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ブレイブストライカーズ〜宿命を背負う者たち〜 - 第1話 現れろ!美しくも雄雄しき翼持つドラゴン

第1話 現れろ!美しくも雄雄しき翼持つドラゴン

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第1話 現れろ!美しくも雄雄しき翼持つドラゴン


稟の両親と楓の母が事故で亡くなってから5年の月日が流れ、ある日の一件で稟と楓の関係は修復され、以前のように関係が戻った。


芙蓉家

楓「それじゃ、少し買い物に出かけてきますね。」

稟「俺も一緒に行こうか?」

楓「いえ、稟くんは休んでいてください。」

稟「そうか、じゃあお言葉に甘えさせてもらうよ。」

楓「はい、それじゃすぐ戻りますね、稟くん。」

そう言って、楓は出かけて行った。」

稟「さてと...それじゃそろそろ稽古を始めるか...」

そう言って、稟は木刀を持って表に出た。

稟「はあ!てい!」

稟は庭で木刀で剣術の稽古をしていた。

サイフィス『いい調子ですね、稟。』

稟「ありがとうサイフィス、ようやく表立って練習が出来るからな...」

サイフィス『稟...あなたはこの数年間、本当に苦労しましたね...』

稟「いや、俺はただ楓にどんな形でもいいから生きていて欲しいって思っただけだから...」

サイフィス『稟...あなたは...っ!』

とその時、サイフィスがなにかの異変に気がついた。

稟「どうした、サイフィス?」

サイフィス『稟!大変です!転生者がこの世界にやってきました!』

稟「何!?」

サイフィス『しかも、その者は楓の居るところに向かっています!』

稟「なんだって!?」

そう言って、稟は上着とディスクを持って楓のもとへ向かって行った。


近くの公園

楓「さて...これで必要なものは買いましたね...」

???「お前が芙蓉楓だな...」

とそこへ、見知らぬ男が楓の前に現れた。

楓「...誰ですか?」

転生者「誰でもいいだろう?俺はこれからお前のご主人様になる男だよ...」

楓「な、何を言ってるんですか!?」

そう言って、楓は少しずつ男と距離を取ろうとしたとき、稟が駆けつけて楓の前に立った。

稟「楓!」

楓「稟くん!?どうしてここに!?」」

稟「話は後だ!楓に手出しはさせない!」

そう言って、稟は自分のデュエルディスクを構えた。

転生者「ちぃ!せっかく後一歩というところで...!邪魔しやがって!」

そう言って、向こうもデュエルディスクを構えた。

転生者「この最強のオリ主であるこの俺様に戦いを挑むとはいい度胸だな?」

その言葉に稟の脳裏にはかつての記憶が蘇ってきた。

転生者「(さあ、ガキどもさっさとカードになっちまいな!)」

子供「(稟お兄ちゃん!助けて!)」

転生者「(はははは!あとはこいつらを始末すれば、俺たちがあの世界でオリ主になれるぜ!)」

イッセー「(ふざけるな!そんなことのために...あいつらを...!カードにしやがったのか!?)」

稟「...ふざけるな...!お前たちのせいで、あいつらは...絶対に許さない!」

楓「り、稟くん...」

楓は稟が今まで自分に見せたことのない怒りの表情を見せていた。

楓「(ど、どうして稟くんは、あそこまでの怒りを?)」

桜「楓ちゃん!稟くん!」

楓「桜ちゃん!」

転生者「よし!まさか二人共くるとはな...ちょうどいいぜ...(こいつを片付けたらこの二人に暗示をかけて俺のものに...)」

桜「な、なんなの、この人?」

稟「下がってろ、二人とも!」

桜「り、稟くん!?」

稟「後で話す!今はとりあえず、下がるんだ!」

桜・楓「「は、はい(う、うん)!」」

稟の強い口調に二人はそれに従い後ろに下がった。

二人が困惑している中、二人の決闘が始まった。



稟・転生者「「決闘!!」」



稟 LP 4000


転生者 LP 4000



稟「俺のターン!俺は手札からゴブリンドバーグを召喚!」



ゴブリンドバーグ ATK 1400

(レベル4 ATK 1400/DEF 0)



稟「このモンスターの召喚に成功した時、手札から手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する、ただしこの効果を使ったあとゴブリンドバークは守備表示なる!俺は手札かレベル3のチューナーモンスター、カオスエンドマスターを特殊召喚!」



カオスエンドマスター ATK 1500

(レベル3 ATK 1500/DEF 1000)



ゴブリンドバーグ ATK 1400→DEF 0



稟「俺はレベル4のゴブリンドバーグにレベル3のカオスエンドマスターをチューニング!」

転生者「レベル合計7か...」

稟「シンクロ召喚!現れろ!レベル7!ライトニング・ウォリアー!」



ライトニング・ウォリアー ATK 2400

(レベル7 ATK 2400/DEF 1200)



稟「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ!」


稟   LP 4000

手札  2

場   ライトニング・ウォリアー

伏せ  1枚



転生者「俺のターン!」



転生者 手札5→6


転生者「俺は手札から魔法カード「強欲で貪欲な壺」を発動し、この効果で俺はデッキの上から10枚のカードを除外し、さらに2枚ドローする。」



転生者 手札5→7




転生者「そして俺は手札から魔法カード「おろかな埋葬」を発動!このカードの効果によりデッキからサモン・リアクター・AIを墓地へ送る!」

稟「(サモン・リアクター・AIだと!?)」

転生者「さらに俺は手札から魔法カード「簡易融合」を発動し、エクストラデッキからレベル5以下の融合モンスターを融合召喚扱いで特殊召喚する!俺はレベル5の重装機甲パンツァードラゴンを融合召喚!」



転生者

LP4000→3000



重装機甲パンツァードラゴン DEF 2600

(レベル5 ATK 1000/DEF 2600)


転生者「さらに俺はレベル3のチューナーモンスターA・ジェネクス・バードマンを召喚!」



A・ジェネクス・バードマン ATK 1400

(レベル3 ATK 1400/DEF 400)



桜「あの人もチューナーモンスターを...」

楓「まさかシンクロ召喚を?」

稟「さっきサモン・リアクター・AIを墓地へ送ったということは...あのモンスターか!」

転生者「行くぜ!俺はレベル5重装機甲パンツァードラゴンとレベル3A・ジェネクス・バードマンをチューニング!闇したたる黄泉に沈みし戦船よ、怨念の碇を捨てて、光の世界に浮上せよ!シンクロ召喚!現れろ!ダーク・フラット・トップ!」



ダーク・フラット・トップ DEF3000

(レベル8 ATK 0/DEF 3000)



稟「ダーク・フラット・トップ...やっぱりそいつか...」

転生者「ほお〜、コイツの効果を知っているようだな...」

楓「守備力3000...稟くんのライトニング・ウォリアーの攻撃力じゃ倒せない...」

桜「でもあのモンスターも稟くんのライトニング・ウォリアーは倒せない...」

稟「いや、違う...!」

桜「え!?」

楓「稟くん!?」

幼馴染の真剣な表情に驚きを隠せない二人は相手を見た。

転生者「行くぜ!ダーク・フラット・トップの効果発動!こいつは1ターンに1度、自分の墓地の「リアクター」と名のついたモンスター、または「ジャイアント・ボマー・エアレイド」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する!俺はサモン・リアクター・AIを特殊召喚する!」


サモン・リアクター・AI ATK 2000

(レベル5 ATK 2000/DEF 1400)



転生者「そして、俺は魔法カード「サモンリアクター・ディストラクション」を発動!」




オリジナルカード 

魔法カード 「サモンリアクター・ディストラクション」

このカードは1ターンに一度しか発動できず、このカードを発動させるターン機械族モンスターしか特殊召喚できない、自分フィールド上に「サモン・リアクター・AI」が存在するとき、デッキから「トラップ・リアクター・RR」「マジック・リアクター・AID」の内どちらか1体を特殊召喚できる、またフィールド上に「ダーク・フラット・トップ」が存在する場合、デッキから「トラップ・リアクター・RR」「マジック・リアクター・AID」の2体を特殊召喚できる。


転生者「俺はこの効果によりデッキから「トラップ・リアクター・RR」「マジック・リアクター・AID」を特殊召喚する!」





マジック・リアクター・AID ATK 1200

(レベル3 ATK 1200/DEF 900)



トラップ・リアクター・RR DEF 1800

(レベル4 ATK 800/DEF 1800)



稟「...そいつらが揃ったということは...」

転生者「お前の考え通りだ!行くぜ!俺はサモン・リアクター・AIの効果によりサモン・リアクター・AI、トラップ・リアクター・RR、マジック・リアクター・AIDをそれぞれ1体ずつ墓地へ送る事で、自分の手札・デッキ・墓地から「ジャイアント・ボマー・エアレイド」1体を選んで特殊召喚する。




ジャイアント・ボマー・エアレイド ATK 3000

(レベル8 ATK 3000/DEF 2500)



楓・桜「「こ、攻撃力3000のモンスターを特殊召喚!?」」

稟「やっぱりコイツか!」

転生者「ジャイアント・ボマー・エアレイドの効果は知ってるよな?」

稟「...ああ...」

転生者「だったら食らいな!ジャイアント・ボマー・エアレイドの効果発動!1ターンに1度、手札を1枚墓地へ送る事で、相手フィールド上のカードを1枚を選択して破壊する!」

楓「ええ!?」

桜「それじゃ!?」

転生者「俺は手札を1枚墓地へ送り、てめえのライトニング・ウォリアーを破壊する!デス・ドロップ!」

ジャイアント・ボマー・エアレイドの効果によりライトニング・ウォリアーはいとも簡単に破壊された。

稟「くっ!ライトニング・ウォリアー!」

転生者「これでてめえのフィールドはガラ空きだ!(くくく...俺様には神が与えた驚異的な引きとチートカードの強さがある!だからこそ1ターンでこの状況を作り出すことができたんだ!)

桜「これで稟くんの場にモンスターが居なくなっちゃった...」

転生者「バトルだ!俺はジャイアント・ボマー・エアレイドでお前にダイレクトアタック!デス・エアレイド!」

楓「この攻撃が通ったら稟くんのライフは一気に1000ポイントになっちゃいます!?」

桜「稟くん!」

稟「(伏せカードの「シンクロ・スピリッツ」を使えば、俺へのダメージは防げる...だがそうすると素材を維持できなくなる...ここは耐える時だ!)」

転生者「吹っ飛べ!」

稟「ぐあああああ!」

稟はジャイアント・ボマー・エアレイドの攻撃をまともに受けて吹き飛ばされた。




LP4000→1000



楓「え!?」

桜「なんで立体映像で衝撃が!?」

稟「くっ...ほ、本物の衝撃だと...」

転生者「どうした?続行できないなら、サレンダーしても構わないぜ?」

稟「だ、誰が、お前のような、奴相手に...さ、サレンダーをするか...」

稟はフラフラしながら立ち上がろうとした。

楓・桜「「稟くん!」」

それを見た二人は、急いで稟に駆け寄ろうとしたが...

稟「く、来るな...」

楓・桜「「!?」」

二人を制止させた稟は自力で立ち上がった。

稟「...俺は二人を...楓と桜を絶対に守る!」

楓・桜「「稟くん...」」

稟「お、俺は罠カード「シンクロ・スピリッツ」を発動!自分の墓地に存在するシンクロモンスター1体を選択してゲームから除外する。さらに、除外したモンスターのシンクロ召喚に使用したモンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、この一組を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる!俺は墓地のライトニング・ウォリアーを除外し、その素材となったゴブリンドバーグとカオスエンドマスターを特殊召喚する!」



カオスエンドマスター DEF 1000


ゴブリンドバーグ DEF 0




転生者「なるほどな、次のターンでそいつらを素材に新たなシンクロモンスターを召喚するつもりだろうが、だがジャイアント・ボマー・エアレイドは相手ターンに1度、相手がモンスターの召喚・特殊召喚またはカードをセットした時、それを破壊し相手に800ポイントのダメージを与えることができる。」

稟「(だが俺のライフは1000ポイント...次のターンカードをセットするなりして一回効果を使わせれば、その効果はもう使えない...確かに俺はダメージを受けるがまだライフが200残る。)」

転生者「さらに俺は手札から永続魔法「運命の引き金」を発動!このカードは発動時、デッキの上のカードを1枚墓地へ送る、そして、相手がドローしたカードがこの時墓地へ送ったカードと同じ種類だった場合、相手のライフは半分になる、俺が今墓地へ送ったカードは魔法カード「悪夢の拷問部屋」。」

稟「何!?」

転生者「どうだこれでてめえは魔法カードを引いた瞬間、お前のライフは500ポイントになり、ジャイアント・ボマー・エアレイドの効果を受けたら終わりだ。俺はこれでターンエンドだ。」



転生者   LP 3000

手札     1枚

場     ジャイアント・ボマー・エアレイド

      ダーク・フラット・トップ

魔法カード 運命の引き金

伏せ    なし



楓「稟くん...」

桜「ど、どうすればいいの...」

稟「(くっ!これで俺が魔法カードを引いた途端に俺のライフは500...そうなるとジャイアント・ボマー・エアレイドの効果を耐えられなくなる...どうすれば...)」

それを見たサイフィスは稟に対して口を開いた。

サイフィス『...稟、今こそあなたの与えられた力の一つを開放します...』

稟「え!?」

???「グオオオオ!」

次の瞬間、どこからともなく雄叫びが稟の耳に聞こえてきた。

稟「な、なんだ今の声は!?」

すると稟のエクストラデッキが光り始め、そして稟の脳裏に一体のドラゴンの姿が浮かび上がった。

稟「っ!い、今のは...!?」

すると稟の背後にサイフィスが実体化して姿を現した。

桜「り、稟くんの背後に女の人が!?」

楓「だ、誰なんですか!?」

転生者「な、なんだあの女は!?あんな奴はいなかったはずだ!?」

転生者が驚いている中、楓はサイフィスに質問をした。

楓「あ、あなたは、一体...」

サイフィス『私の名は風の精霊サイフィス...』

楓「サイフィス...さん...?」

桜「風の精霊って...」

二人が驚いている中、サイフィスは稟の方へと向き直った。

サイフィス『さあ稟、今こそあなたの真の力をあの者に見せる時です。』

稟「...ああ、ありがとう、サイフィス...!俺のターン!」


稟 手札2→3


転生者「永続魔法「運命の引き金」の効果により、ドローしたカードを確認する。さあ〜見せてもらおうか...」

そう言われ、稟は引いたカードを見せた。


速攻魔法カード「エネミーコントローラー」


転生者「へ!ビンゴだ!魔法カードを引いたことでお前のライフは半分になる!」


LP1000→500


稟「ぐああああ!」

楓「稟くん!」

桜「これで稟くんのライフはわずか500...」

稟「くっ!これくらいのダメージはくれてやる!俺はレベル4のゴブリンドバーグとレベル3のカオスエンドマスターをチューニング!」

転生者「性懲りもなくシンクロ召喚か!?だが何を出そうが結果は同じだ!」

稟「その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て!シンクロ召喚!現れろ、レベル7!クリアウイング・シンクロ・ドラゴン!」

場が一瞬光り包まれるとそこには光り輝く翼を持った一体のドラゴンが姿を現した。



クリアウイング・シンクロ・ドラゴン ATK 2500

(レベル7 ATK 2500/DEF 2000)



転生者「な、なんだこのドラゴンは!?」

楓「綺麗...」

転生者「ふ、ふん!せっかくのシンクロモンスターだがこれで終わりだ!ジャイアント・ボマー・エアレイドの効果発動!相手ターンに一度モンスターが召喚・特殊召喚されたとき、そのモンスターを破壊して相手に800ポイントのダメージを与える!てめえのライフは残りわずか500!これで終わりだ!シャープ・シューティング!」

稟「それはどうかな?」

転生者「何!?」

稟「クリアウイング・シンクロ・ドラゴン効果発動!1ターンに一度、フィールド上のレベル5以上のモンスターが効果を発動したとき、その効果を無効にし、そのモンスターを破壊する!ダイクロイックミラー!」

ジャイアント・ボマー・エアレイドはクリアウイング・シンクロ・ドラゴンから放たれた光で破壊された。

転生者「お、俺のジャイアント・ボマー・エアレイドが!?」

桜「相手の効果を逆手にとって倒しちゃった。」

稟「そして、クリアウイング・シンクロ・ドラゴンはこのターンの終了までこの効果で破壊したモンスター攻撃力分自分の攻撃力をアップさせる。」



クリアウイング・シンクロ・ドラゴン

ATK2500→ATK5500



転生者「こ、攻撃力5500だと!?」

稟「覚悟しろ!これで終わりだ!俺は手札から速攻魔法「エネミーコントローラー」を発動し、ダーク・フラット・トップの表示形式を変更する!」



ダーク・フラット・トップ

DEF3000→ATK0



転生者「ダーク・フラット・トップが攻撃表示に!?」

稟「バトルだ!俺はクリアウイング・シンクロ・ドラゴンでダーク・フラット・トップを攻撃!」

稟の言葉にクリアウイング・シンクロ・ドラゴンは空高く飛び上がった。

稟「旋風のヘルダイブスラッシャー!」

クリアウイング・シンクロ・ドラゴンの鋭い翼によって、ダーク・フラット・トップが完全に撃墜された。

転生者「ぐあああああ!!」



転生者

LP3000→0(-1500)



WIN 稟



稟「か、勝った...」

そう言った瞬間、稟はその場に膝を付いた。

楓・桜「「稟くん!!」」

それを見た楓と桜が稟に駆け寄ってきた。

転生者「ば、馬鹿な...こ、このオリ主である俺が負けるなんて...まだだ、まだ次がある、次が...」

???「残念だが、お前のような奴に次はない。」

???「あなたのような方にこの世界を好きにさせるわけにはいきません。」

???「ようやく、僕も自分の役目を果たすことができるね...」

転生者「だ、誰だ!?」

とそこにいたのは、隼人、深雪、ブルーノの3人だった。

隼人「どうやら間に合ったようだな。」

楓「あ、あの〜...」

桜「あなたたちは...?」

楓と桜の二人が戸惑っている中、隼人を見て稟は驚いた。

稟「!?...隼人...兄さんなのか...?」

隼人「ああ...久しぶりだな...だが話はあとだ、深雪、稟の怪我を見てやってくれ。」

深雪「はい、お兄様。」

そう言って、深雪は稟の怪我の応急処置を始めた。

隼人「とりあえず、そこの奴の処理は俺がする。」

そう言って、隼人は自分のディスクを構えた。

転生者「な、何をする!?」

隼人「お前が稟にしようとしていたことだ、善人を甚振るような奴には情け無用だ。」

そう言って、隼人は転生者をカードに変えた。

楓・桜「「!?」」

楓と桜は隼人のとった行動に驚きを隠せなかった。

稟「に、兄さん、今のは!?」

隼人「そんなに警戒するな、俺はこいつに然るべき処置をしたんだ。」

稟「で、でも...!」

隼人「...まあ、お前の気持ちもわからなくはない...俺も最初は抵抗があったからな...」

稟「隼人兄さん...」

深雪「はい、これで大丈夫よ。」

そう言って、深雪は稟の応急処置を済ませた。

稟「あ、ありがとうございます...」

稟は静かに立ち上がって隼人を見た。

稟「隼人兄さん...」

隼人「久しぶりだな...稟...」

稟「そ、それで、隼人兄さん、その二人は...?」

深雪「あなたが土見稟君ね?私は天馬深雪、お兄様の妹よ。」

稟「に、兄さんの妹!?」

隼人「まあ、そういうことだ。」

ブルーノ「...こうして直接会うのは初めてだね?稟、僕の名はブルーノ。」

隼人「この人はこの世界でお前を陰ながら助けていたんだ。」

稟「そ、そうだったんですか...あ、ありがとうございます...」

桜「あ、あの〜この世界って、どういうことですか?」

隼人「...今からそれを説明しなければならない...稟、どこか落ち着いて話せる場所へ移動しよう...」

楓「あ、あの、それでしたら、どうぞ私の家に...」

隼人「そうか、ありがとう、それじゃ移動しよう...」

そう言って、一同は芙蓉家に移動した。