潤「なぁ・・・もうそろそろ新しいこと始めてみれば?このままじゃアイツも悲しむよ?」
松本潤がいうアイツとは嵐の元メンバー相葉雅紀、彼のことである。
翔「そんなこと分かってるけど・・・他のこと始めちゃったら雅紀のこと忘れそうで怖いんだよ・・・」
彼、櫻井翔は公表はしていないが相葉雅紀と付き合っていた。
和「もう5年も経つんですよ?いつまでもそのままでいるつもりなんですか?」
5年とは相葉が死んでからの年月である。
翔「っ・・・このままで良いなんて思ってないけどさぁ・・気持ちの整理ができないんだよっ・・・」
そう、櫻井の時間は相葉が亡くなった日から進んでいないのだ。
智「でもね?翔君。おいら達も翔君ぐらい苦しい思いしたけどしっかり割り切って自分の時計、動かしてるんだよ?だからさ、翔君もこの5年ってのを境にして時間進めよう?」
櫻井は他のメンバー・相葉のファン・関係者とは違いいつまでも相葉の死を受け入れられずこの5年という長い年月を経てもまだなお進めないでいる。
それを他のメンバーは心配し櫻井の時計をもう一度進めてやろうとしているのである。
翔「・・・俺にはまだ無理なんだよ・・・あの日俺が雅紀とつまんないことでケンカなんかしてなきゃ雅紀は死ななかった・・・雨なんか降ってなきゃトラックの運転ミスなんて起きなかった・・・俺が雅紀のこと引き止めてれば・・・雅紀は死ななかった!!・・・全部・・全部俺が悪いんだよ・・・雅紀は死んじゃダメな存在だったんだよ・・・雅紀が死ぬんじゃなくて俺が死ねば良かったんだよ!!」
櫻井は悲痛な叫びをあげ泣き崩れた。 その時、室内にバシッと乾いた音が鳴り櫻井の頬に鈍い痛みが走った。
潤「っざけんなよ!!相葉ちゃんが死ぬんじゃなくて自分が死ねばよかったって?・・・マジでいい加減にしろよ・・・相葉ちゃんが死んだのは不運だったんだよ!たまたま悪いことが重なって誰にも防げなかったんだよ・・・だから自分が死ねばよかったとか・・軽々しく言ってんじゃねぇよ!」
松本は拳を固く握りしめ息を荒くして言った。
和「潤君・・・気持ちは分かりますけど・・何もそこまでやらなくても・・」
潤「うるせぇよ!今の翔君見てっとイライラしてしかたねぇんだよ!」
翔「・・・みんな・・ごめん・・俺ちょっと1人になりたいから屋上行って来る」
櫻井はそう告げるとまるで意識は別の方に行っているようにフラフラとした足取りで出ていった。