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ブレイブストライカーズ〜宿命を背負う者たち〜 - 第4話 再び繋がった絆は永遠に

第4話 再び繋がった絆は永遠に

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第4話 再び繋がった絆は永遠に


初音島

枯れない桜の木の前

隼人が義之を連れて戻ってきてから数日が経過し、その間に関係者に事情を話し準備を進めようやく音姫を救う準備整った。

そして現在、隼人、稟、深雪、真由美、沙織、義之、桜姫、さくら、由夢、立夏、清隆、そして義之の知人一同がそろっていた。(ただし杉並と渉はここにはいない。)

そして、いよいよ作戦を実行しようとしたとき、隼人、深雪、真由美、沙織、稟の5人だけで何やら話し合いをしていた。

隼人「(では真由美さん、クロスゲートの件はまだ内密で...)」

真由美「(ええ、今は音姫さんのことが最優先だからね...)」

深雪「(それにしてもまさか初音島の近海の海の底にこの世界のクロスゲートがあるなんて...)」

沙織「(まあ、それに関してはアンティラス隊で調査するわ...)」

稟「(まったく、問題が次から次へと山積みだな...)」

隼人「(まあ、クロスゲートの話はまた次の機会だ...)さて、それでは始めようか...」

稟「それでどうやって、鬼の力を取り除くんだ?」

隼人「...それはお前にかかってる、サイフィスと意思疎通ができるお前なら...」

稟「俺が?」

隼人「ああ、実は以前、立夏君と清隆君に聞いたが鬼の力は心にあると聞く、お前はサイフィスとのポゼッションを成功させた...精霊は善き意志の集合体だ...サイフィスの力で鬼の力を相殺すれば音姫さんを救うことができる...」

稟「...なるほど、だから俺を呼んだのか...」

隼人「ああ、まさかお前がポゼッションを成功させるとは思ってもみなかったが、これはうれしい誤算だ...これなら必ず成功させることができる。」

稟「すべては俺にかかってるわけか...」

義之「稟くん、よろしく頼む。」

沙織「稟、しっかりね。」

稟「ああ、必ず成功させて見せる!行くぞ、サイフィス!」

サイフィス『はい、稟。』

そう言って、稟はサイフィスと意識を連動させ、隼人、さくら、立夏、清隆の協力もあって音姫の心の中に入り込み、サイフィスの力を使って鬼の力を相殺することに成功した。

隼人「よくやった、鬼の力を相殺できた...これでもう大丈夫だ...」

稟「そうか、成功したのか...よかった...」

義之「これで音姉は助かったのか...ありがとう...」

稟「いえ、気にしないでください...」

立夏「精霊の力を使う...まさかそんな手があったなんて...私たちには思いもよりませんでしたね...」

清隆「まったくです...」

隼人「あとは、俺が音姫さんの精神を肉体に戻すだけだ...だがその間、俺は無防備になる...」

深雪「大丈夫です、お兄様、その間、私がお兄様をお守りします...」

隼人「...本来なら俺がお前を守らねばならないのに、お前に守ってもらうことになるとはな...頼むぞ深雪。」

深雪「はい、お兄様...」

稟「兄さん、俺もやるぜ。」

隼人「すまんな...一仕事した後だというのに無理をさせて...」

稟「大丈夫だ...それに必ずあの男が現れるだろうしな...」

桜姫「稟さん。」

とそこへ、桜姫が稟に歩み寄ってきた。

稟「どうしたんだい?」

桜姫「ありがとうございます。ママを助けてくれて...」

稟「いいんだよ、それより良かったね。」

そう言って、稟は桜姫に微笑んで見せた。

桜姫「は、はい////(や、やっぱり、稟さんって、かっこいい////)」

杏「...義之...気になる?」

義之「ま、まさか、桜姫だって、年頃だし...」

茜「その割には気になっているわよね〜」

小恋「まあ、義之もお父さんってことだよね。」

ななか「でもさ、土見君も昔の義之君を見てるようだよね。」

麻耶「そうね、まあ桜内よりイケメンだけど。」

まゆき「しかもなかなかいい鍛え方しているしね。」

そんな周りの言葉に少し照れ臭そうにしていた。

稟「...ま、まあ///それはともかく...行くぞ、クロ、シロ。」

シロ「ああ、わかったニャ。」

クロ「さくらさん、また後で。」

さくら「うん、頑張ってね、クロちゃん、シロちゃん。」

そう言って、さくらと仲良くお喋りしていたクロとシロを呼び寄せた。

水越「...まさかしゃべる猫を見ることになるなんて...」

エリカ「...ホントにロボットとかじゃないんですよね?」

沙織「ええ、あの子たちは使い魔ですから...」

沙織が皆にクロとシロの説明をしている間に稟はD・ホイールにカードをセットして、サイバスターをこの場に呼び出した。

稟「よし、来たな、サイバスター...」

突如現れたサイバスターに一同は驚きを隠せなかった。

水越「こ、これは?」

稟「これは俺の専用機、風の魔装機神サイバスターです。」

由夢「風の魔装機神?」

茜「凄い!なんだかわからないけどカッコイイ!」

杏「...今、思い出したわ...なるほどあなただったのね、噂のマイトガインと一緒にクリスマスに起こった事件を解決した協力者っていうのは...」

麻耶「そういえばこんなロボットがテレビで映っていたような...」

美夏「美夏も知っているぞ、確かブラックノワールだったか?」

エリカ「ええ、そうですわ。(こんなロボットを作れる技術があるなんて、この星の技術も侮れないわね...)」

ななか「へえ〜土見君って、凄い人だったんだ...」

小恋「まあ、デュエルモンスターズの世界チャンピオンって時点で凄いと思うけど...」

改めて稟の凄さに感心しているのを尻目に稟はクロとシロと共にサイバスターに乗り込んだ。

そして、深雪もいつの間にか呼び出していた自身の水の魔装機神ガッデスに乗り込んで準備をしていた。

真由美「あと義之さん、これを。」

そう言って、真由美は腕にはめるブレスのようなものを義之に渡した。

義之「これは?」

真由美「それがあなたの力になってくれるものです...腕に着けてみてください...」

そう言われ、義之は腕にはめるとどこからともなく声が聞こえてきた。

???『...思った通りだ、お前ならできるかもしれない...桜内義之...俺の魂と鎧、お前に預けるぞ』

義之「!?だ、誰だ!?」

その声に義之は反応して声を上げた、しかしその声は義之にしか聞こえず周りのメンバーは不思議そうに見ていた。

さくら「どうしたの?義之君?」

義之「今、声が聞こえたんだけど...」

由夢「私たちには何も聞こえなかったけど?」

義之「え!?」

その言葉に驚きを隠せない義之だった。

エリカ「桜内、大丈夫ですの?」

義之「あ、ああ...(いったいどこから聞こえてきているんだ?)」

その状況を見た、真由美が口を開いた。

真由美「...義之さん、いろいろ気になっているでしょうけど、とりあえず声の主のとおりにしてください。(...声が聞こえたってことは、やっぱり隼人君の言った通り義之さんは彼の魂との適合できたのね...)」

義之「あ、ああ、わかった...」

若干不思議そうな感じになりながらも言われたとおりにすることにした。

???『唱えよ...バーナウ......レッジー・バトー......!』

義之「バーナウ...レッジー・バトー...」

???「ファイターロア!」

義之『ファイター...ロア...』

その言葉とともに義之の身体に赤い鎧が装着された。

由夢「に、兄さん!?」

義之「な、なんだこれ?」

桜姫「パパ!?」

義之を始め、他のメンバーが驚きを隠せない中、真由美が口を開いた。

真由美「落ち着いてください、それはロア・アーマーという鎧です。」

義之「ロアアーマー?」

沙織「はい、それはある異世界で戦っていた戦士が纏っていた鎧です。」

ななか「異世界の戦士の鎧?」

小恋「なんか凄そう...」

まゆき「へえ〜中々様になってるわよ、弟くん。」

さくら「義之君、カッコイイ!」

すると腕に装着されたブレスから立体映像となって一人の男が姿を現した。

義之「だ、誰だ?」

ロア『俺の名はロア...』

沙織「このロア・アーマーの本当の持ち主です。」

立夏「なるほど...この人がオリジナルってわけね。」

沙織「ええ、そうよ。」

清隆「確かに言われてみれば納得できるな...」

真由美「とりあえず、このロアさんがあなたのパートナーとしてこれからあなたをサポートします。」

義之「あ、ああ、わかった...よろしく頼むロア。」

ロア『ああ、それより今は時間がない、さっそくお前の乗る機体を呼び出そう。』

義之「俺の機体?」

沙織「それはこのロボットです。」

そう言って、沙織が自分のディスクの転送装置を使ってロアの愛機コンパチブルカイザーを出現させた。

さくら「なにこの赤いロボット?」

まゆき「ずいぶんと大きいわね。」

桜姫「サイバスターの倍くらいの大きさがある...」

皆が驚いている中、ロアが義之に説明をした。

ロア『これがお前の乗るかつて俺が乗っていたコンパチブルカイザーだ。』

義之「これが俺の乗るロボット...」

ロア『そうだ、またの名をコンパチカイザーとも言われていた。』

義之「コンパチカイザー...でも、俺も戦うことができるのか?」

ロア『心配するな、俺ができる限りサポートする』

義之「あ、ああ、頼むぜロア。」

そう言って、義之はロアの言うとおりにコンパチブルカイザーに乗り込み準備を始めた。

深雪「お兄様、ガッデスの準備完了です。」

稟「サイバスターの準備も完了だ。」

義之「俺の方も準備は一応終わったけど...」

ロア『動かし方は先ほどお前の頭の中に直接送ったが、初の実戦だ決して無理をするな。』

義之「ああ、わかった。」

沙織「どうやら、向こうの準備はできたみたいね。」

隼人「よし、俺の方はあと少しで元の身体に戻すのは完了する。あとは身体の調整だけだ...」

真由美「そうね、音姫さんはずっと仮死状態だったようなものだから、それに合わせて調整しないといけないわね。」

とそこへ、ロボットの大群が現れた。

小恋「なに、あのロボットは!?」

龍治「ハハハハハ!今度はしくじらねえぜ!これが俺の自慢の起動兵器たちだ!」

そこにあったのは機甲戦記ドラグナーのメタルアーマーのドラグーンの大群と黒のカラーリングのギルガザムネと量産型ギルガザムネが姿を現した。

稟「来たな...」

そう呟き稟はサイバスターを起動させ、飛翔し相手の前に立ちはだかった。

それを見た龍治は驚愕の表情を浮かべた。

龍治「サ、サイバスターだと!?」

真由美「土見君、お願いね?」」

稟「任せてください!」

そう言って、稟はサイバスターのディスカッターを取り出し龍治たちに向けた。

稟「ここから先へは行かせない!」

龍治「ちぃ!またお前か!?(今度はサイバスターかよ!この世界の土見稟はなんでこんなにチートなんだ!?)」

義之「お前か、桜姫にちょっかいかけてきた奴は!」

龍治「な、なんだ、コンパチブルカイザーだと!?(しかもロア・アーマー纏ってるのって、もしかして桜内義之か!?)」

龍治は驚きながらも冷静になり、相手を見定めた。

龍治「まあいい...相手が誰であれ、今度こそ、俺様の野望を成就させてやるぜ!」

稟「そうはさせるか!」

深雪「ここから先へ行かせないわ!」

龍治「(お!魔法科の司波深雪がいる!?ガッデスに乗っているのは想定外だが必ず俺の物にしてやるぜ!)」

深雪「(...変なこと考えてるわね...稟くんの言った通りね...まったく、転生者にまともなのはほとんどいないのかしら?)」

深雪はあきれながらも戦闘態勢に入った。

龍治「てめえら、前金とその機体をくれてやったんだ!しっかり働きやがれ!」

テロリストA「おう!任せてくんな!」

龍治「(この間は不覚を取ったが必ず俺様のハーレムを成し遂げてやるぜ!)」

杏「...なるほどね...確かに話に聞いていた通り身勝手な男ね...これなら渉の方が何倍もマシね...」

茜「そうだね、渉君がスケベでもあそこまで身勝手じゃないもんね。」

その言葉に渉を知るメンバーは全員頷いた。

義之「(よかったな、渉、褒められて(笑))野郎!音姉には指一本触れさせねえ!」

稟「義之さん、待ってくれ、ここはまず周りの連中を片付ける!」

義之「でもどうやって?」

深雪「サイバスターとガッデスなら可能です、少し待っててください!」

そう言って、二人は飛び出していった。

深雪「稟くん、私は左の敵を片付けるわ!」

稟「わかりました、俺は右の敵を!」

そう言って、二人は二手に分かれて敵の中心に向かっていった。

テロリストA「飛んで火にいる夏の虫だ!野郎ども取り囲んじまえ!」

テロリスト部下「「「おう!!」」」

そう言って、龍治から与えられたドラグーンに乗ったテロリストどもはサイバスターとガッデスを取り囲むように密集した。

稟「かかったな!」

深雪「それが私たちの狙いよ!」

龍治「奴ら、何をしようとしてやがる?...うん?待てよ、魔装機神だよな...ま、まさか!?」

稟「いっけぇ!サイフラッシュ!」

深雪「受けなさい...絶対零度...ケルヴィンブリザード!!」

テロリストども「「「ぐああああああ!!」」」

龍治の予感は的中し、サイバスターとガッデスのMAPW(大量広域先制攻撃兵器)のサイフラッシュとケルヴィンブリザードによりテロリストたちの乗った大量のドラグーン軍団は全滅した。

龍治「ば、馬鹿な!?」

テロリストA「ぜ、全滅だと!?」

義之「す、すげえ...」

エリカ「あれだけの敵を一瞬で...」

杏「流石はブラックノワールを倒しただけのことはあるわね...」

茜「凄いのは見た目だけじゃなかったんだね。」

この光景に皆が口々に賞賛の声を上げていた。

稟「あとはお前らだけだ!」

龍治「ち、調子に乗るな!まだ終わってねえ!この俺様のギルガザムネに勝てると思ってるのか!?」

そう言って、量産型のギルガザムネ3体とともに龍治のギルガザムネが動き始めた。

とそこへ、何かが近づいてきた。

水越「なんか、汽笛の音が聞こえるけど...」

真由美「どうやら強力な味方が来たみたいね。」

美夏「強力な味方?」

するとそこに現れたのはSL型のメカ「ロコモライザー」だった。

龍治「な、なんだあのSLは!?」

稟「ロコモライザー!?まさか!?」

舞人「そうだ!俺だ!稟!」

稟「舞人!」

舞人「ガイン!合体だ!」

ガイン「了解!」

舞人「レッツ!マイトガイン!」

舞人の掛け声とともにガイン、マイトウイング、ロコモライザーは合体をはじめた。

舞人「マイトガイン!起動!」

そして、合体を完了させ、今ここに勇者マイトガインが復活した。

ななか「が、合体しちゃった...」

小恋「ていうか、あれって...」

由夢「もしかして、噂のマイトガイン!?」

舞人「そう...その通り!」

ガイン「銀の翼に 希望(のぞみ)を乗せて、灯せ平和の青信号!勇者特急マイトガイン! 定刻通りに只今到着!」

龍治「(マ、マイトガインだと!?SHUFFLE!の土見稟がサイバスターに乗っているのといい、この世界はどうなってやがる!?)」

茜「わお!本物だ!」

杏「...というか、あの口上はなんなのかしら...」

麻耶「私が聞きたいわよ...」

水越「というか、あの人工知能が気になるわね...」

稟「舞人、マイトカイザーや他のメンバーはどうした?」

舞人「生憎、まだマイトガインしか調整が終わっていない、だからここは俺とガインのコンビでやらせてもらう!」

稟「わかった、頼むぞ、舞人!ガイン!」

ガイン「勿論だ!稟!」

舞人「行くぞ!」

龍治「くっ!次から次へと!野郎どもやっちまえ!」

テロリストども「「おう!!」」」

こうして、各自はそれぞれ分かれて戦いを始めた。



義之サイド

隼人の蘇生術は完了し、音姫は完全に元に戻ることに成功した。

隼人「よし...完了だ...」

音姫「う、う〜ん...あ、あれ?わ、私、元に戻ったの?」

桜姫「ママ!」

音姫「桜姫ちゃん!?」

そう言って、桜姫は音姫に抱き付いて再会を喜び、その場にいた他のメンバーも喜びに沸いていた。

隼人「...どうやらうまく成功したな...」

真由美「お疲れ様、隼人君...」

隼人「ええ、あとは敵を片付けるだけか...」

真由美「ええ、そうね...」

そう言って、隼人と真由美はコンパチブルカイザーに視線を向けると義之自身も安堵の表情を浮かべていた。

義之「音姉...よかった...これで心置きなく戦える!行くぞ!」

龍治「ほざけ!たとえコンパチブルカイザーだろうとこの強化された俺専用のギルガザムネに勝てると思うな!」

義之「そうは行くか!守ってみせる!音姉、桜姫の居るこの世界を!」

ロア『放て!カイザーの拳を!』

義之「おう!喰らえ!スパイラルナッコォォッ!!」

龍治「くっ!」

ギルガザムネはスパイラルナックルの一撃で吹き飛ばされた。

まゆき「お!派手なロケットパンチね、弟くんの乗ってるロボットもなかなかやるわね。」

美夏「コラ!桜内!貴様!美夏を差し置いてロケットパンチとは何事だ!」

麻耶「...突っ込むのはソコ?」

龍治「調子に乗るな!」

しかし、すぐに立ち上がったギルガザムネの対艦ミサイルをまともに受けてコンパチブルカイザーは吹き飛ばされた。

義之「ぐっ!」

ロア『(やはり、義之にとっては初めての戦闘...いきなりの実戦は厳しいか...)』

桜姫「パパ!」

音姫「弟くん!」

龍治「ハハハハハ!いくらコンパチブルカイザーとはいえ、使い手がヘボじゃ宝の持ち腐れだな!」

義之「な、なんだと!?」

ロア『よせ!相手の挑発に乗るな!』

龍治「ハハハハハ!動きが単調なんだよ!」

義之「ぐあ!」

不用意に突っ込んだコンパチブルカイザーはギルガザムネの巨大な青龍刀で攻撃され吹き飛ばされた。

音姫「弟くん!!」

さくら「義之君!」

由夢「兄さん!しっかり!」

義之「ク、クソ...!」

ロア『(やはり、義之ではまだコンパチブルカイザーの力を引き出し切れていないこの状況では勝ち目は薄いか...せめて?アレ″が使えれば...)』

それ見た音姫は義之の無事を祈るように願った。

音姫「(お願い!誰か!弟くんを助けて!)」

とその時、音姫の身体か光に包まれると髪の色が変わりさらにロア・アーマーと似たようなアーマーのような鎧が音姫の身体に装着されていた。

音姫「な、なにこれ?」

由夢「お、お姉ちゃん!?」

義之「お、音姉?」

ロア『(エミィ...やはり微かに意識が残っているのか...)』

龍治「な!?(桜内音姫がエミィ・アーマーを装着しただと!?)」

隼人「...義之さんがロア・アーマーに適合できたからもしやと思ったが...」

真由美「音姫さんがエミィ・アーマーを装着するなんて...」

みんなが驚いているのを尻目に今度は音姫の身体が光に包まれ、その場から消えた。

さくら「音姫ちゃん!?」

まゆき「音姫!?」

桜姫「ママ!?」

それに呼応するかのように待機させていたGサンダーゲートが起動し始め、気づいたら音姫はGサンダーゲートの中にいた。

音姫「な、なにこれ!?」

沙織「音姫さんがGサンダーゲートの中に!?」

真由美「隼人君、これって...」

隼人「...エミィアーマーに宿るエミィ自身の意志なのかもしれないな...」

ロア『(今ならできるかもしれない!)』

ロアは何かに気づき義之に指示を出した。

ロア『義之、Gコンビネーションだ!』

義之「Gコンビネーション?」

ロア『唱えよ......バーナゥ・レッジー・バトー』

義之「あ、ああ、なんだかよくわからねえけど!バーナゥ・レッジー・バトー!!」

ロア『Gコンビネーション!』

義之「G!コンビネェェェェェションッ!!」

義之の叫びに呼応するかのようにコンパチブルカイザーの背中にGサンダーゲートがドッキングして合体した。

桜姫「が、合体した...」

義之「こ、これは?」

ロア「これがGコンパチブルカイザーだ...」

義之「...Gコンパチブルカイザー...」

ロア『ああ、またはGコンパチカイザーだ。』

音姫「Gコンパチカイザー?」

ロア『...かつての相棒が名付けた名だ。』

義之「これがコンパチブルカイザーの真の姿なのか...」

ロア『そうだ...』

音姫「これで私も弟くんと一緒に戦えるんだね?」

ロア『ああ、そういうことになるな...』

義之「で、でも、音姉を巻き込むのは...」

音姫「何言ってるの?弟くんと私は一心同体だよ!だから私も一緒に戦うよ!」

義之「音姉...」

音姫「だから一緒に行こう、弟くん。」

義之「...わかった!行くぞ!音姉!」

音姫「うん!」

龍治「(Gコンパチブルカイザーまで!次から次へと!)」

義之「さあ!ここからが本番だ!」



深雪サイド

テロリストA「たっぷり可愛がってやるぜ!」

深雪「それはどうかしら?フレキ!ゲリ!お願い!」

フレキ「お任せを!」

ゲリ「深雪様には指一本触れさせん!」

ガッデスのハイファミリアが敵に攻撃を仕掛けた。

テロリストA「くっ!なんだこいつらは!?」

敵はハイファミリアの攻撃にひるんだ。

深雪「さあ、これで終わりよ!」

そう言うとガッデスは魔法陣を描き始めた。

深雪「ロキの子、地を揺らすものよ今こそ足かせを解き、我が敵をむさぼれ!」

深雪の言葉とともに巨大なオオカミが姿を現した。

テロリストA「な、なんだあれは!?」

フレキ「行くぞ!ゲリ!」

ゲリ「了解した!」

深雪「行きなさい!」

巨大化したフレキとゲリ量産型ギルガザムネに激しい連携攻撃を繰り出した。

テロリストA「き、機体が凍りつく...」

深雪「フェンリル...クラッシュ!」

そして、最後に凍った機体を粉々に粉砕した。

テロリストA「ぐあああああ!」

深雪「お疲れ様、フレキ、ゲリ。」

フレキ「いえ、お気になさらずに。」

ゲリ「これぐらいこと造作もありません。」

深雪は2匹の使い魔に労いの言葉かけた。



稟サイド

クロ「稟!敵が来るニャ!」

稟「ああ、わかってる!」

テロリストB「喰らえ!」

敵はサイバスターにミサイルを発射してきた。

稟「させるか!」

サイバスターはミサイルを切り捨てた。

テロリストB「くっ!強い!」

稟「今度はこっちの番だ!はあ!秘剣!ディスカッター・乱舞の太刀!」

稟「こいつを見切れるか!?」

サイバスターは目にも止まらないスピードで相手を切りつけた。

稟「はあっ!」

テロリストB「う、動きが見えない!?」

稟「でえいっ!」

稟「たああ!」

稟「うおおおおおおお!」

テロリストB「つ、強い、強すぎる!」

敵が戸惑っている中、敵を魔法陣で拘束し、稟はサイバスターのディスカッターにエネルギーを集中した。

稟「これで!終わりだぁぁぁぁ!」

稟の言葉とともにサイバスターは魔法陣ごと敵を貫いた。

テロリストB「ぐあああああ!」

稟「お前らを許すわけにはいかない!」

シロ「流石は稟だニャ。」

桜姫「す、凄い、稟さん...」

まゆき「ア、アタシでも見えなかった...」

立夏「カッコイイわね、あの技!」

清隆「確かにかっこいいけど、とてもじゃないけど真似はできないな...」



舞人サイド

ガイン「やるな!稟!」

舞人「ガイン!こっちも負けずに行くぞ!」

ガイン「了解!」

テロリストC「喰らえ!」

テロリストはミサイルを発射した。

ガイン「マイティーバルカン!」

しかし、マイティーバルカンですべて撃ち落とされた。

テロリスト「ミ、ミサイルが!?」

舞人「ガイン!一気に決めるぞ!」

ガイン「動・輪・剣!!」

マイトガインが動輪剣を構え、エネルギーをチャージし始めた。

ガイン「トオ!」

マイトガインは動輪剣を構え高く飛び上がった。

舞人「縦一文字斬り!」

ガイン「てええええい!!」

そこから一気に急降下し、ギルガザムネを一刀両断した。

テロリストC「うあああああ!」

ギルガザムネは大爆発で四散した。

舞人「...凄いパワーだ...これがトロニウム・レヴの力か...」

ガイン「ああ、この状態で以前のグレートマイトガインを遥かに上回る力を出せるとは...」

舞人とガインは隼人からもたらされた技術の高さを改めて実感していた。



義之サイド

龍治「ちぃ!なかなかやるな!(流石は勇者ロボットだけあって強い!というか原作より強さがインフレしてないか!?)」

※よもやマイトガインにトロニウムとゾル・オリハルコニウムが使用されているとは知る由もなかった。

義之「あとはお前だけだ!」

ロア『今だ、義之!オーバーゲートエンジン...その力を解放する時が来た!』

義之「わかった!カイザースキャナー、オン!」

そう言って、敵の弱点をサーチした。

義之「そこだな!」

音姫「弟くん!カイザーソードだよ!」

Gサンダーゲートから射出されたカイザーソードを右手で受け取った。

義之「ああ!しっかり受け取った!」

ロア『超次元間孔 解放!』

ロア『我らに力を!』

ロア『そして、超断の刃を!』

義之「行くぞ、Gコンパチカイザー!!」

音姫「弟くん!Gサンダーゲート、出力全開だよ!!」

義之「OK!音姉!行くぜ!」

音姫「はあああああ!!」

義之「うおおおお!!バーナウ!オーバーカイザーソード!!」

義之「カイザークラァァァッシュ!!」

Gコンパチブルカイザーの剣がギルガザムネを切り裂いた。

義之「俺の名前が引導変わりだ!」

義之の決め台詞とともに龍治のギルガザムネは大爆発した。

龍治「そ、そんな馬鹿な!?」

さくら「義之君!カッコイイ!」

杏「義之にしては決まっていたわね。」

まゆき「やっぱり、音姫と弟くんはこうでなくっちゃ。」

由夢「でも、これで終わったんですよね?」

隼人「...いや、奴は逃げた...」

立夏「え?」

清隆「まさか!?」

真由美「まだ諦めていないようね...」

チカ「でも一体どこに?」

隼人「今奴の転送パターンから俺が割り出している最中だ...(ついでにネットワークワームを送り付けて二度とそれが使えないようにしてやる...)」


一方、隼人が龍治の居場所を探っている間に龍治は宇宙に待機させてあった小惑星の内部にいた。

龍治「くそ!何でここまで追いつめられるんだ!?こ、こうなったら!最後の手段だ!」

そう言って、龍治は何やらシステムを立ち上げていた。

舞人「一体奴はどこに?」

稟「この近くにはいないようだが...」

ガイン「舞人!通信回線に奴が!?」

舞人「なに!?」

龍治「俺様はここだ!」

そう言って、こちら側の通信システムに突如現れた。

龍治「ハハハハハ!これがホントの切り札マスドライバーだ!」

龍治の言葉とともに、通信映像に奴の切り札である小惑星に着けられたマスドライバーの映像を見せた。

舞人「マスドライバーだって!?」

稟「あいつあんなものまで持ち込んだのか!?」

美夏「マスドライバー?」

ななか「いったいなんなの?」

沙織「簡単に言えば「コンテナを積んだ巨大な砲弾を打ち上げるための大砲」ってとこね、元々は宇宙船の打ち上げや物資を宇宙にあげたり宇宙にある物資を地球に届けるためのものとして作られたものなんだけど...

杏「...なるほどね...つまりコンテナを石ころなどに置き換えれば地上に巨大なクレーターを作れるわね...」

沙織「...ええ、はっきり言うとそうなるわ...」

そう言って、沙織が皆に説明をしていると龍治は通信でとんでもないことを知らせてきた。

龍治「よく聞け!今このマスドライバーは初音島に標準を合わせてある!」

舞人「なんだって!?」

龍治「マスドライバーを撃ち込まれたくなかったら、降参しな!」

ガイン「なんと卑怯な!?」

龍治「なんととでも言え!要は勝てばいいんだよ!」

稟「こ、こいつ!?」

義之「ふざけやがって...!」

音姫「最低だよ...!」

全員が憤慨している中、深雪は隼人の方を見た、すると隼人は静かに頷いた。

深雪「(...すみません、お兄様...私たちが不甲斐ないせいで...)」

隼人「(気にするな...俺もまさかここまでの屑だと思ってもみなかったからな...)」

真由美「(そうね...もう同情の余地もないし...それにここでマスドライバーを撃たれたら、それこそ”クロスゲート”を刺激してしまうしね...)」

舞人「くそ!マイトカイザーとマイトガンナーの調整が終わっていれば...」

稟「こうなったら、俺が宇宙へ飛んでそこでコスモノヴァを...」

沙織「駄目よ!稟!コスモノヴァリアクターとマクスウェルコイルの調整が済んでいない今の状態で使うのは危険よ!」

シロ「そ、そうだニャ!万が一なにかあったら...」

クロ「取り返しのつかないことにニャるわよ!」

稟「でも、桜姫ちゃんや義之さんはようやく家族が一緒になれたんだ!それに対して何もしないのは俺自身が許せない!」

クロ・シロ「「稟...」」

沙織「稟...あなたは...」

義之「稟くん...」

桜姫「稟さん...」

音姫「そこまでして、私たちのことを...」

隼人「待て、稟、早まるな!」

稟「兄さん!?」

隼人「...心配するな...後は俺がやる...」

龍治「ハハハハハ!切り札は最後まで取っておくもんだぜ!これで俺の勝ちだ!」

隼人「...確かにその通りだな...だが、相手のカードをすべて確認してなかったことは貴様の甘さだな...」

龍治「な、なんだと!?」

稟「ま、まさか、アレを!?」

稟が何かに気づくと隼人がその場から消え、空間を引き裂いてグランゾンが姿を現した。

義之「なんだあのロボットは!?」

沙織「グランゾン...」

稟「やっぱり...」

深雪「...あなたはお兄様の逆鱗に触れてしまったわ...もう終わりよ...」

真由美「...恨むのなら自分の浅はかな考えを恨みなさい...」

そう言って、深雪と真由美の二人は冷たい口調で言い放った。

舞人「稟!知っているのか!?」

稟「ああ...あれは兄さんの専用機...グランゾン...」

舞人「隼人さんの専用機だって!?」

そう言って、稟が舞人にグランゾンを説明している間に龍治は驚愕の表情をしていた。

龍治「グ、グランゾンだと!?」

隼人「ほう...グランゾンを知っているのか...なら説明は不要か...さっさと片付けてやる...」

そう言って、グランゾンの両腕が光り始め、胸部が開いた。

隼人「事象の地平に近づけば、相対時間が遅くなる」

龍治「ま、まさか、あれは!?」

隼人「お前にとっては一瞬だろうが、こちらでは永遠だ、理解出来たか?」

グランゾンの胸部から形成され始めた黒い塊を見て、舞人はすぐに何なのかを理解した。

舞人「まさか、あれはブラックホール!?」

稟「そう...グランゾンのあれがグランゾンがたった一日で地球を滅ぼせるという力の象徴...」

隼人「事象の地平に消え去れ...ブラックホールクラスター...発射!!」

隼人の言葉がトリガーとなり、発射されたマイクロブラックホールの塊は宇宙にあるマスドライバーを備えた小惑星を飲み込んだ。

龍治「くっ!ま、またか、こりゃ一時撤退を...」

チカ「ご主人様、また逃げようとしてますよ?」

隼人「大丈夫だ、奴に次はない。」

龍治「なんだと!?」

すると龍治の腕についていた装置が作動しない。

龍治「お、俺の転移装置が動かない!?」

隼人「同じ手が何度も通用すると思うな。お前の転移装置を分析して、お前の転移装置にネットワークワームを送り込ませてもらった、それでもう逃げることはできない。」

チカ「流石はご主人様、抜け目ないですね。」

龍治「ば、馬鹿な、お、俺は神に選ばれた、オリ主だぞ!なのになんでこんな目に!?」

隼人「...何が選ばれただ...お前はただ与えられた力を自分勝手に使っているだけにすぎん...そんな身勝手な愚か者には相応しい最後だ...」

龍治「そ、そんな...」

チカ「いい加減諦めたらどうですか?」

隼人「さあ、自らの運命を受け入れろ...」

龍治「うううおおおあああああ......!!!」

龍治の断末魔とともに小惑星ごとマスドライバーは完全に消えた。

ガイン「...舞人、ターゲットロスト...小惑星は完全に消滅した...」

舞人「あ、ああ...な、なんてロボットなんだ...グランゾン...」

この光景にその場にいたメンバーは言葉を失った。

小恋「......」

茜「......」

ななか「こ、怖い...」

杏「あんなのが暴れたら確かに地球が無くなるわね...」

桜姫「...隼人さんは絶対に敵に回したくないってよくわかった気がする...」

麻耶「...よくもあんな化け物ロボットが作れるわね...」

エリカ「まったくですわ...(あんな化けの物ロボット...私の星でも絶対に製造できませんわ...)」

稟「...相変わらず、規格外だな...」

沙織「まったく、隼人は容赦ないわね...」

深雪「お疲れ様です、お兄様...」

隼人「ああ、ありがとう深雪...」

真由美「まあ、でもこれでようやく終わったわね...」

こうして最後にグランゾンの恐怖と強さを思い知りつつ桜内音姫の救出作戦は無事完了した。


そして...

義之「......」

音姫「......」

義之と音姫は元の姿をに戻り、ようやく対面を果たした。

義之「音姉...」

音姫「弟くん...」

二人は徐々に距離を詰めていき...

義之「...音姉!」

音姫「...弟くん!」

お互いの名前を呼びながら抱き合った。

音姫「...嬉しい...またこうして弟くんの体温を感じられるのが...」

義之「...俺もそうだ...あの時とは逆になったけど...おかえり音姉...!」

音姫「うん...ただいま、弟くん...!」

こうして二人は再会を喜び合った。

ロア『(...よかったな、義之...)』

舞人「やったな、稟...」

稟「ああ、ホントによかった...」

そう言って、二人も安堵の表情を浮かべた。

舞人「それより稟、元気だったか?」

稟「それはこっちの台詞だ、お前の方こそ元気だったか?」

舞人「俺の11番目のキャッチフレーズを忘れたか?」

稟「忘れるかよ、不死身のタフガイ旋風寺舞人だろ?」

舞人「その通りさ、この通りピンピンしてるよ。」

稟「そうか、まあお前らしいな。」

そう言って、二人はグータッチを交わして、親しそうに話をしていた。

桜姫「稟さんと話しをしている人がマイトガインのパイロットなんですか?」

沙織「ええ、そうよ。」

麻耶「...どこかで見たことあると思ったけど...あれって旋風寺コンツェルンの若き総帥の旋風寺舞人じゃないの?」

水越「ええ!?あの噂の若きプリンス!?」

杏「...言われてみれば...なるほどね...マイトガインはあの会社の所有物だったのね...でもそう考えればいろいろ納得できるわね...」

美夏「杏先輩、どういうことだ?」

杏「美夏、普通に考えてみなさい...あれだけのロボットを何度も使えるようにするにはそれ相応のお金がかかるわ...」

麻耶「...なるほどね、旋風寺コンツェルンの財力は世界トップクラス...その財力で維持していたわけね...」

杏「そう言うことよ。」

美夏「なるほど、確かに。」

桜姫「稟さんとはお友達なんですか?」

真由美「ええ、なんでも中学生の時にヌーベルトキオシティで行われたデュエル大会で土見君が出場して優勝した時に招待客として来ていた旋風寺君が気になって話しかけたのがきっかけだったみたいよ。」

ななか「...昔からデュエル大会で優勝してたんだ...」

小恋「チャンピオンってのはやっぱり伊達じゃないね。」

まゆき「まあ、何はともあれ音姫が帰ってきてほんとによかった...」

由夢「そうですね...よかったね...お姉ちゃん...兄さん...」

さくら「これにて一件落着だね。」

立夏「ええ、これでようやく肩の荷が下りたかな?」

清隆「そうですね、これでようやく終わったのか...」

そんな話をしながら今回の事件は終わりを迎え、今回の事件に立ち会ったメンバーは今後何かあれば力になると約束してそれぞれ帰っていった。

そして、舞人もガインと一緒に帰る準備をしていた。

稟「それじゃ、舞人、浜田やサリーちゃんによろしく。」

舞人「ああ、稟も楓ちゃんや桜ちゃんによろしくって、伝えてくれ。」

クロ「またニャ、舞人。」

舞人「クロとシロもな、そうだ今度稟達と一緒に家に来るときは青木さんに頼んで大トロの刺身を用意しておくよ。」

シロ「ホントかニャ!楽しみにしてるニャ。」

舞人「ああ、約束だ、それじゃガイン行こうか?」

ガイン「了解、舞人。それじゃ稟達もまた会おう。」

稟「ああ、ボンバーズやダイバーズ、それにガンナーやブラックにもよろしく伝えてくれ。」

ガイン「ああ、伝えておくよ。」

そう言って、舞人とガインは帰って行った。

その後、隼人たちも帰り(ちなみに真由美と沙織は旋風寺重工の青戸工場へ向かった。)、稟、義之、音姫、桜姫の4人だけになり、改めてお礼を言われていた。

義之「いろいろと本当にありがとう。」

稟「いえ、俺は自分のすべきことをしただけです、音姫さんを本当に助けたのは義之さんの諦めない想いがあったからですよ。」

音姫「稟くん...」

桜姫「稟さん...」

クロ「稟、帰る準備ができたニャ。」

シロ「早く帰って、次の王者防衛戦の準備をしニャいと。」

稟「ああ、わかってる。それじゃ、俺はこれで...」

義之「ああ、本当にありがとう。」

音姫「また初音島に来てね?」

稟「はい、機会があれば必ず...」

そう言って、稟はサイバスターに乗って、光陽町に帰っていった。

桜姫「稟さん...」

そう言って、桜姫は少し寂しそうに去っていくサイバスターを見つめ続けていた。

そして、その光景を少し離れた場所で見ていた者たちがいた。

それは隼人、深雪、そして今回音姫の救出作戦を頼んだ音姫と由夢の祖父でもある朝倉純一がいた。

実は純一は枯れない桜から解放されたあと、イノセント次元に飛ばされておりそこで隼人と会い、神の使徒の一人となり若返ってイノセント次元で隼人に協力していた。

隼人「会っていかなくても良かったのですか?」

純一「なに、もう会えないわけじゃないさ、それにこっちには音夢や息子もいるし、俺がいなくても大丈夫だろう。」

隼人「なるほど、それで音夢さんたちにだけ会ったというわけですか?」

純一「ああ、それにしても俺が若返ってる知った時の音夢の驚きはなかったな...」

隼人「それはそうでしょう、あなたは私の力で若返らせた上に不老の状態にしたんですから...」

純一「しかし音夢のやつ、理由を聞いたらちゃっかり君に俺と同じように若返らせてもらったんだから...」

隼人「女性というものはいくつになっても美を追求したくなるものですよ。」

純一「まあ、そんなものか...それよりそろそろイノセント次元に帰ろうか?」

隼人「いえ、俺と深雪はこれから旋風寺重工へ行って、最終調整に立ち会わないといけないので...」

純一「そうだったな...確か、マイトガイン、マイトカイザー、マイトガンナー、ブラックマイトガインにトロニウム・レヴを搭載する予定なんだっけ?」

深雪「はい、トロニウム・レヴの方がトロニウムを安定させるには良いので...」

純一「確かダイバーズとボンバーズはネオプラズマ・ジェネレーターを搭載したんだっけ?」

隼人「ええ。これだけでも以前とは桁違いの力が出せます、それに勇者特急隊のメカすべてにゾル・オリハルコニウムとネオテスラ・ドライブを使って、防御力・機動力を大幅にアップしました。」

純一「確かブラックガインは元々それらのテストも兼ねての修復・改修だったな。」

隼人「ええ、おかげでそれぞれの機体自体の調整はほぼ済んでいます、あとはグレートマイトガイン時とパーフェクトモード時の調整とプラーナコンバーターと擬似プラーナコンバーターになりますが...」

純一「...相変わらず、色々とやるな...まあいいや、わかった、俺はかったるいし、先に戻ってるよ。」

そう言って、純一は次元移動装置でイノセント次元へと戻った。

その後、隼人と深雪は真由美、沙織と合流して、旋風寺重工へと向かった。


それから数日後...

桜内家では、稟の王者防衛戦の生放送を家族全員で見ていた。

MC「(さあ!いよいよデュエルは大詰めだ!果たして我がキング、土見稟は王座を守りぬくことができるのか!)」

稟「(俺はレベル6となったベイゴマックスにレベル1の赤目のダイスをチューニング!)」

MC「(おっと!ここでキングがシンクロ召喚だ!)」

稟「(その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て!シンクロ召喚!現れろ!レベル7!クリアウイング・シンクロ・ドラゴン!」

MC「(出た!キングのエースモンスター!クリアウイング・シンクロ・ドラゴンだ!)」

桜姫「来た!稟さんのクリアウイング・シンクロ・ドラゴン!」

音姫「これがクリアウイング・シンクロ・ドラゴン...」

稟「(行け!クリアウイング・シンクロ・ドラゴンでダイレクトアタック!)」

対戦相手「(ぐあああああ!)」

MC「(決まった!勝ったのは我が決闘王、土見稟!!またしても圧倒的な力で王者の椅子を守り抜いた!)」

観客「「「(土見!土見!土見!)」」」

音姫「凄いね、弟くん。」

義之「ああ、前にも見たことあるけどホントにうまい具合に臨機応変に対応できるタイプだよな...」

桜姫「.......」

桜姫は黙って稟の決闘の結果を見ていた。

義之「それにしても桜姫の奴、さっきからずっと見入ってるな...」

音姫「まあ、桜姫ちゃんもそういうお年頃になったんじゃないのかな?私は稟くんだったら桜姫ちゃんのこと任せられるけど...」

義之「...父親としては複雑だけど、まあ彼だったらなんとか我慢できるかな...」

音姫「クス、もう〜弟くんはいつまで経っても親バカだね。」

ロア『それだけ義之にはあの子が大事だということだな...』

義之「ロア...」

桜姫「...ねえ、パパ、ママ、ちょっとお話があるんだけど...」

そう言って、桜姫は義之と音姫にとんでもない相談を持ちかけてきた。