メモには以下のことが記載してあった。
「戦闘系仮想空間『中之島』へようこそ。詳細は以下のとおり」
・諸君らは日数に関係なく、空間内に配置された全120の拠点をすべて制圧すること
・拠点を失ったチームは即座に退場とし、規定された罰則を与える
・参加するチームは諸君を含めて5チームである
・異なるチームの所属する拠点の間には最低でも10の拠点がある
・諸君らは北海道・道北方面のチームである
・どのチームにも属さない拠点はCOMが管理する
・兵器・弾薬・仮想歩兵は各拠点から一定時間ごとに出現するのでそれを用いること
・食糧などは必要ない
・空間内で死亡と判定されるような身体的被害を受けた場合、当人のみ一定時間退場とし、時間後に復帰する。
「道北から南に攻めろってことだな。とすると防寒対策か」
圭佑が呟いた。
「防寒に適した装備はあるよ。んじゃ、着替えよう」
「上から着れば良いんじゃないかな?夏服だし制服は着たままにしようよ」
「まあ、そ、そうだな…」
「何でそう残念がるんだよ」
俊樹が訝しげな表情をしながら圭佑に聞いた。すると、圭佑が耳打ちしてきた。
「ああ、なるほどね。うん、そりゃ分かるなあ…って女の着替えが見たかっただと!?おまいさん調子乗ってると脳ミソにロケラン食らわせるぞ!」
「圭ちゃん、この戦いが終わって元の世界に帰れたらいくらでも着替えは見せてあげるから…」
沙都美がそう言ったが、圭佑は首を横に振った。
「まあ、着替えは良いや。じゃ、行こうか」
4人は外に出た。