「あァ…や、総…悟!!そんなに…ン、したらッ…!!」
普段とは違う鮮やかな柑橘系の色をベースとしたラブホの一室に、ここでは珍しいであろう男2人が、ベッドの中で所謂そういう行為を行っていた。
その内の、現在そこで官能的な声をあげているのが、屯所内で鬼の副長と恐れられている土方十四朗だとは誰も予想していないだろう。
「土方さん…やっぱりいつもと違う場所で、興奮してんですかィ?」
普段この様な行為に及ぶ時は屯所内で行う。しかし今回はお互い非番であり、普段と違う場所でヤってみたいという沖田の案によりいやいやながらもそれに賛同した土方と近くのホテル街に繰り出し、今に至るわけである。
「やッ…んな訳…ン、あるか…ァ…!!」
土方は続けられる愛撫に合わせて発せられる甘い声を必死に抑えながら目尻に涙を浮かべて反論した。
「ふっ、よく言いやすぜィ。もうここ、大変なことになってまさァ。」
沖田は予想通りの土方の反応に笑みを浮かべながら土方のソレにズボン越しにそっと触れた。
「んァッ…!!」
「気持ちよさそうな声でさァ。」
沖田は言いながらも、さわさわと焦らすように撫でつづける。
「ン…くァ…!!総悟、ちゃんと…ァ、触れッ…!!」
土方が涙をポロポロ零して沖田にしがみついた。
沖田はごくんと生唾を飲み込み、その様子を見て静かにかすかに笑みを浮かべると、耳元で静かに囁いた。
「それ意外に燃えやすねィ…でもまだダメですぜィ。ちゃんと可愛くおねだりしやせェ」
「なっ、ふざけ…ァッ…!!」
土方が反論しようとするが、沖田が耳をペロリと唐突に舐めたため、それは無駄に終わってしまう。
「ふっ…強情ですねィ土方さん。でもいつまで耐えられやすかねィ?」
沖田は触りつづけていた土方のから手に離し、全身を愛撫した。
耳から首筋、そして胸を集中攻撃。
そんな沖田の動きに合わせ、土方は甘い声をあげる。
「ぁ、くッ…そ…!!総悟ッ、ンも、イカせてくれっ…!!」
顔を真っ赤にしながらそう言う土方に、ついつい笑みがこぼれた。
「…合格でさァ土方さん。今の着信音にしたいくらいですぜィ。…あ、そうだ。」
沖田は何を思いついたか近くにあった鞄を開け、あるものを取り出した。
それは携帯電話である。
「な、なにやって…ンッ…」
沖田は設定をすると、携帯電話を静かにおいた。
「いやぁ、あまりにも土方さんが可愛い声だすもんだからボイス登録してたんでさァ。」
「は…?てめ、ふざけんな!解除しろやボケっ…!!」
土方が抵抗するも、もう身体に力が入らないためあっさりと沖田に捕まってしまい、早急にズボンを下げられ、ソレに絡みつかれた。
「んァ…!!や、総悟ッ…!!撮るなッ…!」
「すげぇでさァ…録音されてると感じるんですかィ?ちょっと触っただけなのに…」
土方のソレからはぽたぽたと先走りが流れ、それはとても妙な美しさを放っていた。
沖田は堪らず、躊躇うこともせずにそれを口に含んだ。
「くッ!あ…あァ!!…総、悟…!」
裏筋から丁寧にソレをなぞり、竿の部分は掌を使って擦りあげていく。偶に気まぐれに歯をたてたり唇を使って吸い上げたり。そんな沖田の動きに、土方は高ぶられていく一方であった。
土方は携帯電話で録音されていることなど忘れ、ただ本能のままに身を捩り続けた。
室内はクチュクチュといったような官能的な音が響き、それにより高ぶられていく土方の甘い声が飛びかっている。
「ぁ、総悟ッ…もう、ンッ…ヤバイ…!!離、せ…ァッ」
土方は限界が近いと悟り、沖田にもうやめろと告げるが、沖田の性格上もちろんやめるわけもなく。
そのまま舌でグリグリと先端を刺激し、仕上げとばかりに激しく吸い上げる。そのあまりの光景と、強い快感に土方はあっさりと最後の理性など吹き飛ばしてしまった。
「バッ…はなっ…ンくッ…あァッ!」
たまらず熱い欲望を沖田の口腔内に叩き付けると、沖田はその白濁を自分の手に吐き出し言った。
「…土方さん、力、抜いててくだせェ。」
「な…にいっ…あッ!」
沖田は土方の孔を手で探りあてると、そのまま指を深く挿入した。
「くッ…ァ!そ、ごッ…!!」
まるで何か別の生き物のように動く沖田の指は、小刻みに揺れるだけで、土方に壮大な刺激を与えていた。
土方は声を抑えつつも漏れてしまう嬌声を響かせている。
土方の相変わらずな反応に、沖田は自然とサディスティックな笑みを浮かべずにはいなかった。
「…本当に、身体は素直でさァ。少しは口も素直になればいいのに。」
「は…馬鹿、言ってんじゃね…ンァ…!!」
沖田は更に指をもう一本増やすと、同時にバラバラに動かしはじめた。
確信しての行為なのか、微妙に土方の蕾を外している。
「ンく、ゥ…!!」
土方は身体をビクビクと仰け反らせながら快楽を追い続けていた。
土方はもう分かっていた。沖田が一度言ったことは死んでも貫き通す、初志貫徹な心の持ち主である。
きっと沖田は自分が素直にならない限りは、ずっとこうしているだろう。
「はァッ…そ、ご、早くッ…」
「早く…?何ですかィ?」
分かっているくせにわざとらしく聞き返す沖田が憎たらしい。土方は歯を食いしばりながらか細い声でその続きを述べた。
「早く…お前を、くれよッ…!」
その声を聞くと沖田は満足そうに優しく微笑み、土方の額に軽くキスを送る。
「…仰せのままに、くれてやりまさァ。」
沖田は早急に自分のブツを土方の孔にあてがうと、そのままゆっくりと腰を降ろしていった。
「ンぐッ!ゥ、あ…!!」
何回同じ行為をしても慣れることのない圧迫感と苦痛に顔を引きつらせる。
もともと受け入れるためにあるものではないので、それも当然であるのだが。
「ッ、すまねぇ土方さん。もう動きやすぜィ…」
「お、おいまて総悟…ぅ、くァ…!!」
沖田は、土方の苦しみを少しでも和らげようともうすっかりと位置を把握している前立腺を狙って突いた。
それにつれ、土方の苦痛の超えにもだんだんと艶がでてきた。
「ぁ、あァ!それ、やッ…総悟…!!」
「ふふっ…あんたの嫌は気持ちいいの間違いですからねェ…」
沖田はニヤリと口元を釣り上げると、動きを早め、確実に土方を追い込んでいった。
「あ、アッ!くそッ…、やべぇ…ッ」
土方はふるふると震える手で沖田のきている隊服をつかんだ。
沖田はそれに気づき、土方の顔を覗き込む。すると、あのプライドで塗り固められた土方が、沖田に軽くキスを送ったのだった。
普段でもされたことのないその行為に、まだ18の沖田の理性を飛ばすには充分のことだった。
「ッ、土方さん…いつからそんな、誘うのが上手くなったんでィ…。」
「…るせッ…ァッ!こら、総悟…ン、喋ってんときに、うごくなッあァ!!」
沖田は余裕ない顔で正確に土方と自分を高ぶらせていった。
「総悟…総…悟ッ!はァ、も、限界だッァ!」
「くッ…土方さ、ん…俺も、でさァッ…!イッてくだせぇッ!」
沖田は最後に勢いよく土方に竿を打ちつけ、土方がイクと同時に熱い欲望を叩きつけた。
イッて力が入らないのか、土方はぐったりとした様子で沖田にしがみついていた手をベットに倒した。
「…土方さん…。」
「な…んだよ…。」
息が乱れ、飛びそうな意識の中、沖田の声ははっきりと聞こえた。
「…愛してまさァ土方さん…あんただけは、俺の側から離れねぇでくだせェよ…?」
オマケ☆
「てめぇ総悟…この前の時のボイスちゃんと消したんだろうな…。」
次の日の朝屯所に戻った2人は、近藤になんで昨日いなかったんだと泣きながら問い詰められたものの、すっきりした様子で仕事にとりかかっていた。
沖田は、相変わらず土方の部屋で昼寝をしていたのだが。
しかしそんな雰囲気も束の間、土方は何か忘れているような…と冷静に考えると、行為中沖田の仕掛けた携帯電話のボイスを思いだしてしまったのだった。
「え?まさか、あんなお宝易々と捨てるわけねーじゃないですかィ。毎日朝聞くことに決めたんでィ。」
「そうか〜そんなに携帯と共に江戸湾に沈められたいのか〜。殺すぞ。」
青筋を立てながら怒りに震える土方を尻目に、沖田は心底楽しそうだった。
「はぁ…。土方さん、あんときはすごい可愛かったのにねィ…。」
沖田はニヤニヤしながら携帯を取り出し、再生ボタンを押した。
『ンァ…!そ、ごッ!はァ、ンッ!!』
「!!!!??;;」
携帯からは土方の昨日発した甘い喘ぎであり、土方はまるで崖っぷちにでもきたがのようにピタッと静止した。
「ほら、こんな必死に俺の名前呼んじまってィ…。」
顔を真っ赤にした土方を見て、沖田は最高に喜んだ顔で笑っていた。
「やっ…やっぱり殺す!!」
沖田を追いかけまわす土方。
今日も真選組は平和です。
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おそくなって申し訳ありませんでした!
待ってくださった皆様、ありがとうございます。
なんか携帯の下りいらなかったし内容がない!!
すごく801な話ですみません汗
ありがとうございました!