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ブレイブストライカーズ〜宿命を背負う者たち〜 - 第3話 正義の魔法使いと絆を紡ぐ者

第3話 正義の魔法使いと絆を紡ぐ者

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第3話 正義の魔法使いと絆を紡ぐ者


稟がサイバスターの操者となり、数年の時が流れ、その時間の中でともに仲間となったヌーベルトキオシティの勇者特急隊とともにブラックノワールの野望を叩き潰してから一か月が経過し、今稟はある任務のために一人「初音島」に来ていた...


初音島

桜内義之が最愛の妻である桜内音姫を救うためにここを旅立ってから早くも1年の歳月が流れていた...

稟「真由美さん、現地に到着しました。」

真由美『ご苦労様、土見くん、それじゃ次は桜内桜姫ちゃんって子を探してくれない?』

稟「わかりました。」

そう言って、稟は通信を切った。

クロ「稟、サイバスターはとりあえず隠したニャ。」

稟「ああ、わかった、これで万が一必要になったらこのカードをディスクにセットすれば一瞬で俺の近くにサイバスターを転送できる。」

クロ「...相変わらず、隼人の持っている技術は凄いニャ...」

シロ「それよりこれからどうやってその子を探すニャ?」

稟「とりあえず、その子が通ってる風見学園ってところへ行けばなんとかなるだろう。」

クロ「こういう時ほど稟が方向音痴じゃニャくてよかったニャ...」

シロ「マサキだったら、いつになったら着くか見当が付かないニャ...」

稟「そう言うなって、マサキさんにはマサキさんのいいところがある...俺だってあの人の凄さは精霊界の修行で身に染みたし...」

シロ「...それよりも勇者特急隊は大丈夫かニャ?」

クロ「あんな戦いの後だったし...サイバスターは幸い、沙織のおかげで大丈夫だったけど...」

稟「大丈夫さ、あの勇者たちならきっと復活するさ、それに兄さんがいろいろと技術提供を行ったらしいからさらに頼もしくなってくるさ...」

クロ「そうね、稟の言うとおりニャ。」

稟「さあ、おしゃべりは終わりだ、行こう。」

そう言って、稟は自身のD・ホイールである「シャイニング・クロニクル」を走らせ目的地へと向かった。


桜の木の前

桜姫「ママ...1ヵ月前に起こった世界中を混乱させたあの事件が終わってようやくここに来ることができたよ...これでパパがママを助ける方法を見つけて帰ってくれば、また3人一緒だね...」

???「君が桜内桜姫か?」

そこへ、妙に顔の整った男が現れた。

桜姫「だ、誰!?」

???「俺の名は有馬龍治、君を探していたんだよ(ニコ)」

そう言って、龍治は妙な笑顔(劣化ニコポ)を使った。

桜姫「(な、なんなの、すごい寒気を感じるのは...?)わ、私に何か用?」

そう言って、桜姫は距離を取り始めた。

龍治「なあに、君のお母さんを助けてあげようと思ってね...」

桜姫「ママを!?」

龍治「ああ、ホントだ...その代わり...」

桜姫「その代わり?」

龍治「君には俺の物になってもらうよ...」

そう言って、龍治は邪神からもらった力で桜姫に催眠暗示をかけようとして瞳を見つめようとしたが、しかし桜姫は本能で嫌な予感を感じ取り龍治の瞳から目を逸らし距離を取った。

桜姫「...なんだかわからないけど!あなたの言葉は信用できません!失礼します!」

そう言って、桜姫はその場から離れた。

龍治「ちぃ!逃がすか!」

そう言って、龍治は桜姫を追い始めた。

とそこへ、稟が近くを通りかかった。

シロ「稟!あれは!?」

稟「女の子が追われてる!?それにあいつは!転生者か!?あいつらこんなところにも!」

稟は男が転生者であることを見抜き、すぐに事態を把握した。

クロ「稟、急ぐニャ!」

稟「言われるまでもない!」

そう言って、稟はシャイニング・クロニクルを走らせて桜姫の元へと向かった。

一方、桜姫のほうは男から逃れようと必死に逃げていたが、自分の力が使えないことに戸惑っていた。

桜姫「(私の力が使えない!?)」

龍治「(桜姫が魔法使いなのはわかっていたからな、だからこのあたり一帯に魔法が使えないように結界を張らせてもらったぜ...この隙に俺の魅力で身も心も俺の物に...)」

桜姫「(...助けて!ママ...パパ!)」

稟「待て!」

桜姫「え!?」

龍治「な、なんだ!?」

そこへ、シャイニング・クロニクルに乗った稟が現れた。

稟「俺は手札からSR メンコートを特殊召喚!」

稟は即座にディスクを立ち上げ、メンコートを壁として出現させた。

龍治「モ、モンスターが実体化した!?そ、それに身体が...」

稟が召喚したメンコートの力で龍治は一時的に膝を着く形となった。

桜姫「あ、あなたは一体...?」

龍治「て、てめえ...いったい何もんだ!?」

稟「俺は土見稟。」

龍治「つ、土見稟だと!?(ちょっとまて、なんでSHUFFLE!のリア充主人公の土見稟がどうしてここに?しかもどうしてD・ホイールに乗ってやがるんだ!?)」

桜姫「土見稟って、あのデュエルモンスターズの世界チャンピオンの!?で、でもどうしてここに!?」

龍治「(土見稟がデュエルモンスターズの世界チャンピオンだと!?いったいどうなってやがる!?)」

稟「話は後だ、これを被って!後ろに乗って!」

桜姫「え、は、はい!」

そう言って、稟は桜姫に向かってヘルメットを渡し、自分のD・ホイールの後ろに乗せた。

稟「しっかり捕まってろ!」

桜姫「は、はい!」

そう言って、稟はD・ホイールを走らせ、その場から離れた。

龍治「野郎!折角のチャンスをよくも!てめえから潰してやるぜ!」

そう言って、龍治も腕のブレスを操作してバイクを出現させ、稟達の後を追い始めた。


桜公園

由夢「桜姫ちゃん、遅いな...」

さくら「何かあったのかな...」

そう言って、二人は帰りの遅い桜姫を心配して探していた。

とそこへ、D・ホイールに乗った稟と桜姫、そして、それを追うバイクに乗った龍治が現れた。

由夢「桜姫ちゃん!」

さくら「それより、あの子は誰!?」

龍治「逃がさねえぜ!」

稟「しつこい奴だな!やむを得ないか!俺は手札から三つ目のダイスを召喚!」

そう言って、稟は三つ目のダイスを召喚した。

稟「俺はレベル4のメンコートにレベル3の三つ目のダイスをチューニング!」

桜姫「稟さんは一体何を?」

稟「その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て!シンクロ召喚!現れろ!レベル7!クリアウイング・シンクロ・ドラゴン!」

クリアウイング「グオオオオ!」

光の中から白き竜が姿を現した。

龍治「な、なんだこのドラゴンは!?」

さくら「な、何、あれ!?」

桜姫「綺麗...」

由夢「あれ?でもどこかで見たことあるような...」

桜姫たちが見とれている中、稟はクリアウイングに指示を出した。

稟「行け!クリアウイング・シンクロ・ドラゴン!」

稟の言葉に合わせるかのようにクリアウイングは宙を舞い始めた。

稟「旋風のヘルダイブスラッシャー!」

そしてその翼を回転しながら龍治に突っ込んだ。

龍治「ちぃ!仕方がねえ!」

そう言って龍治はバイクを捨てて回避した。

その後、龍治の乗っていたバイクは原形を留めず大破した。

龍治「ちぃ!こうなったら次の手段だ!」

そう言って、龍治は腕に着いている装置を操作して、その場から消えた。

稟「逃がしたか...とりあえず兄さんに連絡を送っておくか...それよりも...」

そう言って、稟は桜姫に優しく問いかけた。

稟「大丈夫だったか?」

桜姫「は、はい...あ、ありがとうございました...////」

桜姫は稟の言葉にドキッとしながらも顔を赤らめながら稟に礼を言った。

さくら「(ありゃ〜桜姫ちゃんにも春が来たかな?)」

由夢「(ふ〜ん...こりゃ兄さんが帰ってきた時のいいネタが生まれたかな?)」

その光景を微笑ましく二人は見ていた。

さくら「ところで君は誰?」

稟「俺は土見稟って言います。」

由夢「土見稟って、あのデュエルモンスターズの世界チャンピオンの!?」

稟「え、ええ、世間一般ではそう言われていますね...///」

稟は照れ臭そうに答えた。

さくら「そんな人がどうして初音島に?」

稟「実は、桜内桜姫って人を探しているんですけど...知らないですか?」

その言葉に3人は驚きを隠せなかった。

桜姫「どうして私を知っているんですか!?」

稟「え!?君がそうだったのか!?」

稟もまさか助けたのが当の本人だったとは思ってもみなかった。

稟「実は俺はある人から桜姫ちゃんを探していてね...君と君のお母さんを助けるためにね...」

桜姫「え!?」

由夢「お姉ちゃんを助けるため!?」

さくら「それより音姫ちゃんを助ける方法を知ってるの!?」

???「落ち着いて、私が詳しくお話しますから。」

とそこへ、沙織が到着した。

沙織「お待たせ、稟。」

稟「沙織姉さん。」

桜姫「あなたは?」

沙織「私は如月沙織、FLT(フォア・リーブス・テクノロジー)の開発部最高責任者です。」

由夢「FLT(フォア・リーブス・テクノロジー)って、あの世界的な大企業の!?」

沙織「ええ、私たちはあなたたちを救うために来たの、今からそれを説明します...」

そう言って、沙織が3人に説明を始めた。


一方...その頃、遠く離れたイギリスでは...

ロンドン 風見鶏

ここロンドンの地下にある魔法学校、義之はここで妻の音姫と娘の桜姫を苦しめている正義の魔法使いの力の呪いの解決策を模索していた。

???「あなたが桜内義之ですね?」

義之「...あんたは?」

隼人「警戒しなくていい、私はあなたの大切な人を救うための方法があることを教えに来た。」

義之「!?...音姉を助ける方法があるのか!?」

隼人「ああ、それとあなたの娘の桜内桜姫...彼女も...」

義之「桜姫も!?...あんたはいったい...」

隼人「天馬隼人...この世界には表向きには存在しないペガサス・コーポレーションの現社長だ...」

義之「こ、この世界って!?」

隼人「そうだ、私は別の次元世界からあなたのいる世界にやってきた。」

そう言って、隼人はこの世界の真実を包み隠さず話し始めた。

義之「この世界が複数の次元世界の一つ...」

隼人「...信じられないかもしれませんが事実です...」

義之「...これまでの話を総合すると信じるしかないな...しかし、一つ教えてくれ、なぜそのことをアンタは知っているんだ?」

隼人「...私のある知人から頼まれたとだけ言っておきましょう...」

義之「知人?いったい誰だ?」

隼人「それは本人から伏せて欲しいとの要望だったのですみませんが教えることはできません...」

義之「そ、そうか...」

隼人「...それとこれは私からですが、ただ一つだけお願いがあります。」

義之「お願い?」

隼人「ええ、この世界にいる私の弟の力になって欲しいということです...」

義之「あんたの弟?」

隼人「ええ、土見稟と言えば、お分かりでしょう?」

義之「なに!?あのデュエルモンスターズの世界チャンピオンの土見稟の知り合いだったのか!?」

隼人「はい、彼は俺の弟のような存在、彼はこの世界を命を懸けて守る使命を帯びています...」

義之「命を懸けて!?」

隼人「ええ、ですから彼の力になった欲しいんです...」

そう言って、隼人は義之に頭を下げてお願いした。

義之「...わかった...その願い、引き受けた...その代わり...」

隼人「ええ、あなたの妻と娘...桜内音姫と桜内桜姫の二人は必ず救います...」

こうして、交渉は成立した。

隼人「では、初音島に向かいましょう。」

義之「今から?」

隼人「ええ、善は急げですからね、それに先ほど弟からの連絡で面倒な輩がいるとの情報を受け取りましたのでね。」

深雪「お兄様、お待たせしました。」

そこへ、深雪が転移してこの場に現れた。

隼人「いや、こちらも話がちょうど終わったところだ...」

義之「この人は?」

隼人「こちらは俺の妹の深雪です。」

深雪「天馬深雪です。よろしくお願いします。」

義之「よ、よろしく...(すげえ美人だな...)」

隼人「それより深雪、向こうの準備は整ったようだな。」

深雪「はい、沙織さんが現地に到着したそうです。それと真由美さんもまもなく到着するそうです...」

隼人「そうか、それじゃ我々も向かうとしよう。」

そう言って、深雪は義之にデュエルディスクを渡した。

義之「これって、デュエルディスク?」

深雪「はい、このデュエルディスクには空間移動装置と次元移動装置を搭載した新型のディスクです。」

義之「...話を聞く限り、すごい高性能な機械だな...」

隼人「まあ、その話をは後にして、このカードをお渡しします。」

そう言って、隼人は一枚のカードを義之に渡した。

義之「これは?」

隼人「そのカードには初音島の座標データが記録されています。そのデュエルディスクにそのカードをセットしてください、その後、その点滅しているボタンを押せば初音島まで瞬時に移動することができます。」

義之「わ、わかった。」

そう言って、義之は言われたとおりにカードをセットした。

義之「これでいいのか?」

隼人「はい、それであとはその中心のスイッチを押せば初音島に到着します。」

義之「わかった...(待ってろよ、桜姫...そして、音姉...!)」

そして、3人は転移装置を起動させるとその場から3人の姿は消えた。