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軍神杉本五郎中佐遺著 大義    -

📚 目次

1 序 文 (1ページ)

2 噫軍神杉本中佐 (1ページ)

3 発刊に際して (1ページ)

4 杉本中佐略歴 (1ページ)

5 緒  言 (1ページ)

6 第一章 天 皇 (1ページ)

7 第二章 道 ?コ (1ページ)

8 第三章 「無」の自覚到達の大道 (1ページ)

9 第四章  神國の大理想 (1ページ)

10 第五章  皇  道 (1ページ)

11 第六章  解  党 (1ページ)

12 第七章  生活原則 (1ページ)

13 第八章  七生滅賊 (1ページ)

14 第九章  國  防 (1ページ)

15 第十章 第一等の人物 (1ページ)

16 第十一章 維 新 (1ページ)

17 第十二章 ?~ 勅 (1ページ)

18 第十三章 信 仰 (1ページ)

19 第十四章 大 命 (1ページ)

20 第十五章  神 社 (1ページ)

21 第十六章 高天原 (1ページ)

22 第十七章 戦 争 (1ページ)

📍 無題
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23 第十八章 皇國民の定義 (1ページ)

24 第十九章 行 (1ページ)

25 第二十章 死生観 (1ページ)

無題

第十七章 戦 争
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大義明白なる戦争発起も、之に従ふ上下、大義不分明ならば、各々自己を執つてその保存に懸命の努力を終始せん。(八十八字略)万端悉く 皇軍の面目(十八字略)現皇軍が 皇化第一線の使徒たること(十五字略)聖上を尊崇し奉る、戦庭に立つもの皆靡々として然らざるなし。歩一歩を進めて、皇道宣布に邁進(三十六字略)尊皇だに透徹しあらば、皇道布施の大業は自ら流れ出づる清泉なり。極大尚少しと憂ふべきは 尊皇の聖精神、極少尚多しと忌むべきは自己保存の汚精神。此の自己保存の汚心を剪滅し、尊皇の聖心を拡大し行く、是れ心的戦争、即ち修養なり、一身の維新なり。尊皇を無視する利己的不逞を一掃し、君民一如の國體を顕現する、是れ一国維新戦なり。御稜威布施途上障碍たる不靡国を討伐し、皇化に進前する、是れ世界維新戦、即ち 皇國の対外戦なり。身・国・世界と区別すれど、三者一貫せる精神は一なり。尊皇と其の宣布にあるのみ。故に皇國の戦争は聖戦なり、神戦なり、大慈悲心行(ぎやう)なり。

即ち 皇軍は、神将・神兵ならざるべからず。此の精神だに徹骨徹髄透徹しあらば、忌むべき 皇軍汚辱の自己功名保存の利己的戦争とはならざるなり。神将は戦術秘奥の極上を傾倒し、神兵は訓育精華の極底を吐露して、殉皇す。茲に万生化育の聖業は進む。 皇軍の真面目躍如たり。(百二十六字略)世界興亡の足跡を仔細に検討せよ。其の滅亡の最大原因は常に飽くなき利己心、停止を知らざる自己保存ならずや。(四十五字略)国を廃頽に導くものは共産輩に非ず、人民戦線に非ず、乃至社会主義にも非ず。此等の主義は日本精神練磨の大砥石なり、為に 皇精神は愈々光を放つ。亡国は底なき自己保存、飽くなき利己心にあるのみ。

戦争は一身乃至世界の修養なり、利己心滅却にあり、自己保存崩壊にあり。我執無きものにして始めて尊皇絶対、外に向つて 御稜威を布伝し得るのみ。

軍よ、(十六字略)より脱却せよ。戦は先づ心に向つて開始せよ。一身の維新を計りて、真の日本軍人に蘇生せよ。かくして始めて、軍は 皇軍、将は神将、兵は神兵、戦は聖戦なり。


    昭和十三年八月三十一日


   長城戦参加有感以誌