探索二日目。
オリマーは、今日は昨日、日没寸前に見たオニヨンを探すべく、ドル
フィン号から見て東へ向かっていた。ちなみに昨日の大草原へは、南へまっすぐだ。
「やはり、野生のピクミンは、夜になると勝手に避難するみたいだな。おっとオニヨンも生き物だったか」
しばらく、歩くとオリマーの目の前には、大きな缶が倒れていたり、中央に小さな水溜りがありクローバーがあたりにちらほらと生えている土のフィールドだった。広さは、ドルフィン号を置いているエリアよりちょっと広い感じで、昨日の草原とは見かけも広さも違った。
良く辺りを見合わせてみると、アカコチャッピーが誰かと戦っているのが解った
「!!あれは、赤ピクミン」
そう戦っているのは、赤ピクミンだった、オリマーの位置からは5匹確認できた。
戦っているのは4匹で、1匹は戦いの指示をしているような感じだった。あれは群れのリーダーなのだろうか。前に来た時は、5匹で力をあわせて戦っていたのに。
やはりピクミンは、リーダーが居ないとうまくやっていけないのだろうか。オリマーは疑問に思っていた。
アカコチャッピーは、体を振りピクミンを振り払う。リーダーのピクミンは振り払われたピクミン達を掛け声で集合させた。
そして距離をとり、背後に回ってまたリーダーが掛け声を掛ける。同じ掛け声だが、ピクミン達には独特の聞こえ方があるのだろうとオリマーは思った。
数秒後、特にオリマーが力を貸すことも無くアカコチャッピーは倒れた。そして驚いたのは次の瞬間である。なんと4匹のピクミンは倒したアカコチャッピーを運び始めた。リーダーのピクミンは、近くにあったペレット草を落とし運び出した。
オリマーは、ついていけばオニヨンの場所がわかる。と思い黙って後ろを付いて行った。
草むらを越えるとオニヨンが見えた。割と拠点からは離れていなかった。 そしてオニヨンの目の前には、座って休憩している5匹の赤ピクミンの
姿があった。
「5匹だけじゃなかったのか」
ペレットとアカコチャッピーをオニヨンに入れると、5つの芽を吹き出した。オリマーは引き抜きたいと思ったが、ぐっと我慢した。 なぜなら、ピクミン達が自分たちで引き抜くと思ったからだ。
芽が出てくると、さっきのリーダーピクミンが残りの9匹に集合かけた。するとピクミン達は自分たちの仲間を2匹ずつで協力して抜いていった。オリマーの予想通りだった、今までどうやってピクミンを増やしていたのか、引っこ抜いていたのか、謎が一気に解けてオリマーはとても嬉しそうな笑みを浮かべた。そして、全員引っこ抜いたことを確認すると、オリマーは笛を吹いた。
そうすると15匹全員が集まってきた。やっぱり笛の音に反応するようだ。
「よし、1年ぶりにピクミンを扱う。ここら辺に生えているペレット草で腕慣らしでもするか」
オリマーはあたりに生えているペレット草に次々とピクミンを当て、運んでいく。ちょっと高いところにある5ペレットもピクミンがいればらくらく運べる。
今度は自分で引き抜き30匹までピクミンを増やすと、近くにあったボールに目を向けた。