民の大使命なり。この聖戦途上鉄火に焼かるゝ何の恐るゝ所ぞ。元来 皇國に領土なし。現在の国土は 皇威の及べる地域のみ。(或は曰く「四囲皆敵なり、内騒ぐ時に非ず」と。 天皇精神発動に依る戦争は領土拡張に非ず、人類救済なり。皇威を冒涜するもの内外共に敵賊なり、共に滅すべし。)

皇國元来無一物、人類各々その所を得て安穏なれば、 皇國皇民の大使命は終んぬるのみ。国各々真の平和を得て、永く其の慶を楽めば、 皇國の大理想は了したりといふべし。世界一家の達成は 天皇道に依るあるのみ。我國體こそは宇宙最高の道徳否宗教なり。世界を救い得る唯一無二の大真理なり。国号「日本」を三思せよ。「太陽」を国旗となす大信念を省察せよ。 天皇を「天津日嗣」と申し奉る、正に千省万思せよ。皇國の大理想自ら明かなるべし。


    橘曙覧先生歌


   一、 一日(ひとひ)生きば一日(ひとひ)心を大皇(おほぎみ)の

                 みためにつくす我が家のかぜ


   二、 大皇の勅(みこと)にそむく奴等(やつこら)の

                 首引き抜いて八(や)つもてかへれ


   三、 大皇にそむける者は天地(あめつち)に

                 入れざる罪ぞ打つて粉(こ)にせよ


   四、 国汚す奴(やつこ)あらばと太刀(たち)抜いて

                 仇にもあらぬ壁に物いふ


            (昭和一一、八、二五)