何も無い、赤い空が広がる荒野。
そこに立つ1人の赤い巨人……「ウルトラマンガイア」は蛇の様な怪獣「ヴィジョンの龍」と戦っている。
それを空中を漂い、ガイアとヴィジョンの龍との戦いを見ている1人の少年がいた。
名を「高山(たかやま)ツトム」
「ジュア!!」
ヴィジョンの龍がガイアに巻きつこうとするがガイアはヴィジョンの龍から離れ、光を溜め、頭から鞭のような光の刃を放つ必殺技「フォトンエッジ」をガイアはヴィジョンの龍へと放ち、それを喰らったヴィジョンの龍は爆発した。
ヴィジョンの龍を倒したガイアはツトムの方へと振り返る。
「ウル……トラマン……」
ツトムは目を見開いてガイアをウルトラマンと呼び、ガイアはツトムを見る。
そして……ツトムは赤い光の中へと吸い込まれる。
「ウルトラマン!!」
そこでツトムの目が覚め、今は自分が通っている学校の授業中だったことが分かった。
しかも大声で寝惚けて立ち上がった為、周りから笑い声が聞こえる。
「あ、アレ?」
その後、担任の教師からこっ酷く怒られたのは言うまでも無い……。
「はぁ」
ため息を吐くツトムに彼の隣に座っていた小さなツインテールの茶髪の少女「高町(たかまち)なのは」がツトムに話しかける。
「ねえ、ツトムくん。 ウルトラマンって何?」
「えっ? えっと〜、なんだろう?」
なのはの質問に苦笑しながら首を傾げるツトム。
*
そしてこことは違う、別の世界では……。
「俺は……誰だ?」
ツトムやなのはとそう年の変わらない少年が自然に溢れる場所に立っており、なぜ自分がここにいるのか、自分は何者なのか、全く分からなかった。
ただ名前を除いては……。
「『藤崎(ふじさき)ヒロヤ』……このかすかに覚えてるのが俺の名前なのか?」
その時、背後に気配を感じ、振り返るとそこには金髪で黒い服を着た少女が立っている。
「あなたは……?」
「君は……?」
「わ、私は……フェイト・テスタロッサ」
戸惑いつつフェイトはつい名乗ってしまい、ヒロヤも自分の名前を名乗る。
その時、一瞬だけヒロヤのつけているブレスレットのようなものが光った。
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「ツトム」という名前はガイアの映画に登場した勉少年の名前を元にしています。