オリマーの目線の先には、大きなボールが転がっていた。ボールには赤い線が二本引いてあった。
これを見ると無性に打ったり投げたりしたくなった(野球の球)
「何か凄い芸術を感じるな。よしお土産として持っておくか」
オリマーはピクミンに指示をだし、運ばせた。30人でも十分に持ち上がり割とスムーズに運んでいく。
宇宙船を止めている切り株の場所まで来たところでオリマーは思い出した
「(あの細い道をお宝を運んでいるピクミン達が通れるのか・?)」
しかし、問題も無くピクミンは切り株を上っていく。この程度の大きさのお宝なら通行できた。
(そして最初のお宝を回収した。初号機が居ないので私が付けることにした。何かとても厳しく青春を感じる。そんなこのボールを私は「熱血球」と付けることにした。価値は・・わからないが)
オリマーはお宝を回収するとまだ昼前なのにもかかわらず、ピクミンを全員戻した。
「この数だと、草原のチャッピーたちを倒すのは危険だ。とりあえず一人で草原の奥まで進んでみるか」
オリマーは一人で草原へ走り出した。昨日と同じようにチャッピーの群れが居た。寝ているので簡単に通行できた。
10分ほど歩くと、土の壁が見えてきた。今ピクミンをつれていないオリマーには、破壊できないが近くの切り株に少しばかり隙間があった。そこを通りオリマーは、土の道を進んでいった。
「ここら辺はちょっとだけ見覚えがあるな・・」
そうここの道だけは、前回探索した「希望の森」「目覚めの森」の道に似ていた。
(大体、白の花園とかけだものの穴があるところ)道を進むと、さっき赤ピクミンのオニヨンがあったところと同じような地形の場所に出た
今度はペレットもオニヨンも無く、静かなところだった。オリマーは突然眠気に襲われた。
「眠る気は無いが、雲ひとつない空だ。ちょっと寝転んで見るか」
ここで寝転んだのが間違いだった。ちょっと空を眺めるはずだったオリマーは、そのまま寝てしまった。、
数時間後オリマーは目を覚ました。
「っは!!。どうやら寝ていたみたいだ。」
辺りはもう日が沈みかけていた。
「どうしよう。もう時間がない」
オリマーが焦っていると北西の方向からオニヨンが飛び立って行くのをうっすらと確認できた。いつもより上空へ避難するのがちょっと早い。
「オニヨンは避難したか。早く私も戻らなければ」
オリマーが戻ろうと走った瞬間。オニヨンが飛んでくる音が聞こえた。
「あれは・・!!」
オリマーは思わず振り返った。もう日没のはずなのに、オニヨンが降りてきたのだ。振り返らずには居られない。
「このオニヨンの色は・・」