純忠玉の如く、心神に通ず。闇を突いて攀登す、死の中隊。
大皇の醜の御楯といふものに
かゝるものぞと進め真前に
事前の訓戒粛として肝に刻む、奮然隊を提げて陣頭に起てば、神将杉氏の下、神兵有り、殉皇の一団敵塁を屠る。胡弾は四彩し、君は絶後せり、聖骸は尚進む塁中の奇、直立恭しく東方を拝し復動かず。暁天の旭旗頃(このこ)ろ漸く明かなり。
満身の熱血高峯に灑ぎ、浮雲長城に飛んで巫山尚遥かなり。
神州の聖姿を顕現せんと欲し、閲年心を砕く維新の業。奇傑の丹心人知るや否や、満腔の憂憤誰に向つてか述べん。
汝、我を見んと要せば、尊皇に生きよ、我は尊皇精神のある処常に在り。
尊皇の有る処、君常に在り、忠魂永久に皇基を護らん。
昭和十二年十月十日
常 岡 瀧 雄